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テーマ詩集:言葉

言葉まで奪う想い

作者: 歌川 詩季

「背中」って、意外によく使います。

 嘘つきと強がりを毎日

 はぐれたら夕暮れに迷う

 さよならの次には おはようが

 待ってると信じてた 無邪気なあの頃に


 どうやっても 戻れはしないだろ

 寂しさを(ぬぐ)えても ひび割れは残るから


 背中をあわせて ちぐはぐな二人

 振り向いて確かめる 手をのばせば其処に

 瞳を重ねて ぴたりとくる二人

 伝わると信じたら 唇をふさぐ


 言葉まで奪う想い



 願わくば綺麗なだけの過去

 痛みなど知らなくていいさ

 泣き顔をいちばん憶えてる

 微笑みが戻るなら この身を切るのに


 こんなふうに いつまで続けるの?

()きしめて くちづけて」聞こえないふりをする


 背中をあずけて あべこべな夜も

 振り向くの待たないで 指先が絡んだ

 瞳をそらして ひやりとする夜は

 もの言わぬ唇が 触れれば伝わる


 言葉まで奪う想い

 言葉に頼りきりなのは、私自身だったりします(苦笑)

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