橋のしたの秘密
さて、サボるか
そう思いながらぽかぽか陽気の中さくらに歓迎されるかのように橋の下へ向かう
ほんっと...
いい場所だな
朝早く目覚ましに起こされた時間を取り戻すか
そう思い目を閉じた
目を
閉じ
ーどすっ!!!!!!
ぐっ?!?!?!?!
いってええええええええええ!!!!
あまりの痛さに声を荒げてしまった
上からお腹めがけて何かが飛んできたのだった
な、?!
『いったぁ...』はー....
ため息混じりのその声に反応し、閉じためをあける
お、女の子????それも同じ制服をきて、同じ色のバッチをつけている
その女の子は
顔を青ざめ、俺のお腹に横たわっている
『いったぁじゃねえー!!!!!』
いたいのは俺だ!!!!
初対面に向かって申し訳なかったが、思いっきり怒鳴ってやった
すいません、の一言はないのか!!!
...ん?
どうやら、この痛みはこの女の子をめいいっぱいお腹で受け止めたから、らしい
『お、お前、、上から落ちてきたのか??
まぁそれはないか!!!!!』
ゲラゲラ笑ってやった
彼女は恥ずかしそうに体を震わせている
(あえて伝えはしないが経験者は語る....だ!)
ーーーぐっっっっ?!!!!!
お腹におもいっきりぐーぱんを喰らう
『ったく、汚れちゃったじゃない!
あんた失礼ね!
名前は??』
この女、初対面にパンチだと?!
呆気に取られてるうちに質問ときた
『と、知一..
北条 知一』
ふーん...
と女は頷いた
『えーっと、わたしは、、人間界の名前は...
何だったかしら?』
に、人間???
そういいながら何か手帳のようなものをぺらぺらめくり始めた
『あった。
これね。
赤羽、赤羽ゆうりよ』
手帳であろうその一ページを眺めながら自己紹介を続ける
やばい
こいつ
直感した
関わりたくねぇ
『あ、じゃぁ、おれ、行くから、
お前学校いけよ...』
そう言い残して立ち上がった