永遠の冒険っぽい物
ようやく投稿できた。
といっても作者、忙しかったために(期末テストが迫っていたOR受験がやばい)だったために即席で作ったためか、超グダグダになっています。
それが嫌な人は読むのを控えるように。
作者は責任とれないので…
では、即席ラーメンならず、即席小説をご覧あれ。
「あ~あ…遅くなっちまった、電車に取り遅れたし…帰るのは10時位になりそう」
行き成り表れて、愚痴を言っているのは、この物語の主人公、黒鳴 真である。
非常に簡潔に自己紹介をするのであれば、高校2年生で、変った所が有るとすれば、好奇心旺盛、何かと冒険心が有る、ということ位であろうか?他は別にテストの点数が悪いだとかそう言うのはなく、普通に2ちゃんねるやったり、ニコ動をみたりする、少しお宅気味な高校生であった、位であった。
「…おっ」
その時、そんな境井 真にとって、気にせずにはいられない存在が、これでもかという感じに現れたのであった。
「…分厚い古い本」
そう、真の目の前には、捨てるつもりなのか、本が家の前に山づみされていたのであった。
それだけであったのなら別に真は無反応で通り過ぎるだけであっただろうが、今回は違った、なぜならその山積みになった本の天辺にこれでもかという、高級そうな皮の分厚い本が有ったからである。
「…おおっ」
真はこの分厚い本を見て呟いた。
「…魔道書みたいだ」
…どうやら真には中二病という病にかかっていたようである。
「…」
そして、その中二病に掛かっていると思われる真は、辺りをきょろきょろと見渡すとしたあと。
「…よし誰もいない…ほんじゃま」
少し悪ガキっぽい笑顔を浮かべながら、真は天辺にある、その高級そうな皮の本を掴んだ。
「…どれどれ?」
真は興味本心的に本を開いた。そして!!
「…」
そして…こには、何も書いてなどいなかったのであった。まさしく真っ白と言う言葉がふさわしいと言う物。
「…じゆうちょう?」
真がそんなこの本を侮辱するような事を言った瞬間。
カッ!!
「の!はぁ?」
突然、テンプレのごとく、本が光り出したのである。
「は!ちょっとたんま!意味がわか…」
シュンッ!!
と、真は本と共に消えて行ってしまったのであった。
「…なんだ此処」
真は目をゴシゴシと摩りながら、倒れていた体を起し、目を覚ましたのであった。
「…って」
真は辺りを見渡して言った。
「…真っ白じゃん」
そう、辺りは一面真っ白だったのであった。
地面も、空も、壁も…360度、何処からどう見ても真っ白だったのである。
「…」
当然真は口を変えたままポカーンと目を点にさせていた。当り前であろう、誰でも本が光った後、目覚めたらこんな摩訶不思議な空間につれてこられたらこうなるであろう、そうじゃなかった方が可笑しい。
「…ん?」
しかし、そんなポカーンとしている真であったが、何かあったのであろうか、突然ポカーン体勢をやめたかと思うと、全速力で走りだした。
「おおっ、この本!!」
そう、突然走り出した理由、それは、例の突然光り出した例の本を発見したからなのであった。
「…」
真はすぐさまその本を手に取ると恐る恐るめくる、そしてそこには。
「…」
拝啓 境井 真
こんにちは、よくも!!じゆうちょうだなんて言いやがったなこのクソ雑魚蛇茄防弾皆無変態ロリコン野郎が!!仕返しに想像の世界に連れて言ってやったよ、ざまwwwwwwww。
とりあえず、この世界の事を説明してやるよ、この世界はな、アンタの創造した世界、つまり、真っ白なこの俺の本に、お前自身が物語を描くんだ。そうすれば俺もじゆうちょうなんて言う不名誉なものはなくなるしよ。
その自分で想像した世界を、冒険すればいいだけだから。
え?そんな事して何になる?目的でもあるの?て言うか元の世界に返しやがれ?
目的なんかねーよ、目的なんて言う価値観は俺には無いしね、元の世界?返すわけねーだろばーか、
お前はこの世界で、自分が描いた世界を、永遠に冒険するんだな。
敬具
「…はぁ?」
そんな、とぼけた様な真の哀れな声が…真っ白な空間に響き渡ったのであった。
「…したかない、想像するか」
真はあのメッセージを読み終えた後、これでもかと言うほど、泣いたり喚いたり、愚痴を言ったりしたのであったが、時がたてばそんなのも消え失せるものであり、ある意味自然なことであった、今では落ち着きを取り戻し、こうして本を掴みながら、そう言ったのであった。
「…」
相変わらずメッセージ以外なにも書いていないじゆちょ…超究極スーパーハイパーマスターゼロ式超次元超高級BOOK様殿下を取ったはいいが何をすればいいんだ?
心の中でも、恐れ多いのか、真はもはや悪愚痴とも言っていいほどの褒め言葉?を思いながらも、とりあえず、本に書いてあるように、世界を想像して見る事にしたのである。
「…とりあえず…ふふっ」
真はある事を思いついたのであろうか、不敵に笑いながら呟いた。
「…異世界転移主人公最強ハーレム物にするか」
真は如何にも小説家になろう的な発想をしたのであろうか、そう呟いた。
「さぁ…俺の妄そ…物語を…」
真は言い間違えそうになりながらも、先ほどとは全く違ったテンション高めに言った。
「具現化!!」
…はたから見たら変態にしか見えないが、真がそう信じてそうやった瞬間。
ぱああああああああ
「のわ!!!!!」
突然光が真っ白な部屋に響いたと思うと。
森が…如何にもファンタジー風味な風景が、広がっていたのであった。
「…」
真はまさか本当にこうなるとは思わなかったのであろうか、またもや先ほどの真っ白い空間で行ってしまった様な顔で、ポカーンと惚けていたのであった。
「…」
数十分くらい立っただろうか、ようやく余りのもの非現実的出来ごとによって停止してしまった思考…という名の機能を取り戻したのであろう真は、さっそく自らが得たはずであるチート能力とやらを試してみたのであった。
「ウルトラファイアーーー!!」
ボボボボボボボボボッ
次の瞬間、真の手のひらより発射された膨大な量の炎が、大地を燃やし、一瞬にして荒地と化してしまったのであった。
「…」
真はこれをみながら思った、これ喜びよりも恐怖の方が先立つのだが…と。
チートとか、俺最強とかにあこがれている真であったが、やっぱりと言うか、こんなのを目の前で見せつけられれば、やはりそう思いざる負えなかったのであった。
「きゃー」
そんな事を思って、先が思いやられている真に追い打ちをかけるように、まさしくテンプレの主人公チートものの王道とも思える様な悲鳴が真の耳を貫いたのであった。
「…」
一応、憧れていたし…こんなチート能力が有るんだから、大丈夫だろう、恐怖心が先立つ心を押さえながら、真は悲鳴が聞こえた方が方角へと走り出した。ちなみにその速度は100キロは軽く言ってた事は、真はもはやつっこまない事にしていた。
その速さのおかげか、一瞬にして悲鳴がした場所へ辿り着いた真は、とりあえず様子をうかがうべく、こそこそと現場を見つめていた、幾らなんでも突然襲うというのもなんだし。
「きゃ…いやだやめて」
「ぐへへへへへ、べっぴんさんじゃないか、これは高く売れるぜ」
「いえいえ親分、一緒の事俺たちのものにしちまおうぜ」
「おうおう」
「…」
安定のテンプレ的異世界ファンタジー、まあこの世界作ったのは俺なわけなのであって、こう言う展開が有っても不思議ではないが、と言う感じに真は思った。
「ふふっ」
是は助けなくては、と真は思った、通常なら怖くて助けられないであろうが、今の真には俺Tueeeeee的な力がある、なんも恐れる要素はない、と言う感じに真は思い。すぐさま突撃をかんこうしたのであった。
「おい!てめーら」
「「あ?」」
真がそう言うと、案の定テンプレ的なセリフで言葉を返した。
「誰だお前?もしかしてこいつの仲間か?」
「おいザーメ、コイツ奴隷として売っちゃおうぜ」
「うん…だめだ、こんなひ弱な奴、売れるはずがねえ、そうだな、俺たちのストレス発散物品が精々だな」
「へへっそうですかね」
「…」
如何にもテンプレ的セリフを言い続けるこの盗賊(仮名)に真はなんだか吹きそうになりそう…なのだが、やっぱりと言うか、是は現実である、つまり緊張するということに尽きる、幾らチート能力を持っているからと言って、所詮は真は高校生なのであるから。
「…さて」
盗賊の首領とおもわしき人物が言った。
「大人しくお縄に捕まりな!」
「「ひゃは!!」」
首領の掛け声と共に、盗賊たちが、まさしくテンプレの如く的な叫び声をあげ、真に向かって飛びかかってきた。
「ッ!!」
勿論真もただ黙って見ているわけにはいかない、すぐさま右手を構え。
「コールドアイシンクル!!」
ジュゴ!!
真が右手を構えそう言うと、すぐさま真の目の前の空中に、1メートル程の大きさの、鋭く尖った氷が現れ!
「「な!」」
盗賊たちもいきなりのその現象に驚くが、時すでに遅し。
ズザザザザザッ!!
その鋭く尖った幾つもの氷は、盗賊たちに降り注いだのであった。
「…あぁ」
真は唖然としていた。
まわりには真の放ったコールドアイシンクルにより、体がぐっちゃぐちゃになった死体が散乱していた。
「…おえ」
やばい…死にそう…
猛烈な吐き気に、真は口を押さえながら呟いた。
「…と…とりあえず」
真はなんとか耐え凌ぎながら、自らが助けた少女の元へと振り返る。
「…だいじょうぶ…だった?」
しかし、真のその言葉は続かなかった。
「ひひ…ひっ」
目の前の少女は怯えた様子に悲鳴を上げ
「いや!!」
そう言うと、目の前の少女は大粒の涙をこぼしながら、大急ぎで逃げだして行ったのであった。
「…」
もちろん真はその光景に呆然とし、はんば機能停止していたのだが、突然、また吐き気が湧きおこってきた。
「お…え」
しかし、今度の吐き気は耐えきれなかったのであったのか、真は、地面に向けて、膨大に吐いたのであった。
苦しみの中真は思った。
もう…この世界はやめようと。
吐き気がおさまった真は、すぐさまこの世界を終わらせるべく、次の世界を考え始めた。
因みに次の世界の案すでに出ていた、異世界転移チートがダメならば、学園ハーレムものだと。
そして…真は繰り返して行った、この学園物が飽きれば、次へ、次の物が飽きれば次へと、永遠に、真は。
永遠に冒険を続けて行ったのであった。
以上です。
終りがあり得ないほど速かった。
いかにも無理やり終わらせた感じだった…(汗)