自分が自分であり自分として生きる
私の知り合いに外国の世界的な伝説バンドのトリビュートバンドのボーカルをしている音楽野郎がいます
いや・・・今はしていたと言う方が正しいのかも知れません
他府県在住ですが、地元では超有名なバンドで、バンド名を聞いたらどこのバンドのトリビュートなのかすぐに分かるバンドです
そして、やはり同じようにこのバンドのトリビュートバンドは世界中にあります
日本だけでも、いかにもという名前をつけたバンドをよく見かけます
ところが、このバンドの曲はサウンドが凝り過ぎていて、ライヴで再現するのは不可能なのではないか?という曲もたくさんあります
現に本家本元のこのバンドですら、再現できない曲があったようで、ライブではメドレーで上手く繋げたりして演奏していたようです
今はこの本家本元のバンドは中心となっていたボーカルが亡くなったため活動停止状態です
しかし、残してきたサウンドは今もファンによって絶賛されて支持されています
さて、こんなすごいバンドのトリビュートバンドをしようとすると生半可なことでは再現できません
まあ、これぐらいが限界よねぇ・・・なんてバンドが多い中
この知り合いのバンドは、究極のパフォーマンスをいつも繰り広げ、どんどん人気が出てきました
大阪へもゲストで呼ばれるぐらいにまで有名になり、私もステージを心から楽しんでいたのです
ほんと圧巻のレベル・・・まさにトリビュートでした
さて、数年が経って・・・最近の活動をあまり聞かなくなったよなぁと思っていたのです
このバンドのキーボード奏者さんとは歌い手さんのバックで何回か一緒に演奏をしたことがあるので、その方に聞いてみました「最近噂を聞かなくなったけど、あのバンドどうしてるの?」と・・・
すると・・・
「ボーカルの〇〇君が、毎回高いレベルで求められる成り切りに、もう疲れたと言う事で最近は活動していない」
とのこと・・・
えっ?頑張っていると思っていたのに・・・あの素晴らしいレベルのステージをしないなんてもったいないよなぁ・・・なんて私は勝手に思ったのですけどね
でもね、最初は楽しくてトリビュートして頑張っていても、それはあくまでも誰かの真似に過ぎない
そしてそれが高いレベルで賞賛されればされるほど、常にそれを維持しないといけない
でも、それはある意味自分自身のことではない
本家本元が地で行くレベルが圧巻であるということで、存在価値があるトリビュートバンドでしかない
と言うことにぶち当たってしまったようです
このボーカルの方も元々は自分自身のサウンドを奏でていたのです
自分が自分であり自分として生きる
誰もがそれが出来て、それでお金を稼いで生活できたらどれだけ幸せな事か!
音楽野郎に限らず、それができることを理想として日々あくせくしながら生きているのよねぇ・・・なんて思ったりしています
まぁ、本心は解りませんが表面上は本当にそう見える方もいるにはいますけどね
ユートピア
残念ながら世界中の人々のそれぞれの理想がうまくぶつからないように実現できたとしたら奇跡なんやろうね




