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改変後6:ぐだぐだ闘神戦

はい、タイトル通りぐだぐだです。

{すごくギクシャクしたままだけれど、それでも先に進まなきゃなぁんも変わらない。

なので3人と1柱はダンジョンを進み続ける。

精霊神は気付いていたから3人に改めて説明していたけど、ここは闘神が創ったダンジョンらしいからね。}



[我が神、お疲れではありませんか?]


「いんや〜、大丈夫よ〜。」


[そうですか……さすが我が神です!

ですが、疲れたら直ぐに仰ってくださいね?]


「うん、ありがとうね〜。」


[勿体なきお言葉です、我が神。]



「………シャロン。」


「どうした?キリカ。」


「キリカ、もっと早くエルに聖女を辞めさせるべきだった。」


「…オレ達にどうにか出来た話じゃない。

オレ達が言った程度で辞めてくれるなら、エルは最初から聖女にはなれなかった。」


「んっ、分かって、る。

けど、それでも、ヴァルヴァトーゼを倒せば元に戻るって、分かってても。

あんなエルを、キリカは見たくない。」


「確かに、オレとしてもいくら精霊神殿が相手とは言え、媚びへつらう様なエルは見たくは無いが……



「あのぅ…エルーナ?

そんなにくっつくと歩きにくいなぁ〜?なんて……。」


[迷惑ですか…?]


「うん迷惑☆」


[そうですか…………ですが我が神、私は貴女様のそばに居たいのですが。]


「ならフツーに隣に居れば良くなぁい?

それに〜あたしはいちお〜既婚神よ〜?」


[精霊神様に旦那様がいらっしゃる事は理解しています。

ですが私はそれでは満足出来ませんね!]


「けっこー図々しいとこあんね?エルーナ。(ジト目)」


[恐縮です。]


「褒めてねぇんだよなぁ〜………




「…………さっさとヴァルヴァトーゼ様を元に戻そう。 」


「絶許。ヴァル神ボコす。」


「そこの狐ちゃ〜ん、唐突にゴッドスレイヤー宣言しねぇ〜でくれっかなぁ〜…?」


[そうよ!不敬だわ三下勇者共!!]


「ややこしくなるからエルーナは黙っとれ〜?なぁ〜??」


[申し訳ありません我が神。]



{そんなこんなでやってきました!

邪神と化したヴァルヴァトーゼの元にまで!!

いやぁ、ここに来るまでに色々あったけどつまんないから省略するね?

え?そこを知りたい??

うーん……まぁ、簡単に言えばヴァルヴァトーゼの手下達との激しい戦いを乗り越えてようやくたどり着いた的な??

ともかく、問題のヴァルヴァトーゼとの対峙だよ!}



『ー出てきなさい!ヴァルヴァトーゼ!!

私、精霊神ルイーゼが同じ神として貴方に裁きを下します!!』


『ハッ!威勢のいいこったなぁ!!()()()精霊神ごときが!!』


『………ヴァルに……ヴァルヴァトーゼ…!!』


(オイ、今ルイーゼ殿、【兄】とか言いそうになったよな?)


(ん、キリカ聞いてた。)


『そこ、黙りなさい。』


[不敬ですね三下勇者。]


『エルーナも話がややこしくなるから黙りなさい。』


[失礼しました精霊神様♡]


『………もういいか?見習い。』


『あ、はい、なんかすみませんヴァルにぃ…ヴァルヴァトーゼ…。』


「ぐだぐだじゃねぇか!?」


『っ!誰のせいですか誰の!!』


[大丈夫です?ノッブ召喚()びます??]


「いや誰だよノッブって。」


『ゴホンッ!!ともかく!!

ヴァル兄様!!私が貴方を正気に戻します!!』


(諦めたな)

(諦めたね)

([やけくそルイーゼ様可愛い♡])



{うーん……なんだろこの空気。

おおよそ今から神々の戦いが始まるって感じじゃあ無くなったね??

いや、まぁコッチからしてもあの『闘神ヴァルヴァトーゼ』が妹みたいに可愛がってたどころか大切な妻である『精霊神ルイーゼ』と本気で戦えんのかなぁ、とは思うけどさ。暴走してるにしてはやけに理性的だし。

…………そもそも、ヴァルヴァトーゼってその正体はー



『行くぞオラァッ!!』


『見切った!受け流シールド!!』


「あらゆる攻撃を完全パリィ出来る神技の名前がそれってそんなのアリか?」

「名前、ダサい。」


『そこぉっ!!変なツッコミ入れないでくださいますかぁっ!?』


[お母様であるサフィーア様のネーミングセンスですねー♡]


『エルーナは冷静に解説しないで下さい!?』


『よそ見してる暇あんのか!?オラァッ!!』


『っく!!受け流シールド!!』


「……ヤレヤレ。」


「なんか、ぐだぐだ。」


[ルイーゼ様〜頑張って〜♡]


「「…………さっさと殺るかこの邪神野郎。」」


『勇者様達のヤル気の出し方ァァァッ!?』



{精霊神モードのルイーゼが女神としての側面が消えかける程のぐだぐだっぷり。

普段はツッコミ側であるはずのシャルロッテもエルーナが正気を失ってる(?)せいか怒りと焦りからボケに回ってるようにも見える。

いわゆるツッコミ不在。いや、精霊神ルイーゼがツッコミ側になってる感じかな??

ちなみにこの邪神、ブチ切れて本気出したシャルロッテ達に瞬殺されましたとさ。

って邪神よっわ!?

いや、ブチ切れ勇者ちゃん達が強かったのか??

まぁ、なんだかんだで[エルーナ]もしっかり味方にバフを邪神にデバフを入れまくってたからそれもあったんだろうね!!}



「ーすまなかった。」


「全くだぜ〜ヴァル兄こと!()()()()〜!」



{そう、なんと闘神ヴァルヴァトーゼの正体はクロウだったのだ!!

いや、クロウの正体がヴァルヴァトーゼだった、と言うべきかな??

エルーナのデバフがあっさりキマったのも普段からクロウがエルーナのバフを受けていた影響で神聖力に親和性が生まれていたから、なんだよなぁ〜コレが。

ってかそうなると今まで精霊神と闘神が常に一緒に居たってことになるし、別世界線だと精霊神と闘神が悪女エルーナに殺されたって事になるんだけどぉ………本当に大丈夫かな?クロウもルイーゼも。

お母さん心配になっちゃうよー??}



「………それはそれとして、ルイーゼ。」


「なんだい?旦那様〜。」


「聖女達はどうしてああなった?」


「………あー。」



{ちなみに、正気に戻ったエルーナはその場で崩れ落ちての大号泣。

涙声でシャルロッテやキリカに謝罪の言葉を繰り返すだけになってしまったので宥めるためにキリカが正面から抱き着いてシャルロッテが後ろから抱きしめる騎士の聖女サンドイッチが出来上がっているのである。

前後から最愛の2人に挟まれたエルーナは今は蕩けた顔でふにゃふにゃと笑っているので多分大丈夫かな??

まぁ、そうゆう事にしといて??}



「これも〜ボーソーしてた旦那様が悪いんよ〜?」


「…………そうか。」


「詳しく言えば〜、

旦那様がボーソーしちゃったからぁ〜、あたしはクロウ氏の妻だから縁が深くて連鎖ボーソーしかけてなぁ〜?

それをエルちゃんが肩代わりしてくれたんよ〜。

そしたらなぁ〜?()()の悪女エルーナ、の神様至上主義バージョンになってもうたぁ〜。」


「………………………………そうか。なんか、重ねてすまん。」



「まぁ〜あたしはクロウ氏の事が大好きだし〜『精霊神ルイーゼ』も『闘神ヴァルヴァトーゼ兄様』の事を愛してるから妹嫁してる訳だし〜?

だからこそのふかぁい縁になんだし〜連鎖ボーソーは仕方ないかなぁ〜?むしろ当然だよねぇ〜♡とは思ってっけどさぁ〜。

後で〜3人には謝っときなぁ〜?」


「それは……当然だな。謝罪をさせてもらおう。」


「うん〜。

それとなぁ~?その間〜、聖女ちゃまから(ないがし)ろにされて(さげす)みの目を向けられてた勇者ちゃんとお狐ちゃんはかなりお怒りだから〜2人からのグーパン☆、あと聖女ちゃまからはもしかしたらO・HA・NA・SHIくらいはあるかもだから〜覚悟して〜なぁ~?」


「承知した。それは殴られても仕方ないから甘んじて受けよう。

………あの、普段は温厚な聖女様がキレる事を想像したくは無いが。」


「……………………。」(カタカタ)


「…ルイーゼ?」


「あはははははは。…………死なないでよ?」


「……………………え。」




{その後クロウがどうなったかは皆の想像にお任せするねー……。

あえていうなら、その後ルイーゼが頑張る事になった、と。}



sideエルーナ



「そういえば、ルイーゼ殿。」


「んぅ?どったの勇者ちゃん。」


「……クロウ殿、こと闘神様は何故暴走を?」


「うん〜………今北産業すっけど〜

「死語乙。」

…黙れクロウ氏♡

「かはっ……」(尊死)

1.ヴィクトルさんが〜

2.張り切り過ぎて〜

3.邪気流出☆」


「ハタ迷惑だな!?あの魔王軍騎士団長!!」


「秩序側の純邪神様なのに邪気流出ってなにしてるんですかヴィクトル様!? 」


「………天然(バカ)?」


「あっはは〜………フォローのしようがね〜や〜………



ちなみに、その頃魔界ではやらかしたヴィクトル様は嫁のサクラ様(桜花邪龍)と魔王フェンネル様と王妃アルカ様にしばかれていたそうな。

(サクラ様にしばかれるヴィクトル様は恍惚とした笑みを浮かべていたらしいけど。)


なにからなにまでグッダグダなのにボクは一時的にとはいえ人格消し飛ばされるしなんなんだよもぅ!?



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