閑話:精霊神《ルイーゼ》と精霊神《サフィーア》
「やぁやぁ我が娘よ〜!しっかりやってるかぁ〜?」
「あれぇ〜?どったのお母様〜。」
「いんや〜、アンタがしっかりやってんのか〜ちぃと気になってなぁ?」
読者の皆様〜おっすおっす~☆
あたしはルイーゼ〜こう見えて〜次代の精霊神なんだぜ〜?
もちろん相応の力は持ってるよん?
やらないけど、死者蘇生は出来る。
今のあたしが精霊神としてソレをするとしたら、今は真の聖女になってくれた、処分しなくて良くなった、エルーナが死んだ時だね。
いんや〜、本当に、良かったよ〜♪
精霊神なのに、あたしの使者である聖女を処分する事にならなくてさ〜。
それはお母様も同じだったみたい〜
「それにしてもぉ〜、エルちんになんかあったん?
前見た時とは別人じゃ〜ん?」
「今のエルーナは本当に別人よ〜ん?」
「ま~?」
「ま〜♪」
「そっかぁ〜…………『もしかして、我が主が手を下しました?』」
おんやぁ?お母様が精霊神モードに?ならあたしも〜
「………『いえ、ルル様は直接的には手を下していません。間接的に、は関わりがありますが。
今のエルーナの中身はルル様が転移させた異界の霊魂です、お母様。』」
『なるほど……最近、ルミエール様が機嫌が良かったのは……』
『はい、真の聖女エルーナ様の活躍により、神格が上がったからかと。』
『なるほど……なるほど……』
『それだけではございません。
勇者シャルロッテ様、弓聖キリカ様、魔姫フェリカ様の魂の格まで引き上げています。』
『……………待って下さいルイ、そうなるとエルーナ様は……』
『はい、既に半神かと。少なくとも神の領域に踏み込んでおります。』
『……本人には?』
『全ては伝えておりません。』
『………エルーナ様への影響は?』
『そもそも、中の魂が異界の者なので悪影響はございません。
精々身体能力、神聖力が魔族並……天使族になった程度です。
また、突然神格化したり我々と同化したりも致しません。』
『なら良いでしょう。我が主もエルーナが望まぬ結末になる事は、望んでいませんから。
その為にも……これ以上エルーナ様の天使化が進まない様に、【鍵】を渡したのでしょうし。』
『はい。
ただ、寿命の方は…………
『……狐獣人であるキリカ様は元々の最低寿命が3000年の長命種なので良いでしょう。
ですが………天使族となったエルーナ様はもはやエルフ並……無限とも言える寿命を持ってしまった彼女に、シャルロッテ様はついていけませんね。』
『そちらは如何致しましょうか?
私の方で彼女の老化を10分の1には抑えましたが。』
『……本人次第ですが、魔族にする事、あるいは魔人形となりエルーナ様に使役される事、を視野に入れておくべきですね。』
『わかりました。ですが今は……
『はい、見守りましょう。
せっかく、ハッピーエンドになった物語なのです。
寿命の差による死に別れの話など、野暮というものでしょう。』
『はい、お母様。』
これは、とある精霊神親子のオフレコの話だ。
『天使化が進行してしまった場合、私の配下……意思無き天使兵となってしまうのは私としても、嬉しくはありませんから。
たとえ、事実上ではシャルロッテ様やキリカ様の味方のままだとしても。
魂が異界の者だから天使化しても天使兵化まではしないとは信じていますが。』
なお、最近のエルーナのモノローグが敬語混じりになってきたのも天使化の影響があったりなかったり。




