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閑話:淑女とは?

………キリカちゃんでは無いけど、

ジュードさんを見ていると何だか女として負けた気になるのはボクだけなのかな?



ーそれで、今日のお夕食にはこんなものは如何でしょうか?」


「なるほど、確かにそれなら…ですがコチラも捨てがたいかと。」


「ふむ……そうですね、ではそれも作りましょう。

余ってもアイテムボックスがありますし。」


「こうゆうとき便利ですよねアイテムボックス♪」


「主夫の味方ですね♪」


「「うふふふふ♪」」



マリア姉様とジュードさんが優雅にお茶をしながらご飯の話をしている。

うん、まぁ、旅路の中だしオシャレとかそうゆう話しは出にくいよなぁ……とは思うけどなんなんだろ、この漂う“淑女オーラ”。

マリア姉様は生粋の伯爵令嬢だから分かる。

けどジュードさんアンタ男性だし貴族では無いでしょう!?

長老会は前世で言う町内会的なやつみたいだから関係無いし!!



「さて、では私は少し狩りに行きますね?」


「私もお供しましょうか?」


「あら、宜しいのですか?」


「はい、隠密スキルでお手伝い出来るかと。」


「ではよろしくお願いします♪」



………なんなのジュードさんのあの淑女スマイル。

いや、エルフってもれなく美形だからこそ女装しても違和感ないんだろうけどそれ抜きにしても女装スキルが高すぎなんだよジュードさん!!



「む?ジュードよ、狩りにでもゆくのかぇ?」


「はい、運動と弓の鍛錬を兼ねて。ヴィーも来ますか?」


「うむ!ジュードのそばに居たいしのぅ♪」


「うふふ…うれしいっ♪では、参りましょうか皆様!」


「はい♪」


「うむ!!」



……………だからなんなのジュードさん!!!マジで男性なの!?付いてるの!?本当に付いてるの!?あの人!?

ただのひんぬーな淑女じゃないの!?

ただでさえエルフ族はスレンダーな人が多いから余計に分からないよ!!

※ヴィヴィオ様は逆に幼児体型なのに大きめのものをお持ちだったりする。



ちなみに、その後をこっそりついて行くと、ジュードさんが優雅に狩りをしていて余計に困惑する事になった事を、ここに追記しておく。




「あらあら〜?お待ちになってイノシシ…さんっ!!」


バシュッ!


「ピギィッッ!?」


「…命を、頂きます。森に感謝を。」


「笑顔でゆる〜く弓を引いてこの威力………相変わらずの腕前じゃのぅ?ジュードよ。」


「うふふ♪鍛錬は怠っていませんから。」


(普通、弓はそんなにゆるっと簡単に射てぬものなのじゃが……)


(笑顔で歩きながらの狙撃………ジュードさん、只者では無いですね……?)









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