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7話

「アルカディアさん転送してくれたりお話ししてくれたり、

荷物色々入れてくれて助かってはいるんだが・・・何故転送先が森なんだ・・・

ったくもうかれこれ2時間くらい歩いてるぞ・・・川も見えないし・・÷街も見えない・・・まだかぁ〜まだなのかぁ〜・・・」




「それにしても集めすぎたかなぁ・・・」





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遡る事2時間前・・・



「っうわ! びっくりしたぁ! まさか最初と同じく落とされるとは思わなかった。

ん? てかここ木が多い・・・まさか・・・あぁ森かぁ・・・しかも獣道すらないど真ん中だ・・・」



唐突だが、俺は孤児だ。なので、地球には未練は無い。



元々親の顔は知らない。それもそのはずで、

俺は孤児院の入口に、籠に入れられ放置された所を院長の母さんに拾われた。



それに、ゲームをやってた事もあるのだが、

小説やアニメや漫画が好きで、暇さえあれば見てたくらいだ。



孤児で人見知りという事もあり、周りから同情の目を向けられる事もあったがそんな支えをくれたのが俺の趣味ってわけだ。



そして俺は今、着の身着のままアルカディアにいる。



閑話休題(横道に逸れたな)



転送は案の定、森の中。

人が出入りしている気配すらないど真ん中。



小説、ライトノベルなんかでは「お約束」の一つとして書かれている場所である。

そして多くの物書きが描くストーリー的には多く分けてもふた通りの道が存在する。



1つ、「遠くから声が聞こえる」と始まり盗賊退治を成し遂げ、道案内兼ヒロインと出会う。



2つ、自分の能力を使い、山籠りを決行する。



だがここは森のど真ん中。まず人が通る事は無い。

更には自分の能力と言っても、今の最弱状態じゃ生き延びる事さえ難がある。

まず生きられない。



だとしたらまず俺がやる事と言ったら・・・諸々確認!!



という事でまずは周りに獣の類いと言うよりは生死に関わりそうな者が居ないかを確認!



ふむふむ・・・目視確認だけだが周りには居ないようだ。

では次にストレージ欄の確認!



てか、どうやってストレージ使うんよ・・・。

そんな時は鑑定!そしてステータス!



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滝本 義政(タキモト ヨシマサ) 年齢24歳


◾️身体ステータス レベル 1

体力10

魔力50000

忍耐25

攻撃5

防御5

精神30

敏捷8

運命10000


◾️状態


◾️スキルステータス ポイント0

・早熟1 熟練度1

・鑑定− (固定)

・ストレージ− (固定)

・言語理解− (固定)


◾️称号 (地球管理者の加護)(創造主の恩寵)

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あれ? 最初見たときはアルファベットで並んでたのに・・・

何故に数値化?まぁいいか見やすいし。

とりあえず鑑定!ふむふむ何々?



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ストレージ− (固定)

・無限収納箱。レベル無し。ステータス固定化。

・ステータス別ページにて確認可能。

・知的生命体以外はどんなものでも収納可能。

・半径1m × (魔力÷100)の中で思考検索に該当が存在すれば収納可能。

・箱作成、複製、削除、命名。

・箱内作成、合成、分離、複製、修理、改造、付与、削除。

・箱内時間停止のON/OFFが可能。

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いや、このストレージの能力やべぇよ。

普通に生きていけるぞ頑張れば。まぁサバイバルはそんなに甘くはないだろうが。

というかステータスの魔力と運命高いなおい。流石にレベル1でこの数値は異常な事くらい俺にも分かるぞ。あぁ・・・これはいらない騒動のタネが・・・。

てかこの称号ってさっきアルカディアさんが言ってた恩恵ってやつだよな。

なんか字面的にめっちゃ強い物になってる気がするんだが。何々?



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地球管理者の加護

・病原菌やウイルスなどを無効化する。

・状態異常を無効化する。

※愛しい我が子よ、何処に行こうがあなたは我が子です。あなたに加護を。

※神眼でもこの称号は見られません。

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創造主の恩寵

・スキルポイントの取得値が2倍になる。

※愛しい新たな我が子よ、あなたに恩寵を。

※神眼でもこの称号は見られません。

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あぁもう・・・俺愛されてるなぁ・・・目から汗が・・・。

管理者さんの加護ってもしかしたらあれだよね。

異世界アルカディアには俺の身体には抗体を持ってない病原菌やウイルスがいて

しかも異世界では治らない可能性もあるって事だから一層の事無効化しちゃおうって

事なんだよね!・・・多分!!

それに状態異常の無効化ってあれだよな、

麻痺とか毒とか催眠とか魅了とか石化とか火傷とか凍傷とか!

ライトノベルでは定番過ぎて主人公最強系では街中での戦闘に使われるやつだよ!

それにアルカディアさんの恩寵!・・・恩寵?ってどういう意味だっけか?

まぁでも効果は最高だね・・・!!!

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