5話
「はい、どうぞ」
えっとなんで俺のステータスは1箇所しか変更出来ないのでしょう。
しかも選択肢が一つなのですが。
「あぁそれはですね、本当に心苦しいのですが、
マナの確保を優先すると、ヨシマサさんに与えられた力というのは
出来てスキル一つ、そしてスキルステータス一箇所だけなのですよ。
あぁでも早熟に関しては、ヨシマサさんの努力次第で花開きますよ
先程スキルステータスにポイントとありましたでしょう? 」
な、なるほど・・・はい、ありましたね。
「そのポイントは身体ステータスのレベルと紐付いていまして、
レベルが上がる毎にポイントを確保出来るんですよ」
おぉ!!まさにゲーム!!
「あ、でも注意ですよ?
ゲームみたいな事が出来ても現実ですからね?
実際に死ぬ事だってありえるんですから。
創造主と、この様に対話をした人間っていないんですからね?
これでも創造主。
あなたは私の世界の住人になって頂くのですから我が子同然です。
気に掛けているのですから長生きして下さいよ?
それにあなたとの対話は楽しかったですからね」
あ、ありがとうございます。
とりあえず老衰で死ねるよう努力します。
あ、そういえばこのアルカディアには異世界人って居ないんですか?
なんか剣と魔法の世界にはありがちじゃないですか。勇者とか。魔王とか。
「はい、居ましたよ」
居ましたよ?過去形?
「えぇ今では魔王は存在しません。平和そのもの、とはいきませんが、
最大の脅威は去ってますね。もちろん復活なんてのもないですよ。
魔王は存在していないのですから。
勇者の場合は末裔になりますね。それが3世帯程になります。
今では力のほとんどは継承されておりませんが、
それでも一般人にとっては圧倒的な力の保持者ですね。」
ふむ、そうなのですか。それは安心しました。
まだまだ質問したい事があるんですが時間とかって大丈夫なんでしょうか?
「どうぞ、時間は有って無い様なものですから。
ヨシマサさんがアルカディアに移動する事を決意してからでも大丈夫です」
良かった。
それでなんですが、地球には色々な空想上の
生き物や敵を書物にして売り出して居るのですが、
じゃ、邪神とか魔神とかそういう系統も大丈夫なのでしょうか?




