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1話「取り柄のない僕の夢」
「早く進路希望調査出せよー」
と言って担任の桜坂綾音は教室を出ていった。
「はぁ〜」
思わずため息をついてしまった。
もう高校2年生、来年には受験生だというのに。
俺の名前は佐久間零斗。私立水蓮高等学校のごく普通な生徒だ。特に取り柄もなく、部活にも入っていない、毎日平凡で退屈な日々を過ごしている。俺が唯一ほかと違うといえば、それは家族だろう。
母:一流脚本家
父:映画監督
弟:天才プログラマー
妹:天才イラストレーター
自分以外の人達全員世間に認められている人達だ。
弟はまだ中学2年なのに月数百万円稼ぐスーパープログラマー
妹も高校1年ながら、次々有名ラノベやゲームのイラストを担当
これが理由で常に家族と比較され落ちこぼれ扱いされる。特に何かできない訳でもないのに…いや、何かが出来るわけでもないのかもしれない...
そんなことを思いながら今日も進路希望調査用紙を持ちながら教室を出る。
どうも天星です。今回は初めて小説を書かせていただきした。是非、評価、コメント、ブックマークお願いします!