番外編『リズリズ・プロットメモ』
今回は、本編ではなくリズリズのプロットに関して公開しようと思います。その為、記載方式は通常の小説方式とは大きく異なりますのでご注意ください。
本来であれば、自分の作品でプロットは公開しない流れなのですが……特別ケースと言う事で公開する事にしました。
なお、リズリズリアレンジ版はこのプロットとは異なりますが、叩き台は同じ物ですので参考までに。プロットそのままだと他作品の名称なども出てきているので、こちらではカットしております。
・主題
ジャンルとしては新日常系+バトル物
タイトル:『歴戦リズムゲーマーと素人バーチャルリズムゲーマー』
(旧タイトルは『歴戦リズムゲーマーとトップランカー!』)
リズムゲーマーであるデンドロビウムが、リズムゲームVSでトップランカーを目指す――と言うゲーム物。
ゲームプレイ描写やステージ描写の方がメインで、それ以外は必要最低限のみにとどめる。書いたとしても外伝扱い。
こちらは従来シリーズのARゲームとは違い、VR寄りのARゲームが登場する。
・概要
・企画書
「どんな主人公が」歴戦のゲーマーであるデンドロビウムが
「どうなりたくて」リズムゲームゲーム業界でも人気のあるリズムゲームVSで
「何をして」様々なゲーマーと対決し、アルタイルとの決戦に挑み勝利を積み重ねて
「どうなったか」連勝ストップのきっかけとなったプロゲーマーのガーベラと対戦し、見事に勝利する。
##チャート
1:活躍
リズムゲームVSに既に参戦していたデンドロビウムは、強大な力を持ったガーベラの出現でいきなり挫折をする。
(デンドロビウムはトップランカーとも言われるような実力があった為、ある意味でジャイアントキリングとなった)
ランカーになるという目的の為にも、強力過ぎるライバルの存在は――。
2:挫折
プレイしていく内に、ガーベラの実力を知る事になり――本当に勝てるのか悩み始める。
(ガーベラの職業がプロゲーマーであると同時に、別ゲームでは勝率9割もザラだった話がある為)
次第に、この人物が実はチートプレイヤーではないかと疑い始めていく。
その状況下で、ゲーム運営サイドのアルタイルが動きだした。彼女は本来のユーザー層に売り込む為の計画を立ち上げ始め――。
3:大活躍
最終的にライバルのチート疑惑は別の個所で解消され、正攻法で戦うしか方法がない事を見せつけられてしまう。
激闘の末、デンドロビウムはガーベラを破り、事実上のトップランカーになった。
改めてリズムゲームVSでトップランカーとなり、目的を達成するのだが――これで終わった訳ではないと自覚する。
まだ、自分の戦いは終わっていない事を周囲のステージを見て改めて思い――。
#起「どんな主人公が」
歴戦のリズムゲーマーであるデンドロビウムが、新たなリズムゲームである『リズムゲームVS』に興味を抱く。
次第にプレイ動画を見ていく内にプレイしたいと言う思いは強まっていく。
ARゲーム業界でも設置個所の多く、比較的に人気の出てきたリズムゲームVSならば環境面も問題ないと判断する。
プレイした結果としては、まずまずの成績を収めていく。
その一方で、デンドロビウムから遅れる形でリズムゲームVSの存在を知ったムラマサがリズムゲームに挑戦するが、プレイに苦戦する流れに。
そして、デンドロビウムはムラマサにリズムゲームVSを勧めるのだが――。
数日後、デンドロビウムは連勝記録をガーベラに止められてしまった。
#承「どうなりたくて」
ガーベラが後にプロゲーマーである事はネット上の情報で判明し、どうやって勝つべきなのか――手探りで模索する日々となっていく。
その中で、SNSテロやネット炎上に代表される動きも活発化していく。更にはアルタイルも本格的に動き出す。
デンドロビウムの耳にもARゲームを巡る炎上マーケティングの話は入るのだが――彼女は、それさえもノイズと考えてゲームに集中する。
しかし、集中はしていても動揺はしているようで、微妙なズレと言う形でゲームプレイにも影響していた。
一方のムラマサはリズムゲームに一定の攻略法がないとネットサーフィンで知り、攻略動画を探す事になるのだが――。
(その流れで、彼女はデンドロビウムのプレイ動画を発見した)
#転「何をして」
ビスマルク、ファーヴニル、サイサリスに代表されるゲーマーと対決し、経験値を積み上げていく。
その一方で、リシュリューやARゲームを炎上させようと言う勢力も本格的に動き出す。
リシュリューはデンドロビウムも見かけるが、最終的にビスマルクが彼女に引導を渡す事に。
その後、アルタイルとの決戦に挑み勝利を積み重ねた結果――アルタイルが考えを改める。
ムラマサはリズムゲームが苦手だったのだが、次第にリズムゲームが楽しくなっていく。
(最終的に、彼女は有名ゲーマーには勝てなくても知名度は上がって行った)
#結「どうなったか」
他のプレイヤーとのバトルで経験値を積み上げていく過程で、ガーベラの実力が不正で得たものではないと感じた。
最終的には正攻法でなければガーベラには勝てないと判断、ガジェットのカスタマイズやテクニックで差を付けるしかない――と。
最終的にアルタイルが用意したフィールドではあるものの、第3者の妨害もないステージで直接対決が実現した。
そして、連勝ストップのきっかけとなったプロゲーマーのガーベラと対戦し、見事に勝利する。
####プロット
序:1シーン
・オープニングイメージ
西暦2020年の日本、リズムゲームの人気が飽和状態となっている状況下、ある作品が注目される。
タイトルは『リズムゲームVS』、キッズ系リズムゲームの要素をARゲームに採用したようなシステムを持っていた。
このゲームは本来であれば小学校低学年~中学生向けという作風に仕上がっている。しかし、それに反して支持を集めていたのは高校生以上と言う状態になっていた。
リズムゲームVSの人気に目を付けた様々な企業が動きだす一方で――。
1:3シーン
・テーマの提示
デンドロビウムのプレイ光景がメイン。それを見ていたムラマサが彼女に声をかける所から、2人の出会いが始まる。
そして、ムラマサもリズムゲームVSをプレイするのだが――プレイに苦戦している所をデンドロビウムは遠目で確かめた。
最終的にはリズムゲームVSを引き続き勧めるのだが――。
・セットアップ1
デンドロビウムにリズムゲームVSを勧められる物の、ムラマサは名前を名乗らなかった事に対して疑問を持つ。
しかし、せっかくなので初回プレイでは飛ばしてしまったチュートリアルをチェックしたり、情報サイトで情報を集めるなどしてコツをつかもうとした。
そして、ムラマサがリズムゲームをプレイしている事実は他のバーチャルゲーマにも拡散されていき、遂には――ある人物を呼び寄せる事になった。
その人物とは――プロゲーマーであるビスマルク、別ゲームのプレイヤーであるガーベラ、バーチャルゲーマーのユニコーンと言ったメンバーだった。
一方では、真田ソラことアルタイルがネット上の噂を耳にして――何とか状況を変えようと考える。
(行動を起こすのは、もう少し後)
・セットアップ2
別ゲームから乗り換えてきたプロゲーマーのガーベラは、このゲームでトップランカーだったデンドロビウムを破るジャイアントキリングを達成した。
それから、このゲームを巡る環境は変化していくのだが――。
リズムゲームVSに既に参戦していたデンドロビウムだが、強大な力を持ったガーベラの出現で連勝記録がストップ。
(デンドロビウムはトップランカーとも言われるような実力があった為、ある意味でジャイアントキリングとなった)
連勝記録ストップは、色々な意味でも話題となる。
ランカーになるという目的の為にも、強力過ぎるライバルの存在は――という個所もあったのかもしれない。
#急きょ追加#
その一方で、アバターシステムに関してリズムゲームVSでは使用停止する事が発表され、ある種の祭りとなる。
#
・きっかけ
2:4シーン
・悩みのとき1
デンドロビウムとは別件で炎上勢力が出没。しかし、これに関しては他のガーディアン等も動くきっかけを作る事になった。
(炎上に関しては、速攻で鎮火するが……。ソレとは別に権利問題でシステムそのものに変化が来る事になる。これはセットアップ2の段階で一部判明する)
その一方で、ムラマサは自分のプレイに自信が持てなくなる。演奏失敗は恐れていないが、未だに簡単な譜面でも苦戦する為。
(リズムゲームは苦手のゲームジャンルと言うのも原因)
・悩みのとき2
デンドロビウムはプレイしていく内に、そのプレイヤーの実力を知る事になり――本当に勝てるのか悩み始める。
(ガーベラの職業がプロゲーマーであると同時に、別ゲームでは勝率9割もザラだった話がある為)
次第に、この人物が実はチートプレイヤーではないかと疑い始めていく。
ムラマサはネット上でガーベラの話を耳にするようになり、何処かで聞き覚えのある名前――と考えるが、確証は出来ない。
・第一ターニングポイント1
ガーベラがデンドロビウムを撃破した事は、ネット上でも話題となりリズムゲームVSに興味を持つプレイヤーが増える。
その一方で、プレイヤーは増えるのだが――ある問題が浮上し始めた。それは、プレイヤーの年齢層である。
その原因は数人の上位プレイヤーにあり、その中にはバーチャルゲーマーと呼ばれるカテゴリーのプレイヤーもいた。
(ムラマサも元凶なのだが、それには気付かない)
・第一ターニングポイント2
エントリーしているプレイヤーの年齢層傾向を見て、ゲーム運営サイドのアルタイルが動きだす。
彼女はゲームを本来のキッズ向けへシフトする為に動きだすのだが――。
しかし、この動きに関しては――炎上勢力等も掴んでおり、情報が流出している状態にあった。
(一方で、あえて情報を流した説もある)
3:3シーン
・サブプロット
アルタイルの実行しようとしている物、それに関してネット上がざわつき始めた。
その正体とは――SNS上でもネット住民が震え様な物だったのである。ある意味でも「魔女狩り」と例えられるほどには。
・お楽しみ1
最後のメインキャラでもあるビスマルクの初登場。ステージ上で、突如として異次元のパフォーマンスを見せて会場を沸かせた。
しかし、その反応を見てもビスマルクは「これでは足りない」と考え始め、あるチートプレイヤーのプレイを発見。
その後――チートプレイヤーはビスマルクに挑み、玉砕する事になった。
ムラマサの方は次第にリズムゲームのプレイにも慣れてきたのだが――そこに乱入者が次々と押し寄せてくる形に。
・お楽しみ2
キッズプレイヤーの集まるような光景が皆無という訳ではないが、少ないのは事実だった。
中学1年位のプレイヤーがリズムゲームVSにチャレンジする光景を土台に、様々な情勢が語られる。
そこでは――新たな敵の存在が示唆されるのだが。
4:4シーン
・ミッドポイント1
ファーヴニルが登場。今まではガラリと展開が変わっていく。
その一方で、ファーヴニルの存在を否定して押さえこもうと言うモブガーディアンも登場。
しかし、そうしたモブガーディアンはサイサリスに一掃されるのだが――。
・ミッドポイント2
アルタイルもファーヴニルには色々と思う個所がありつつも、倒そうと考える。
(これ以上の炎上を阻止する為にも)
その一方で、サイサリスに接触して真意を聞こうとするガーベラ等の動きもあるのだが――。
・迫りくる悪い奴ら
サイサリスの行動に対し、ネット炎上勢力等が接触して協力を要請するが拒否された。
(直接会った訳ではないので、偽者説もある)
しかし、それをファーヴニルがチェックしていた事が更に別の勢力を呼び寄せる結果となる。
バトルも、ますますヒートアップしていく。
・全てを失って
トップランカーに近い位置だったはずのデンドロビウムが、まさかの不調状態になる。
(不調と言っても素人では分からないミリ単位での不調)
その影響もあってか、順位が2位から3位に後退。しかも、2位になったのがビスマルクだった。
ビスマルクはデンドロビウムの不調を見抜いていたが、それに関しては何も言及しない。
5:4シーン
##・心の暗闇1(失意の底にいる主人公)
デンドロビウムがトップランカーの位置にいるのに対し、ムラマサは――と言う事で届かないのでは、と思い始める。
##・心の暗闇2(失意の底にいる主人公と周囲の差異)
ムラマサは周囲の光景が今までのゲームでは味わった事のないような流れに、若干の悲しさを感じるようになっていく。
デンドロビウムに関しては外伝扱い。もしくはさっくり。やるとしてもデンドロビウムの過去回想なので、他のARゲームシリーズのコピペになりがち。
・第二ターニングポイント1(動き出す敵、仲間たちの支えで再起する主人公)
ファーヴニルが再始動。一度はビスマルクが退けているのだが――再びビスマルクと対峙する。
最終的にはビスマルクに説得されるような流れで光落ち、モブ炎上勢力と敵対する流れに。
その後、炎上勢力は完全駆逐され――アルタイルの言う敵勢力の一つは壊滅した事になる。
・第二ターニングポイント2(希望を見出し、起死回生の一手を握り闇を斬り払う主人公)
デンドロビウムはファーヴニルとは一切無関係なフィールドで、リズムゲームVSをプレイし続けていた。
これによって、炎上勢力のようにゴリ押しや承認欲求、SNSテロがコンテンツ流通を変える物ではないと――。
そして、その時の動画がピックアップされた事でSNSテロやネット炎上のような手段だけが状況を変える手段ではない――それを思い知る事になった。
6:4シーン
・フィナーレ1
様々なプレイヤーが場ステージを展開し、それぞれで話題になっていく。それに対し、炎上勢力も動こうとしたが――それはアルタイルによって阻止される。
デンドロビウムも1位のプレイヤーに勝つためには、スキルを上げていかないといけないと判断した為、上位プレイヤーに挑む事が必須条件となった。
その為、自然と彼女が挑むべき相手はビスマルクを初めとした強豪しか残されていなかった。
・フィナーレ2
その一方で、カトレアが表舞台へ参戦しようと動くのだが――自分の実力ではデンドロビウムにも勝てないと悟る。
そして、ある計画の為に動いていたアルタイルと遭遇し、そこでステージを展開した結果――まさかの勝利と言う流れになった。
これにはアルタイルも驚く一方で、彼女としても考え直す箇所がある事を教えられる。
・フィナーレ3
そして、ビスマルクはやり残したこととして――リシュリューと対決する事に。
ステージ上ではお互いに語る事は一切せず、ステージに集中した。
結果としてビスマルクが勝利するが、リシュリューは自らの過ちを認めつつも姿を消す事になる。
・フィナーレ4
最終的にガーベラのチート疑惑は別の個所で解消され、正攻法で戦うしか方法がない事を見せつけられてしまう。
激闘の末、デンドロビウムはガーベラを破り、事実上のトップランカーになった。
2位のプレイヤーはチート等の不正プレイではないのだが、あまり話題になる事もなく姿を消してしまう。
(プレイヤー名は不明のままだったが、ネット上でリシュリューと判明する)
終:2シーン
・ファイナルイメージ1
デンドロビウムは改めてリズムゲームVSでランカーとなり、目的を達成する。
その一方で、彼女は本当の意味でプレイヤーを呼び込む為に必要な事もプレイ中に気付き始めていた。
それこそが――本来のアルタイルが訴えようとしていた物であるとも――。
・ファイナルイメージ2
その後、リズムゲームVSは本来のユーザー向けにシフトしていく事になる。
それでも他のプレイヤーが強制的に排除されるかと言うと、そうではなかった。離れる人物もいるが、それはごく少数だろう。
コンテンツ正常流通の為にも――各プレイヤーが自覚を持ってゲームをプレイし、手本であるべきと――そう考えるようになっていった。
##ファイナルイメージのみの修正版
※修正はしたものの、諸般事情で没にしたプロット
終:2シーン
・ファイナルイメージ1
デンドロビウムは改めてリズムゲームVSでランカーとなり、目的を達成する。
ガーベラとの激闘の末に彼女が目撃した光景とは――新たなリズムゲームの可能性とも言えるような、光景だった。
その一方で、彼女は本当の意味でプレイヤーを呼び込む為に必要な事もプレイ中に気付き始める。
炎上行為そのものや批判合戦、アンチ活動、心ないファンによる活動――そう言ったネガティブ要素は、コンテンツ市場には一切不要なのだ。
しかし、それを法律で縛る事には必要性がないとも感じる。効果が不明と言うのもあるが、上から目線で規制等をしたとしても逆効果になると考えていたのだ。
そして、そうしたコンテンツ産業の負の一面を再認識させ、それを改めて考えさせる事――本来のアルタイルが訴えようとしていた物が、それだったのである。
・ファイナルイメージ2
その後、リズムゲームVSは本来のユーザー向けにシフトしていく事になる。
それでも他のプレイヤーが強制的に排除されるかと言うと、そうではなかった。離れる人物もいるが、それはごく少数だろう。
各プレイヤーが今回の件で、炎上勢力が下手をすればSNSテロの様な負の連鎖を生み出すと認識――ゲームのプレイスタイルにも改めるべき箇所があるという流れが生まれつつあった。
コンテンツ正常流通の為にも――各プレイヤーが自覚を持ってゲームをプレイし、手本であるべきと――そう考えるようになっていった。