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7-3


 リズムゲームVSで導入されたアバターシステム、それはリズムゲームにおける演奏部分に該当するシステムだった。

ドラムタイプでは実際のドラムをモチーフとしたデバイスで演奏し、ギタータイプでは弦は付いていないがエアギターに近いような演奏感覚があるだろう。

タブレット端末でアバターの操作を行い、そのアバターが演奏を行うシステム自体には変更がないのだが――システムの一部に微調整が加えられた。

それは。タブレット端末にもアバターが表示され――画面で操作を行う物である。いわゆるソーシャルゲームのリズムゲームと似たような操作感覚だろうか?

 ある意味でも操作感覚を変え過ぎているとネット上でも言及されていたのだが、実際にプレイしないと細かい部分の評価はできない。

俗に言うエアプレイ勢によるコンテンツ炎上行為――リズムゲームVSでも問題視されていたことだが、ロケテから稼働初期辺りでは何度か炎上している痕跡もあった。



 しかし、アバター凍結辺りからは言及されなくなり、エアプレイに関してはいつの間にか空気化したと言う印象である。

エアプレイにしても、アンチ活動にしても――ネット炎上要素を根絶させようと強硬姿勢を見せている過激派がいたのは事実だが、上層部は何を考えていたのだろうか?

結局、その辺りの動向も曖昧なままで黒歴史化した傾向であり――真相は今も明らかになっていない。

(真相を運営側が明らかにしないと言う事は――)

 タブレット端末で一連のまとめ記事をチェックしつつ、ユニコーンは別の疑問を抱く事になった。

何故、自分を呼びだしたのか――と言う意味でも。本来であれば、真田さなだソラの指示を受けて動いていたはず――だったのである。

それが途中からアルタイルが出現し、気が付けば一部の大手まとめサイトを掌握していた芸能事務所は解散という結果となり、急展開の決着を迎えていた。

まるで、今までの展開を一度リセットし、仕切り直しでWEB小説をアップしていくような――。

(最初から、真田は一連の炎上勢力をつるしあげる目的だったのか)

 炎上勢力やまとめサイト管理人が撤退したり、アフィリエイトサイトや不正なスパムメールを送信していた企業にも警告が入り、その背後には大手芸能事務所がいた事も判明する。

結局、SNSテロやネット炎上の陰には芸能事務所AとJが関与し、それらが全ての2次元コンテンツをかませ犬として自分達のアイドルを売り出す為の経験値とするような行為――。

明らかに夢小説やヘイト創作、アンチ勢力のまとめ記事等で行われるような妄想を――ノンフィクション化させようとしたのが、一部の過激派勢力だと言う事を聞く。

(まるで、本当の主役は――)

 いわゆるアカシックレコードに記載されているような夢小説における二次創作のオリジナル主人公――それを完全に否定し、こうした炎上の火種を根絶しようと言う気配が感じ取れる。

しかし、本当にそれだけなのだろうか? 一連の事件に関する真相が黒歴史化した事には別の事情も関与しているのではないか――と。

 アバターシステムは精錬されて再調整――というネット上のまとめサイトにおける言及が正しいかは不明だが、賛否両論なのは事実だった。

この流れが良いのかどうかは不明だが、一方的にアンチやまとめサイト管理人等が営業妨害と言えるような炎上行為を行う事が問題――なのかもしれない。



 既にロケテ版や凍結前のバージョンを触ったプレイヤーからは操作や挙動に違和感を持つプレイヤーもいた。

装備した武器で変動するのはスコア倍率のみに変更され、ノーツの落下速度は設定で変更するタイプに変わっている。

スキルに関しても種類が減っているような気配を感じるが、装備する衣装によって変化する形になっていた。

これに関しては、特定衣装オンリーのプレイヤーが増えると不評があるのだが――特定装備だけであっさりクリアできるようなリズムゲームではない。

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