第一章 第二話 出会いその2
あ、なんか出来ちゃった(笑)
午後4時
カミューと亮は普段使うバスを逆送しニュースでやっていた現場のある停留所で降り立った。
「着いたー!」
「…ハァ…」
亮は元気よく到着したことを喜び、それとは逆にカミューはまるで亮に元気を吸い取られたかのように溜め息を吐いた。
「なんだよ~、その溜め息は?
幸せが逃げるぞ~?」
「…誰のせいだ、誰の!?」
カミューはお気楽な亮に若干キレ気味にそう言うと辺りを見回す。
バス停から少し先にパトカーが何台か留まっており、その先は警察官が通行止めをしていた。
その周りには亮のように好奇心で野次馬に来る者やテレビ局や新聞記者だろう人々が、現場らしき場所をカメラや携帯を向けていた。
「やっぱり、現場は封鎖されてるのか~?」
「…ハァ…当たり前だろうが。
こんな事件があれば誰だって予想するだろうが。
だからお前はバカだと言ったんだよ。」
亮は現場らしき場所を残念そうに見ているが、カミューは『何言ってんだ、コイツ?』とでも言いたそうな顔で亮に返す。
「おっ?テレビが来てるじゃん!カミュー、映りに行こうぜ!?」
「…
誰が行くか!?」
亮はテレビカメラを見つけるとそちらに行こうとカミューを誘うが、当然カミューが行くはずもない。
「映りたかったら、一人で行けよ。
俺は帰るぞ。」
「おうっ!そんじゃあまた明日な!?」
「
…ハァ…じゃあな。
明日遅刻すんなよ。」
亮は此処まで誘ったにも係わらずあっさりとカミューを解放した。
それを見たカミューは亮に対して再び怒りを覚えたが、
『コイツから解放されるなら良いか…』と思い直し、また溜め息を吐いて亮を送り出したのだった。
「…ハァ、何で俺はあんなのとダチになったんだろう…」
カミューは亮と別れてバス停に向かいながら、愚痴をこぼしてはまた溜め息を吐いた。
「…マジか」
バス停に着いたが、時刻表を見るとついさっき自分たちが乗ってきたバスの前に反対方向のバスは出たらしく、次のバスは5時ぐらいまで来ないらしい。
現在、時刻は4時20分。
40分近く待たないとバスは来ないとわかったカミューは、本日何度目かわからない溜め息を吐くのだった。
「…ハァ…仕方ねぇ、この恨みは明日亮のヤツをぶん殴ることで晴らすとして、学校まで歩くか」
亮に恨み言を呟きながら、カミューは学園方向へ歩き出した。
此処から学園前のバス停までは歩きで約30分程で行けるが、カミューはなるべく人目があるところには一人では行きたくはなかった。なぜなら…
「ねえ君、一人~?俺達と遊ばない?」
「」
…そう、ナンパをされるからだ(笑)
亮や知人達がいる時はされないが、一人になった途端このようにナンパをされるのはもはや日常茶飯事になってしまったので、この手の輩の対処法はカミューには幾つかある。例えば…
「ねえねえ、無視しないで遊ぼーぜ?」
「…」
無視である…が、今回はしつこいようだ。
「ハァ…、ジャマ、退け。」
ズダン!
「グエッ!?」
あまりにしつこいのでカミューは実力行使で、ナンパをしてきた一人を亮にやったように背中から叩きつけた。
「てめっ、何しやがる!?」
「オイッ、コイツ気絶してんぞ!?」
「…ハァ。あのさぁ、俺男なんだけど?
男をナンパする趣味でもあんのか?」
カミューはしつこいナンパたちに男であることを明かすと、更に煽るようなことを言う。
「「…え、えぇえ~!?
男ぉ~!?」」
…当然ナンパたちには信じられないらしい。
何せカミューは服こそ学生服だが、普通の服を着れば10人中9人がボーイッシュな女の子と間違える程の女顔だからだ。
「は、ははは。お前が男ぉ?そんなチビっこい男がいるかよ!?」
「」
「だ、たよな。それにその顔で女じゃないなんて詐欺だっつーの!?」
「」
ズダン!ドガッ!
「うげっ!?」「がふっ!?」
哀れナンパたちはカミューに対しての禁句を口にしてしまい、一人は最初のナンパと同じく地面に投げ飛ばされ、もう一人は腹を殴られ気絶してしまった。
「…フン…バカ共が。」
カミューはナンパたちをそのままにして帰路に着いたのだった。
…だが、カミューは知らなかった。
この日常がもう少しで崩れ去ることを…
<続く>
本日2つ目が出来ちゃった(笑)
連載の方ですが、
著者はこの後の展開は(頭の中では)出来ておりますが、前話みたいに駄作になる可能性もあるので、あまり期待しないで見て下さい
此処までお読み下さりありがとうございました。