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プロローグ

世界は、意思を持つ。

全ての折り重なる個々の小さな世界達。

それは一つの意思によって、柔らかく包み込まれている。

どんなに殺伐とした世界でも、どんなに老成して進化の無くなった世界でも、生まれたばかりの世界でも、死に絶える寸前の世界でも、全て一つの意思によって抱かれていた。

意思は、ただ見つめるだけ。

だが、例外がある。

世界と意思をつなげられる者がいる世界がある。

その者達が生きているものに…たとえ草木であろうと…害がないのであれば、世界は優しく手を差し伸べていた。


その手を差し伸べる術を知っている世界の中の小さな世界。

正式な手続きの方法を伝えられた世界。


その一つ。

精霊が生き。

魔法使いが、かつていた世界。

そして、ある時から魔法使いがいなくなり、世界に語りかける術士が生まれた世界。


この世界は、王がいて、騎士がいて、術士がいる。

争いは絶えない。


その中の一国。

ギュールズ国での話。

この国は、創立時に精霊から力を授かり、一番強い者が王となった国。

国一番の強き者は王。

そして代々王の子供のうち、一番強きものが王になる国。


だが、例外が発生した。

今の王は、国一番の強い者ではなかった。

その王の娘は、国一番の強い者に育った。

いつしか、王と姫は対立するようになる。


そのまま時は流れた。


この物語の主な登場人物は、

ギュールズ王

王の娘で世界一の美姫な上に武術大会片手剣部門二位のナデージュ姫

不敗の赤い刃という通り名を持つ傭兵で、武術大会片手剣一位の近衛兵団二軍長のファビオ将軍

鍛冶屋の息子で、武術大会槍部門一位の近衛兵団三軍長フレデリク将軍

服屋の息子で、術士長で武術大会大剣部門一位のローラン術士長

……そして異世界の日本という国から術士長によって召還された沙美が織り成す。






ここは、ギュールジュ城城下町の正門前。

物凄い人だかりと熱気に覆われている。

その中心に立て札。

そして立て札の横には、大量の紙をばら撒いている武官。

立て札の内容は……


「ナデージュ姫の婚約相手は誰だ!!

 来月その婚約者を決めるパーティが開かれるぜ!

 お相手が誰になるか!

 さぁ、皆で賭けようじゃないか!!!」


国公認の賭けのお誘い立て札。

そして、詳細はばら撒かれた紙に記されていた。


「ナデージュ姫の婚約者選定に伴う賭けの概要

 

 ナデージュ姫は、試験をするぞ!


 パーティの前日に、なんとナデージュ姫対武術大会一位の候補者との戦いだ!

 ちなみに戦いは、いつもの武術大会の会場!皆で応援が出来るぞ!

 入場券の販売予定は、もう少し待ってくれ!


 文官や術士は、国運営の為の意見書を姫に直接提出して、己の能力を誇示するぞ!

 その内容は、詳細を見てくれな!


 結果発表は、夜会で行われるぜ。

 最後に姫様が選ばれた方とバルコニーに出てくるから、皆で盛り上がろうぜ!


 さぁ!世界最高の美姫を手に入れられる幸運な者は誰だ!!!!!


 申込期間:フリメール20日~ニヴォーズ10日

 申込場所:城下町近衛の詰め所の4箇所。

 武術大会と舞踏会:ニヴォーズ24日

 発表:ニヴォーズ25日

 換金:申込場所にて、ニヴォーズ27日~プルーヴィオウス10日


 新年の前に賭けをして、年明けにはあったかい懐で酒を飲もう!

 さぁ皆の衆、ギュールズ最大の賭けが始まった!!!」


とても国が出したとは思えない告知文書。

だが、毎年開催される武術大会での国公認賭け通知もこの書式。

平民上がりの武官により作成された文書は、過去試しに作って以来大好評で現在に至る。

そして、別の紙が大量に空を舞った。


「さぁさぁ、ここに婚約者候補の詳細内容が書いてあるぜ!これを参考にしろよ!未来の王様をダシに、楽しく賭けといこうじゃねぇかっ!

 賭け札は、十日後に発売だ!」


 立て札の前に立って、口上あげるのは、平民出身の近衛兵。声の大きさには自信があるぜとばかりに声をはる。

 平民にとってめったにない娯楽。人々は、撒かれた紙を我先と拾い検討を始める。そんな光景が城だけではなく、各地の要所要所で一斉に繰り広げられていた。

 

素敵作家様方々の小説に入り浸り、放置ってました(;。。)

これは、流石にまずいと、悩んでいた所を見返し…全削除決定w


全体のほぼ半分は書けているので、最初は結構早く更新…できるといいなぁ……←

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