悔いなき命
生きて、生きて、生き抜く。
自分の人生終わらせない。
息が切れても、髪が乱れても。
希望ある限りは、前を向け。
俯いていたって、
良いモノは転がってないよ。
口角あげて、にっこりスマイル。
空からの恩恵たっぷり受けて、
今日の僕は、心地がよい。
いつまでも続くとは、思っていない。
「人」だって「命」だから。
有限なのだから、いつかは散る。
でも、「今」じゃない。
だって僕はまだ、心臓トクトク。
ほら、生きている、僕の証。
生きていたい、生きる喜びを伝えたい。
だから僕は戦うよ。
これから生まれてくる全ての命に。
希望を届ける為にも。
旅立つその瞬間まで……。
はじめまして、こんばんは。小田虹里と申します。
今回の短編、「詩」には、私にとって大切な三人のお言葉、様子を観察したうえで、誕生したメッセージとなっております。
全体的には、先日、お見舞いに行った友達を想って綴りました。
余命宣告が当たってしまうと、三月いっぱいの命ということなのです。
私も、それを聞いたのはつい最近。あまりにもびっくりすると共に、メールで知らされましたが、身体が震えて、涙が出てきました。
当人である友達は、きっと、もっともっと、悔しくて、辛かったと思います。
それなのに、先日お見舞いにいったら、いつものごとく、楽しくわいわいおしゃべりしてくれて。
なんで、あなたが死ななきゃいけないんだろう…と、帰宅してから、やはり泣きました。
次にまたお見舞いにいくときには、手紙を書いて交換する約束を交わしました。
この詩をつくるときに使った便せんに、手紙をたしなめていきたいと思います。
そして、有限とは書きましたが、そのときがなるべく来ないように信じ、奇跡を信じ、前向いて、にっこりしながら生きていたいです。
突発的な作品となりましたが、此処までお付き合いくださり、ありがとうございました。感謝致します。
あとの関与したふたりというのは、祖母と父でしたが、割愛させていただきます。
また、他の作品でも、お会い出来ましたら幸いです。
楽しみにしております。