求めたのは
求めたのは一体…
昔から何を求めてきたのかわからない
自分が何をしたいのか何を目指しているのか
なんのために生きてきたのだろうか…
ただ1人ぽつんと広い海を見つめる
こんな夜更けにぽつんと1人でいたら怪しまれるだろう
それでも海を見つめていたかった
どれくらいの時間が経っただろうか
風がどんどん冷たくなってくる
自分で自分を抱きしめる
あぁやっぱり生きていた
そうか自分は自分を殺しにここまで来たんだ…
周りから愛されず認められず
それならいっそ消えてしまおうか
そんなことすら考えた
ため息を1つつき海に入ろうとしたその時…
朝日が昇り始めた
ずっと暗い中いたため目にしみる
なせだろう
涙が流れた
あぁそうか
自分は…