SFを成立させる虚構
掲載日:2015/09/11
SFのアイデアを考えているときに、いつも悩んでしまうのが、その背景にある未来社会のイメージです。
未来だから、とてつもなさそうな技術開発があってもいいだろうと設定してしまうと、かえってイメージが拡散して書きにくくなってしまいます。
例えば宇宙SFで必然の「ワープ航法」です。これを使うと太陽系はおろか遥か銀河系のそとにまでたどりつくことができますが、あまりにも多用されているため、定番すぎるかたちになってしまいます。
なんとかドライブ航法、などとオリジナルで設定してやらないと目新しさがでないかもしれません。
また、昔のSFでよく出てきた、エア・カー。ホバークラフトのように車体の下に推力を噴射して浮き上がる車ですが、今ではハイブリッド・カーの方がよっぽど未来的です。
スペースシャトルすら現在では古くなって引退してしまいました。キューブリックの『2001年宇宙の旅』でパンナムのシャトルが飛んでいた画像は実現しませんでした。ああなって欲しいとは思っていたのですが。
どんな未来社会が到来するのか、あれこれ想像するところが執筆の第一歩かもしれません。SFにはそんな夢があります。
読んでいただきありがとうございます。




