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あの日交わした約束を  作者: フリムン
第一章 追憶
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Recllection:0 追憶の約束

初作品です。

感想やアドバイスをくれたりすると、あぱーが狂喜乱舞するそうです。

遥かな追憶。幼き日々

かつて交わした約束は

常に彼らの支えであった

二人は引き裂かれ、時は廻り

それは、運命の悪戯か

約束の二人、今惹き逢わん


―――――

第一章《追憶》


  幼い少年と、幼い少女が笑いながら野を駆ける。

少年が走ると亜麻色の髪が跳ね、少女が駆けると、艶やかな黒髪が揺れる。

  二人は笑顔だった。まるで、この先の未来など、考えていないように。

 少女は言った


「ねぇ、カルくん。わたしたち、ずっといっしょにいようね。やくそくだよ!」


 幼いその少女は無邪気に笑い、小さな小指を少年の前に突き出す。


「うん、ヒナちゃん。ぼくたちはずっとずっといっしょだよ!」


  少年も笑い、その小さな小指に自分の小指を絡める。


「だからさ、はい、これ」


 少年はポケットから青く透き通る小さな石を取り出し、少女に手渡す。


「これ、なぁに?」

「ぼくのたからものなんだ。パパがね、『女の子にはきれいな石をあげるんだ』っていってたんだ」

少女は更に笑みを深め、絡めた小指に力を込める。

「ありがとうカルくん。じゃあ、わたしもこれあげる」


 少女は自分の宝物である、赤い石の付いたおもちゃ指輪を渡す。


「わたしたちは、ずっといっしょだよ」

「うん。ずっと、いっしょに」

そして二人の声が木霊する。

「「ゆーびきりげーんまん、うそついたら……」」


 ――それは、遥かな追憶の日々……――


これからボチボチ頑張ります


はい、プロローグが終わりました。次が第一話です

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