0話 訪れ
ユメ「やだぁ!!センパイ!センパイ!!」
✕✕✕「いいから!!早く逃げろ!!カイザー達がすぐ.....側にッ.....!!」
ユメ「なんで!?なんで私なんかの為に!?」
ユメ「センパイ!!嫌ぁぁ!!」
???「これはこれは。....いい素体じゃないか。連れて行け」
「「ハッ!」」
???「ハハハハハ、いい拾い物をしたものだ」
???「こいつは、私の計画に。」
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???「おい、起きろ」
???「見せしめだ。手始めにアリウスの学校の奴らを殺してこい。」
???「行け」
✕✕✕「.....」
「誰だお前は!」
「!?あの人は!!」
「それ以上近づくなら打つ...うわぁぁぁぁ」
「誰か!先生をよんで!!殺される!!」
「助けて!先生!」
「いやぁぁぁぁぁぁ」
???「フッフッフ!!こいつは凄い!!こいつは強力だ」
???「これで、あのセンセイとかいう存在を.......!!」
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先生「これ以上あの子にこんな事をさせたらダメだ。手を貸してくれるか、ユメ」
ユメ「はい、行きましょう!先生!!」
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先生「しっかりするんだ!✕✕✕!目を覚ませ!」
ユメ「センパイ!しっかりしてください!」
???「無駄だよ」
???「コイツは、ただの兵器だ。兵器に話しかけたところで暴力は既に止まらない」
???「........終いだな」
???「....ククク、クハハハハハハハハハハ!!!!」
ユメ「っ!」
先生「.......」
スッ…
「"大人のカードを取り出す"」
???「!?それは!」
先生「もう.......なりふり構っていられないからね」
???「ふざけるな、巫山戯るなよ!汚い大人が!!」
先生「...お前が言うなよ.....下衆が」
先生「お前のような大人を私は絶対に許さない」
???「クソったれがぁぁぁぁぁぁぁ」
ユメ「先生!センパイが、動かなくて!!」
先生「....ッ、」
「"大人のカードをもう一度使う"」
先生「目をッ......覚ませ!!✕✕✕!!」
✕✕✕「もじばけ!!??!?」
✕✕✕「、!、!?!、」
先生「!」
ユメ「!」
パリン
先生「!?ヘイローが!」
✕✕✕「わたしは、一体...何を.....
うわぁぁぁぁぁぁァァァァァァァ!!!!」
先生&ユメ「ッ!...」
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ユメ「先生....死んじゃやだ!」
先生「ごめんね、ユメ、✕✕✕」
✕✕✕「先、生....」
先生「...ゴホッ、きっと.....カードを使いすぎてしまったからな。私はここまでみたい。でも、2人が生きててくれて本当に良かった。」
ユメ「先生....そんな事言わないで!!」
先生「それより、2人とも」
先生「大事な話がある」
先生「私は、色んな生徒を助けることが出来なかった。周りからも最悪の先生だと言われていただろう?」
✕✕✕「っ...そ、それは私のせいで....」
ユメ「そんな事ない!あれは2人とも悪くない!悪いのはアイツら、カイザー達なのに!!」
先生「それでも、私が生徒を死なせてしまったのは事実だ、もう少し早く動けていれば......。」
先生「....それで、2人に頼みがある」
先生「これからのアビドスや....キヴォトスを導いてあげて欲しい」
ユメ「....!」
✕✕✕「....」
先生「過去に色々思う事があるかもしれない。過ちを犯した自分には、と考えるかもしれない」
先生「どれだけ間違いを犯しても、大丈夫」
先生「だって、」
先生「――この先に続く未来には、無限の可能性があるんだから」
ユメ&✕✕✕「!」
先生「私は君達を信じている」
先生「2人の、優しさはきっと揺るがない」
先生「私は、いつまでも君達の味方だ。私の大切な生徒の君達を心から信じてる」
先生「だから、前を向いて生きていってね」
先生「頑張ってね、、私は.....だよ...」
ユメ「せんせぇ.....せんせぇ....、」
✕✕✕「ユメ...」
ユメ「グスッ.............。わ、私はもう....大丈夫です」
ユメ「先生との約束頑張りましょうね、先輩」
✕✕✕「もちろん、絶対に。」
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ユメ「センパイ、卒業おめでとうございます!」
✕✕✕「ありがとう、ユメ。ユメと一緒に過ごせて、嬉しかったよ」
ユメ「!!」
ユメ「セ、」
✕✕✕「?」
ユメ「ゼンバイーーーーーーーー!泣」
✕✕✕「結局泣き虫は治らなかったね」
ユメ「ひぃん泣」
ユメ「先生にも、見せてあげたかったですね。先輩の卒業式」
✕✕✕「そう...だな...」
ユメ「本当に、外の世界に行くんですか?」
✕✕✕「先生の意志を、思いを無駄になんかしたくないから。外の、大学っていう所で勉強してくる」
✕✕✕「後輩達と学校のこと、頼んだよ。ユメ」
ユメ「任せてください!卒業まであと2年。頑張ります!!」
✕✕✕「それじゃあ、ユメ。また会おう」
ユメ「はい!私はこのままキヴォトスを、アビドスを守りますから!安心して行ってきてください!」
✕✕✕「ユメがそんなに自信いっぱいだと逆に不安だな。」
ユメ「!?ひどいですセンパイ!!」
✕✕✕「冗談。信じてるよ。」
あれから5年。
紆余曲折を経て、何とか大学を卒業することが出来た。ユメは何をしてるかな。
学園は今、どんな感じなんだろう。
そんな事を考えながら、ベッドで眠りについた。
.........
✕✕✕さん。
……私のミスでした。
私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況
結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったこをと悟るだなんて……。
……今更図々しいですが、お願いします。
✕✕✕さん。
何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから……。
ですから……大事なのは経験ではなく、選択。
あなたにしかできない選択の数々。
責任を負うものについて、話したことがありましたね。
あの時の私には分かりませんでしたが……。今なら理解できます。
大人としての、責任と義務。そして、その延長線上にあった、あなたの選択。
それが意味する心延えも。
……。
ですから、✕✕✕さん。
あの先生が信じてくださった生徒である、あなたなら。
この捻じれて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を……。
そこへ繋がる選択肢は……きっと見つかるはずです。
だから……✕✕✕さん、どうか。
.........
懐かしいな。あの子が、連邦生徒会長になったのか。
........私なんかが、本当に導けるのだろうか
先生のようになれるのだろうか
過ちを犯した、私なんかが
.....人殺しだった、私なんかに
そんな資格があるのだろうか
.....それでも、行かなきゃ
先生が大事にしていた
キヴォトスが待ってる
「("キヴォトスに出発しますか?")」
「"行こう"」




