男は青で女は赤?【ギャルとオタクくん】
ギャルオタ連続投稿2本目です。お楽しみください。
「ねえ、あーしずっと疑問に思ってるんだけど。」
昼休みの教室で、金髪にピンクのメッシュを入れたギャルがリップを塗り直しながら言った。
「なーにー?」
隣のギャル友がスマホをいじる手を止めて顔を上げる。
「なんで男は青で、女は赤なん?」
「それなー。昔からそうじゃん?」
ざわつく声に、クラスの片隅で本を読んでいたオタクくんが眼鏡を押し上げ、ゆっくりと顔を上げた。
「元々はヨーロッパでは逆だったでござるよ。赤やピンクは勇気の色として男児に、青は聖母マリアを象徴し女児に着せられていた。アメリカで今の形が定着し、1960年ごろに日本へ輸入されたのでござる。」
「へぇ~。」
ギャル二人の声がぴたりと重なる。
オタクくんはわずかに得意げに言葉を続けた。
「イメージで捉えるのは楽でござるが、それに囚われてはならないでござるな。明鏡止水。濁りのない心はありのままの色や姿を映し出すでござる。女性が青を着てもかっこいいし、男が赤を纏っても良いのでござるよ」
「それなー!あーし青似合うし!」
ギャルが胸を張る。
「拙者も赤が似合うでござる。」
「サンタになりそうっしょ!」
「それなー!」
「サ、サンタでござるか?」
笑い声が弾け、教室は明るい空気に包まれた。
お読みいただきありがとうございます(*'ω'*)
明日もギャルオタ投稿します。
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