崩れる平穏な日常【ギャルとオタクくん】
お久しぶりのギャルとオタクくんシリーズです。今日から3日間連続でギャルオタ投稿します。
「キャー!」
昼休みの教室に女子の悲鳴が響く。窓から侵入した黒い物体が、ブンブンと羽音を立てながら空中を旋回していた。
「蜂っしょ!」
金髪にピンクメッシュのギャルが机の下へ飛び込む。
「マジ無理ー!」
ギャル友も同じようにしゃがみ込み、頭を抱える。
「刺されたら終わりっしょ!」
ざわめく教室の中、ひとり静かに立ち上がる影。眼鏡の奥に光を宿したオタクくんだった。手にはなぜかスーパーの袋。
「大死一番!」
突如の絶叫に教室中が一瞬ぽかん。
「は?なにそれ必殺技?」
「ござるくんが何か発動したー!」
どよめきが走る中、オタクくんは迷いなく蜂へ突撃。袋を広げてパシッと包み込むと、あっさり捕獲してしまった。
「え、捕まえたん?」
「マジで!?」
生徒たちの驚きが教室を満たす。
オタクくんは静かに窓を開け、袋を外へ。
「もう二度と来ないでござるよ。」
その真剣な声に一瞬感心が広がるが、すぐにギャルが茶化す。
「ござるくん、怖くなかったん?」
「大死一番でござる。一度死んだ気持ちになれば恐怖など…。」
「悟りすぎっしょ!」
「てか普通に怖がれよ!」
笑いが教室に響いた。その日、クラスは知った。勇気と笑いを同時に振りまく、ちょっと変わったヒーローがここにいることを。
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