コンビニっていつからあるん?【ギャルとオタクくん】
ギャルオタ連続投稿ラストです。お楽しみください。
昼下がりの教室。窓から差し込む光が机の上に白く反射している。金髪にピンクのメッシュを入れたギャルが、頬杖をつきながらぽつりと口を開いた。
「コンビニっていつからあるん?」
隣のギャル友がスマホをいじりながら笑う。
「それなー。マジ子供の頃からずっとあるし。」
教室の後ろで本をめくっていたオタクくんが顔を上げた。眼鏡の奥の瞳がまっすぐ二人を見つめる。
「日本初のコンビニは1974年、東京・豊洲に開店したセブン-イレブン1号店でござるよ。」
「セブンかー。」
「そんな前からあるんだー。」
二人は同時に感心した声を上げる。
オタクくんは小さく咳払いをして続けた。
「禅語で“知足安分”というものがあるでござる。今あるものに満足し、感謝して暮らすことが真の安らぎにつながる、という意味でござる。――コンビニに感謝、でござるな。」
「ござるくんもありがとうっしょ。」
「ありがとー。」
二人のギャルが笑いながら返すと、オタクくんの顔がわずかに赤く染まる。
「拙者こそでござる。皆様、ありがとうでござる。」
その一言にまた笑い声が重なり、教室は穏やかな笑顔で満ちていった。
ギャルオタシリーズは個人的に気に入っているので続きますが、暫く関係ない短編を挟みます。
お読みいただきありがとうございました(*'ω'*)




