アイスの棒って無限にあるくない?【ギャルとオタクくん】
お久しぶりのギャルとオタクくんシリーズです。今日から3日間連続でギャルオタ投稿します。
昼休みの教室。夏の厳しい日差しが窓から差し込む。金髪にピンクのメッシュを入れたギャルが、自販機で買ってきたアイスを口に咥えて、ふと呟く。
「あーし、疑問に思ってることあるんだけど」
「なーにー?」
ギャル友がスマホをいじりながら答える。
「アイスの棒ってめっちゃ見るけどさ、木材ってそんなにあるん?木って、そんなに生えてなくない?」
机に突っ伏していたギャル友が顔を上げる。
「マジそれなー。どんだけあんだよ木ー」
すると、静かにページをめくっていたオタクくんが顔を上げた。眼鏡の奥で目がきらりと光る。
「アイスの棒はロシアが世界の五割を出荷しているでござるよ。次いで中国でござるな。木材は伐採と同時に再植林も進んでいて、現状では量に大きな問題はないでござる」
「ござるくん、マジ博識~!」
二人のギャルが同時に声を上げて笑う。
オタクくんは少し照れたように咳払いをしてから、続けた。
「山川草木悉皆成仏という言葉があるでござる。山も川も草も木も、すべて仏性を持っているという意味でござるよ」
「仏性?」
ギャルが首をかしげる。
「命と尊厳があるってことでござる。自然を大切にしようってことでござるよ」
「「マジそれなー」」
ギャル二人が笑い合い、オタクくんもつられて小さく笑う。
「アイスの棒で木の心配ができるとはギャル殿は優しいでござるな。」
一瞬、ギャルはきょとんとして、それから慌てて言い返す。
「そ、そんなことねーし!からかうなしー」
そう言って髪を直す仕草が、少しだけ照れているようにも見えた。
教室には、ほんのり甘いアイスの匂いと、仲間の笑い声が溶け合っていた。
お読みいただきありがとうございます(*'ω'*)
明日も明後日もギャルオタを12時20分に投稿します。
ブックマークをして待っていただけると嬉しいです!




