第24話。防衛隊を結成します!。
勇者は満腹で無反応だ。
数人のリアラ民が帰ってくる。
おぃ、向こう側にある車両は何だ?。
不気味よね〜誰が放置したのかしら。
聞いたか?兵士を募るらしい。
リアラ国では帝国軍の侵略に備えて会議が開かれていた。
リアラ女王は一旦、女王の王座に戻っていた。
バーン将軍。エドガルド副将。市長。マヤ。エド。
そしてバーン将軍の部下たちが集められていた。
リアラ女王は普段よりも真剣な表情だ。
帝国が侵略してきます、戦うしかありません。
市長は怯えながら女王に伝える。
しかし、勝てるのですか!?あのエイ国を滅ぼした帝国に!?。
市長殿、どのみち戦争は避けられません。
リアラ女王陛下、このバーンに防衛隊の指揮を!。
よろしいでしょう、バーン将軍、全指揮は、お任せ致します。
ハッ!このバーン必ずや、守ってみます!。
するとリアラ女王は立ち上がる。そしてマヤとエドに目線を向ける。力強く言葉を放つ。
これより!マヤとエドには『リアラ独立部隊』を結成せよ!。
全員が驚くのである。一斉に『独立部隊!!』と叫ぶ。
いいですか、勇者が鍵を握るのです!。
帝国の連中は勇者の事を『兵器』だと勘違いしてます。
するとバーン将軍が頷く『なるほど!追撃部隊ですね!』
追撃部隊!?バーン殿、相手は30万の大軍ですぞ!?。
ふむ、独立部隊なら自由に動けると。
エドガルド副将、その通りなのです!。
マヤが混乱していた。
ちょ!リアラ女王!私たちは15歳ですよ!。
姉さん、俺は『独立部隊』のリーダーをやりたい。
これは、遊びじゃないのよ!エド!。
姉さん、俺たちには『ゆーちゃん』がいるだろ。
あの子を連れていくの!?。
リアラ女王はマヤを見て微笑む。
マヤ、勇者は決して弱くありませんよ。下手をしたら国の一国を滅ぼす力があるのです。
まぁ、それも、そうかぁ〜。
姉さん、めちゃ納得が早いぞ!。
すると一斉に笑うのであった。
これより!エドを『リアラ独立部隊』の隊長に任命致します!。
そして副隊長にはマヤを!隊長を補佐するように。
このエド!必ずリアラ国を守ります!。
帝国は恐れをしならない者たちです。
我々が弱音を吐けば突撃してくる事でしょう。
そこを狙うのです。そこで勇者様の出番です。
『ゆーちゃん』に倒してもらおう作戦ね!。
えぇ、それが作戦ですよ、マヤ。
なんか意外と単純な作戦だ!。
エド、単純な作戦こそ、相手が引っかかるのですよ。
リアラ女王は微笑みながらエドを見つめる。
エドは少し顔を赤らめた。
帝国軍は必ず『挑発』にのりますよ。
この馬鹿げた戦争に終止符を打ちますよ!。
リアラ女王は力強く号令する。
帝国軍に倍返しで返すのです!各自は準備せよ!。
イエス・ユア・マジェスティ!。
こうして各自は一旦解散する。
するとリアラ女王がマヤを引き止める。
マヤさん!待ってください。
もーまた『さん』付けてる!リアラ!。
あ、今、『リアラ』て言いましたね!。
2人は顔を見合わせ『クスッ』と笑う。
マヤとリアラ女王は家族以上の関係になっていた。
ごめんなさい、勇者様をまるで。
リアラ女王、大丈夫!。皆を守るためだもの!。
帝国も家族はいるかも知れないけど。
私たちも大切な家族とか親友がいるもの!。
だから、リアラ女王陛下、堂々としないとね!。
そしてお互い抱き合う。『ご無事でマヤ』『リアラ女王も』
マヤとエドは勇者の所に向かう。
リアラ国にて『特殊部隊』が結成された。
そして『ダンジョン初の独立部隊』であった!。
リアラ独立部隊。エド隊長。マヤ副隊長。勇者。
次回へ続くよ♪ 勇者は満腹で無反応。
第25話。決戦は平原にて。




