第20話。スネた守り神と4人の家族。
パパ、ママ、今日は守り神の所で過ごそうよ。
それもいいわね。弁当を持っていきましょう。
弁当!やったー!
そうだな、守り神の所に行こう。
リアラ国に着実に住める環境が揃い始めていた。
そして、そのリアラ民の中に、あの未確認UMAを飼い慣らす。ではなく。
唯一、守り神に指示を出来る者たちがいた…。
それがマヤとエドである。
母の名は『ライラ』そして父は『エドガルド』である。
パパ、ママ、早く〜!
お姉ちゃん、先に行ってるね!
エド!ずるいわよ!
早い者、勝ちだからね〜。
2人とも、どうしたの?。
はは、そんなに守り神が気に入っているのか。
実は、この夫婦は守り神が『生きた生命体』だとは知らない。
リアラ国の民たちは半数は知ってるが、中にはまだ。ただの『岩』だと勘違いする者もいる。
そしてマヤとエドは父と母に教えようとしていた。
3人は入り口へと向かう。すると行く先々で。
あら?。マヤさん、家族でどちらへ?。
あっ!、リアラ王女!あのね実は…)
こら!『様』をつけないか!
リアラ王女様!うちの子が、すみません!
ふふ、いいえ、マヤさんには『勇者』がいますから。
はぁ?ゆ、勇者ですか……。
3人はリアラ王女に手を振る。次はバーンに会う。
あっ、おじさん!本当に生きてて、よかったね。
勝手に殺すな!それに『おじさん』ではない!
エドが待ってるから、またね〜『お兄さん』
『お兄さん』ではな!ん?今、何て言ったー!
そして次に会う人物は。市長であった。
あっ!市長だぁ!何をしてるの?
これはマヤ様でしたか、「抽選権」の箱を制作してるのですよ。
ふ〜ん、そうなんだ!またね〜市長〜。
エドガルドとライラは一斉につぶやく「様!?」
3人は守り神がいる外へと出る。入り口の近くに。
エドは守り神の近くで待機していた。
エド!お待たせ、守り神、まだ?
うん、まだスネてるみたい。
2人とも何のお話をしてるの?
岩がどうしたのか?。
いいから、いいから!パパとママはこっちに座って!。
わ、分かったわ、弁当は後で食べましょうね。
はは、仕方がないな。
ほら!、パパとママと挨拶しない!
守り神は『拗ねてる』みたいだ。
お姉ちゃん、「よしよし」してみたら?
マヤは近寄り。寄り添う。そして「ごめんね、許してよ〜」よしよしする。
ガ…ギギ!ガァァ!
守り神は岩カモフラージュを解いた。
ゆっくりとマヤは守り神から離れる。
もう!、心配させて〜だめだからね!
それを見てたエドガルドとライラは驚く。
ま、マヤ、こ、これは何なのだぁー!
あ、あなた!、岩が、岩が魔物に!
ギギ!グギャ!ギャギャ!
ぎぎ!ぐぎゃ!ぎゃきゃ!※マヤの声。エドの声。
お前たち!魔物と会話が出来るのか!?
うーん、どうかな?なんとな〜く?
お姉ちゃん、嘘だよね…?)
まぁ、け、結構、怖そうだけど可愛いわね?。
すると守り神はライラを「ガブッ」。
それを見たエドガルドは気絶してしまう……)
ママー!って、予測はしていたけど。
えっ、お姉ちゃん、予測してたの!?
こうして、楽しい、4人と守り神は過ごしました。
そして それから 年月が過ぎて 5年の年月へ。
第21話。あれから5年の年月が経ちました。




