第2話。未確認UMAは異世界転移します!?。
グギギ!グギギ?
ガァー!ギャギャ!
このバケモノが!
部下たちの仇を!
空軍より。各自は撤退せよ!撤退せよ!
繰り返す、空軍より。各自は撤退せよ!撤退せよ!
爆撃まで残り8分。各自撤退せよ。
こいつは、なぜ?廃墟都市に来たんだ!
隊長、声がデカいですよ!
一等兵より、報告させていたたぎます!、隊長殿。
何だ?どうした?一等!
空軍から無線です。残り8分で爆撃が。
何人残ってる?40人いたが。
分かりません、通信兵と連絡が。
小型ビーム砲は効きそうか?
各自に持たしていましたが。
塔の上に大型プラズマ砲が備えられていたな?
はい、地図を出します。明かりを。
近未来3000年。X月X日。時刻は夜であった。
戦場は廃墟都市。高層ビルが無数に建てられている。だが、何百年間、人が住んでいない。地上では至る所に無数の蔦やら草木が生えていた。
ここはアポカリプスとかした、地球であった。
人々は愚かな戦争で地球を汚染していた。
核戦争。バイオウィルス。科学者たちは。
人型ロボットを製作し、それを戦争に導入した。
人型ロボットは今から、AD2600年である。
そして科学者たちは、人型ロボットより遥かに優れた、『ひとなざるもの』を作ろうとしていた。
それが今、AD3000年であった。そして宇宙から未確認物体が、この廃墟都市へと堕ちたのだ。
隊長と数人の兵士たちは暗視ゴーグルを装備していた。暗視ゴーグルは3Dで情報を読み取る。
近未来の軍事暗視ゴーグルであった。
あのバケモノは夜でも視えてるだろうな。
ですね、仲間たちが簡単にやられてますから。
陸軍隊長「くそ!あいつは科学者たちが作った物なのか!」
一等兵「分かりません、隊長」
伍長「どうしますか、隊長?」
陸軍隊長「音を立てずに移動を開始する」
一等兵、伍長「ラジャー」
隊長以下、部下たちはもう一度、ビルの頂上にいた。
今は無風で風がない。
陸軍隊長「あれを装着しろ、あのビルの中に入る」
一斉に機械式ワイヤーガンを装着する。
機械式ワイヤーガン。遠距離の移動する為に作られた腕に装着する銃である。
そして、狙いを定めて一斉に狙撃する。
高層ビルの外壁に刺さる。隊長たちは一斉にワイヤーガンで隣のビルへ移動した。無音である。
隊長たちは窓ガラスが割れた部屋から侵入する。
廃墟ゆえに窓のガラスは全て割れてるか。蔦で覆われていた。
大分、時間を短縮できた事だろう。
数人の兵士たちは高層ビル25階を階段で下りる。
一歩、一歩、一歩、ゆっくりと。あのUMAがいるからだ。爆撃まで残り5分。
「いいか、もう俺たちは助からない、あのバケモノを道連れにする」
一等兵「お供しますよ、隊長」
伍長「人類に栄光あれ!」
数人の兵士たちは、決死の覚悟を決めた。
その未確認物体UMAは高層ビルの頂上にいた。
グギギ?ガ?グギャ?
何かを探しているのか。頭をキョロキョロとさせる。
そして一方の、陸軍隊長たちは。
高層ビルの階段10段まで下りていた。無線がなる。
空軍より。陸軍へ。間なく、爆撃3分前だ。
撤退はしたのガ―。き こ え るか?
「全員!止まれ、もういい、お前たち」
「隊長、我々は地球防衛軍ですよ」
「隊長と一緒になれて名誉です!」
隊長に敬礼!兵士たちは一斉に敬礼をする。
高速戦闘爆撃がマッハ2で飛行してた。
爆撃まで、3、2、1、投下!。
眩しい光が包み込む。未確認UMAは。
ギーー!?ギギーー!ギャギャ!
AD3000年X月X日。隊長以外、数名。未確認UMA。
消滅。尚、自律型飛行カメラの映像では、死体は確認できず。隊長以外。未確認UMA。
あなたは 生きるのです 邪悪な力から 護るのです。聞こえてますね。あなたは決して悪では。
次回、剣と魔法と…未確認UMA!?。




