第10話。ンア街が崩壊します!王女と皆で守り神の所まで逃げます!。
起きるのです。今こそ。立ち上がるのです。
首を「ギュルル」と伸ばす。キョロキョロする。
ギギ…グギャ!?ギャギャ!。
ギャ…???。
もう一度、カモフラージュする。
帝国1万がンア街を目指し進軍していた。進軍した1万とンア街の人口1万である。
こう見ると互角に見えるが、そうでもない。
ンア街の人口1万、それは老若男女の合わせての1万である。帝国軍人1万。明らかである。
帝国軍がンア街に進軍する前。
リアラ王女は既にンア市長と面会していた。
リアラ王女とバーン隊長は偵察兵から既にリア国が降参して。
国民が全員◯◯された所を見たのを伝えられた。
リアラ王女は愕然として気絶しそうになる。それを支えるバーン隊長。ンア市長は慌てる。
勝てるわけがない、もう皆殺しだ。
バーン隊長は、あのスタンピードを壊滅させた冒険者の質問する。
分からないのですよ!私も探してますよ!
すると冒険者ギルドのギルド館長が入ってくる。
冒険者たちは、この街の守備に残していくか?
それを聞いたリアラ王女はつぶやく。
それはなりません!「死んでこい」と言うようなものなのです!
では?どうするよ?お姫さんよ?
皆で全員で、あの伝承の所にまいりましょう!
あの…伝承…あぁ!あの守り神の事か。
市長は笑うしかなかった。
あんな伝承を信じるのですか!?
今はなんでも縋る(すがる)事が大切なのです。
リアラ王女、正しくその通りです。
バーン!指揮をとりなさい、この街を放棄しますよ!。
ハッ、かしこまりました!指揮をとります。
こうして1万の人口と共に守り神がいるダンジョンへと向かうのである。
帝国軍1万が到着してる頃には、もぬけの殻であった。
帝国軍1万を指揮する元帥は困惑する。
(※元帥。軍人の最高司令官で軍隊を束ねる位)
どうなってる。もぬけの殻ではないか。
すると偵察兵が慌てて報告する。
報告致します!。街を捨てて3マイル先のダンジョンへ向かったようです!。
チッ。最後の抵抗ぐらいするかと思ったが。
まぁ平和主義の最後の花にはちょうど良いだろ。
ぶははははは!
今日はここで泊まる。どのみち、あいつらは全員◯◯だからな!
3マイルぐらい余裕だろう。我々はな。
だが、これが後に命運をかけるとは、誰が想像しただろうか。
そしてンア街をから放棄した1万のンア国民は、あの守り神まで進んでいた。あの家族連れも一緒だ。
リアラ王女、バーン隊長、元市長は冒険者たちに囲まれた状態で進む。その中に、あの4人の家族連れも参加していた。
冒険者たちは各自に別れて前後の護衛をしていた。
リア国の冒険者は、なぜンア街だけなのか?。
それは追々に分かる事だろう。
リアラ王女はときより後ろを振り返る。
国民たちの人数は分かりますか?
数えていませんが8000人か9000人でしょう。
5万以上いた、リア国民が1万弱。リアラ王女は今でも気絶しそうな顔色であった。
リアラ王女は考え始める。もしも、守り神の所に行っても何もなければ。
すると姉弟がリアラ王女に近づく。バーン隊長が阻止する。
無礼者!リアラ王女に頭を下げぬか!
バーン!まだ子供なのですよ!それに私は国民と同じ立ち位置にいるのです。
ご、ごめんなさい。弟がサイン欲しくて。
お、お許しください。
ふふ良いのですよ、姉弟かしら?
はいっ!同じ歳に産まれました。
まぁ!では、双子になるのですね。素敵ね。
お名前は?サインをお書き致しましょう。
「マヤ」です!こっちの弟は「エド」です!
よ、宜しくお願い致します!
リアラ王女はクスッと笑い。魔法の筆を取る。
紙はあるかしら?マヤ、エド?
はいっ!ここにあります!
2人は紙を取り出し、サインを貰う。そして親の所に戻る。
リアラ王女はつぶやく。あぁ5万入の人たちの中に子供たちが。片目から一粒の涙がこぼれる。
次回へ続くよ♪ ギ??。
第11話。守り神!動きます!そして姉弟に誓います。