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3.読書

さてとなんの本を読もうか...

この図書室デカくてなんの本から手をつけて良いのか分からん!

それに見た事のない言語だし...

まずは、この言語から習得するべきかな?

「キュン...」

思わずため息をつく。自分の声に驚いたがこんな化け物の体になって人間の声が出せるはずがない。

喋れなくても読み書きや聞くことができればいい。

そのためには...

俺は、絵本のような簡単そうな本を手に取った。

誰かに読み聞かせしてもらうしかないな。

でも誰がいいだろう?お父さんは忙しそうだし、お母さんはなんか怖いし、少女も忙しそうだ。

だったらメイドか?

そう考えた瞬間少し遠くで物音がした。

この部屋だ

俺は、音の方に向かうとメイドが本の整理をしていた。

こんな小さな物音に気づくのは、ステータスにあった聴覚と言う奴だろう。

メイドも忙しそうだな。

じゃあこの本持って色んなとこウロチョロしてみるか。誰か暇になったかもしれない。

俺は、図書室から出た。

そこに少女が立っていて図書室に入ろうとしていた。

ナイスタイミング

俺は、持っている差し出した。

一瞬少女は、戸惑ったがすぐに理解して俺が選んだ本を読んでくれた。


選んだ本は、20ページ程の短い子供向けの絵本だった。

「----------------------」

相変わらず何言ってるか分からんが絵と読むと段々分かるようになっていった。

俺は、その本を読んでもらっていて半分にさしかかった時目の前にステータスの時と同じように半透明の板が現れた。


スキル「エン語」習得


おぉ!これで言ってることが分かるのか!?

「ピン----は--レーウル---間---した」

少しだけど分かるようになってきた。

絵から察するになんかの人が灰色の狼を餌付けしている。

ピンなんちゃらは、グレーウルフ?を仲間にしたのかな?

この調子でどんどん覚えよう。

もうすぐ本が終わると言う時また半透明の板が現れた。


スキル「エン語」のレベルがアップしました


スキルってレベルアップするんだな

「ピン太-は、無-鬼族を倒しまし-たとさ」

おー大体分かるようになってきた!

もうちょっと読んでもらおう。

俺は、他の本も読んでもらった。


「ふー、おもしろかった?」

少女が聞く。

少女のおかげでエン語のレベルが大分上がった。これならあの図書室の本も読めるはず。

俺は、少女にコクリと頷き図書室に走っていった。

図書室の本は、さっきまでエン語が分からなかったが地理や歴史、お金の事などの本だった。

お父さんが読むのかな?そういう仕事してそうだもん。

とりあえず魔法関連の本は、...

ちょっと探してみるか


見つからない!もう1時間以上は、探しているのに見つからない!

これは、他に本がある場所を探すしかないか?

お父さんの部屋は、同じような本しか無さそうだし。

お母さんの部屋は、...まず部屋に入るのが怖いな。

じゃあ少女の部屋か?本棚があるには、あったからな。

魔法かどうかは、謎だが...


えーとあった!魔法とかの本

俺は、杖と魔法陣の絵が書かれた本を手に取った。

その時隣にあった本に目が入った。


レイアの日記


日記か...

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