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2.探索

とりあえずこの家に住む事になった。

いやされた。

だから家の間取りやらを覚えておこう。

にしても豪邸だなぁ

1階は、玄関から出て...

リビングか。

左に行ったらダイニング、キッチン。

右に行ったら図書室。

前に行ったらでっかいトイレ。

2階に行くには、...

あれ?階段がない

そう言って俺は、ウロチョロしてると自分が立っている場所に魔法陣のようなものが描かれた。

すごいな...

家の構造からこの家庭が金持ちなのは、わかったんだがこれは、見ただけで俺を魅了する。

魔物の勘ってやつか?

俺は、魔法陣をなぞる。

その瞬間当たりが光り出してエレベーターの浮遊感が来て辺りの景色が変わった。

...2階に来たのか?

とりあえずここも探索するか。

まずは、1番近い部屋。

ドアを開けると少女の父らしき人が座ってなにか書類にハンコを押したり羽ペンで書き書きしてる。

父は、俺に気づいて微笑みまた書類と睨めっこを始めた。

あまり邪魔しちゃ悪そうだな。

俺は、父の部屋を出て次の部屋に行った。

ここは、母の部屋だそうだ。

母は、柔軟などをして体をほぐした後木で人間を模した物と組み手を始めた。

母が突きや蹴りをするごとに木がへこんでいる。

威力えぐ...

あまり覗いてると吹き飛ばされそうだ。

俺は、次の部屋に行く事にした。

ここは、少女の部屋か

ずっと勉強机に向かって勉強をしている。

少女は、見た感じ中学3年生ぐらいだから受験勉強があるのか?

まぁ、この世界に学校や高校があるとは、限りないが勉強するのは、悪い事じゃあない。

励むんだよ。

俺は、少女の部屋から出た。

これ以上は、空き部屋や倉庫ばかりで面白くなかった。

ふと窓を見るとでっかい庭があった。

あれサッカーコート1つ分はあるぞ。

ちょっと行ってみるか。

ってあのエレベーター?の戻り方分かんないんだけど...

俺は、さっき昇ってきた場所にあった魔法陣を指でなぞる。

そうすると同じ感覚で元の1階に来た。

じゃあ玄関から出て裏の方まで回るか。

そこに庭があるからな。

俺は玄関のドアを開けようとした瞬間。

「「「「行ってらっしゃいませ」」」」

複数人の声にビックリして後ろを向くと5、6人のメイドが俺に頭下げていた。

なんか小っ恥ずかしいな

裕福な家庭とは言え、メイドまでいるとはねぇ

とりあえず庭に急ごう。

俺は、ドアからでて家の反対側に向かった。

庭までの通路は、端にいろんな形に切り取られた木が何本も等間隔で生えていた。

その通路を通り抜けると...

でっか!

所々に木が生え中央部には、小池が見える。

これは、すごいな!

俺のステータスにレベルの枠があったし攻撃力や体力などの欄があったからここで走りまくればそのどれかが上がるかも。

強くなる事に理由はないけど、何故この家庭が俺を育ててくれるのか未だに分からない。ここは、異世界だから虐待されてもおかしくない。

更に知恵もつけておかなければいけない。リビングに杖が飾ってあるのが見えたからこの世界に魔法は、あるのだろう。

だがそれをどこで覚えるか...

...そうだ!図書室があるじゃないか!

杖があって魔法についての本があるわけがない!

そうと決まればここでの生活をスタートしよう!

俺は、庭の周りを体力が尽きるまで走り続けた。

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