1.転生
今回から、「転生したらテイマーの従魔だった〜命を賭けて守りたい〜」書かせてもらいます。俺は、そんなに頭良くないんでこれなに?ってとこは、質問して下さい。
パキパキ...
何かが割れる音で目覚める。
ここはどこだ?
手足をジタバタさせてみる。
丸い形状の何か硬い物で包まれている。
パキパキ...
まただ。その音の後からどこからかは、分からないが声が聞こえる。
「-----------」
聞いたことのない言語だ。
パキパキ...
またまた?一体何が起きているんだ?
バキッ!
ついには、その硬い物が割れた。俺は、その硬い物の中から出た。
う...日光が眩しい。
俺は、明るさに慣れるまで待った。
だんだん周りが見えるようになっていった。
目の前には、中学生ぐらいの金髪の少女がいた。
「--------」
声の主は君か。何言ってるかは分からんけど...
少女の隣には、3、40ぐらいの男女が立っていた。
少女の夫婦...かな?
にしてもみんな大きいな。俺170ちょいもあるのに。
こいつら見下ろしてるよ。
にしても床が柔らかいな。
俺は、足元を見てみた。
赤い毛布が敷かれていた。俺は、さっきまで硬い物があった場所を見てみる。
卵の殻があった。
...
......
.........理解が追いつかないな。
夢でも見てんのかな?
でも夢かもって思ったら大体夢じゃない事が多い気がする。
とりあえずこの人たちとコミュニケーションを取ろう。何か掴めるかもしれない。
前テレビで英語が分からないがジェスチャーを踏まえて外国人とコミュニケーションをとっていた芸能人がいた。
誰かは、忘れた。
そんな事は、どうでもいい。ここがどこかを聞かないと
「キャンキャン?」
え?自分で出した声だよな?
何だよキャンってこれじゃまるで人外やん。
「-----」
少女が俺の鳴き声に答える。
ごめん何言ってるか分かんない。
くそ!部屋を見て判断するか。
見た感じ木造でリビングだなやけにファンタジー臭いが。
暖炉の上に何か飾ってある。
剣と杖だ。
ファンタジーの。
これは、...見なかった事にしよう。
俺は、近くにあったでっかい鏡を覗いてみる。
そこには、長いたれた耳を持つ、二足歩行のすごく可愛い生き物がいた。二足歩行したからキモくなると思うかもしれないが、なぜかとても可愛いかった。少しバカっぽいけど...
説明下手だな。
いままでの俺は、...
覚えてない。男なのは、確かでその世界がどんな感じかも覚えている。ただ自分の事は、一切分からない。
俺は、誰なんだ?
そう考えた瞬間半透明の板が目の前に現れた。
その板には、こう書かれていた。
名前:
種族:ロングイヤー
レベル:1
体力:17
攻撃力:10
防御力:8
機動力:12
魔力:9
スキルα
無し
スキルβ
無し
スキルγ
・聴覚
これってゲームでよく見るステータスって奴だよな
うう...認めたくないけど
あくまで予想、仮説に過ぎない。
ここは、異世界で俺は、...
転生したんだ