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△第4話 散々な高校生活初日

「ていうことがあったんだよ」

「そりゃよかったな」

「そんなことってあるんだねぇ〜」


俺は彩花さんと別れた後、式が終わってから登校した。

もちろん先生方にはこっぴどく怒られた。


「で、好きになっちゃったの?」

「いやまったく」

「あいかわらずだな」


で、今教室で話してるこの2人は、小学生からの付き合いの、

渡辺諒(わたなべりょう)濱口美鈴(はまぐちみすず)だ。


どちらとも仲が良く、よく3人で遊びに行ったりする。

ちなみにこの2人は...


「まぁその人よりみーちゃんの方が100倍可愛いだろうけどな」

「もぅ、りょーくんったら♡」


見ての通り付き合っている。

しかも2人は、超イケメンと、超美人。

こういうヤツらをお似合いというのだろう。


ちなみに俺は前も言った通り、彼女いない歴=年齢だ。

しかも、人を好きになったことがない。


「あいかわらずとはなんだよあいかわらずとは」

「まぁ、あの修也が人を好きになったら驚きだわ」

「激しく同意」

「2人揃ってひでーなぁ」

「だって好きって気持ちがわからないんでしょ?」

「...」


そう、俺は人を好きになってないんじゃない。

そもそも好きっていう気持ちがわからないんだ。


けど、女性に興味が無いわけじゃない。

人並みの性欲はあるし、エロいことだって好きだ。

けど好きが分からない。


「まぁまぁ焦ることじゃないし、のんびり分かっていけばいいじゃねぇか」


諒がなだめるように言う。


くそ、本当にイケメンだなこいつ。


諒は茶髪ですこし赤みがかっている。

180cmオーバーの身長を持ち、イケメンで頭もいいし運動もできるといった、

超ハイスペック人間である。ちなみに中学の頃は何故か帰宅部だった。


「まぁたしかにりょーくんの言うとうりだね。それに、そんな簡単の事じゃないと思うし」


美鈴は、友達目線から見ても超美人だ。

髪は茶髪のショート。いつもボブでセットしている。

身長は160cmくらいだ。

胸の方は...まぁ希望を捨ててはいけないと思う。

しかし、モデル雑誌にも載ったことがあるような美人である。


「なんか、ありがとな。2人とも」


そう言ったら、2人ともわらってくれた。


ちなみに俺はまったくイケメンじゃない。ブサイクではないと思うが、

イケメンのイの字もないただの一般人だ。

簡単に言えばモブ顔だよモブ顔。

他に関しても秀でたものはなく、モテる要素がない。告られた回数も0。

あれ、なんか目から水が出てきたぞ...?


「ん?どしたの?」

「いやなんでもない。周りの視線を意識して少しみじめになってただけだ」

「あのな、前からずっと言ってるけどな、そんなの気にすることないって言ってるだろ?」

「そうそう、誰が誰と仲良くしてようが周りには関係ないし」

「お前ら...泣」


俺がいい感じに感動していたら、


「「いくらみーちゃんがが可愛いからって」」

「「いくらりょーくんがかっこいいからって」」


...綺麗にハモりやがった。


「みーちゃん...」

「りょーくん...」


俺が感動してたのにすぐに二人の世界に入りやがった。


「みーちゃんの可愛さには負けるよ〜♡」

「りょーくんのかっこよさには誰も勝てないよぉ♡」


え、あれ?俺がなぐさめられてたんじゃないの?

なんで2人でイチャイチャしてんの?おかしくね?


「みーちゃんの彼氏で俺は幸せ者だよぉ♡」

「もう、やめてよぉ♡」


いつまで経っても終わらないイチャイチャに俺は我慢が出来なかった。


「おい!てめぇら!いつまで経ってもイチャイチャしてんじゃねぇぞ!このバカップルが!!」そう言ったら、


「アホ!こんな所でお似合いカップルだなんて言うな!恥ずかしいだろ!」

「そうよ!超お似合いカップルだなんて!恥ずかしいじゃない!」

「言ってねぇよ?!てめぇらの耳腐ってんのか?!ていうかお前らの行動の方がよっぽど恥ずかしいわ!」


俺たちが騒いでいたら、


「はいはい座ってー、HRやるぞー」


と、女の担任が入ってきた。


ちなみに俺は、この先生に1番怒られた。

物凄い形相で、口調も女性っぽくなかったから、

恐らく元ヤンというものだろう。


生徒たちは、各々の席に座っていった。

俺たちも会話をやめて、先生の方を向いた。


「じゃあまず自己紹介からするわ、私は来栖楓(くるすかえで)といいます。気軽に楓先生と呼んでください。ちなみに歳は永遠の20歳です☆」

「で、修也本当は?」

「27だ」

「なんでわかった?!?!」

「いや、俺一目見ればその人が何歳かだいたい分かるんすよ」


そう俺の能力である、真実の目[ピュアアイ](笑)は、<命名美鈴>

見ただけで相手の年齢がわかるのだ!!


「谷口...お前後で職員室な」

「はぁっ?!待ってください先生!」

「じゃあ今度はお前たちが自己紹介な、最初は安藤から...」


俺の言葉を無視して生徒たちに自己紹介するよう伝える。

入学初日から遅刻して、放課後は職員室?


最悪だよほんとに...

僕はあんまり男1人に対し、女大人数といったことが苦手なので、どんどんカップリングを作っていっちゃいます。読者の皆さんの感想などで、1人に対し複数人ということがあるかもしれません。

これからも妄想をフルスロットルさせて頑張ります!!

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