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△ 第1話 ある日の谷口家の朝

※worldの創立年を3年に変更しました。

段々と寒さが減り始め、温かさが少しずつだが出てきた4月の朝


俺は今日高校生になる。



「ネクタイよし!ボタンよし!髪型よし!」


風呂場の鏡の前で何度も何度も同じことをしている俺、谷口修也(たにぐちしゅうや)15歳は今日、高校生になる。


「制服の匂い...パーフェクト!」


ん?なんで使ってもないのに洗うのかって?しかもクリーニングじゃなく洗濯機で...

そんなの決まってる!俺はここの柔軟剤を使った服じゃなきゃ着たくないからだ!


俺がいつも使ってる柔軟剤メーカー[world]は、つい最近の3年前から始まったメーカーだ。


[world]は、ほとんど年季がないのに、その実力だけで柔軟剤メーカーのトップにたった3年で到達した。

それも1番最初に出した柔軟剤がとにかくバカ売れしたのが原因だ。

何やら有名人が試しに買い、その匂いの良さと、継続時間がとんでもないとSNSに呟いたからだ。


ちなみに俺は、そんなのを知る前に買った。


なかなか無いかもしれないが、俺は柔軟剤には目がなく、新しく出たものはどんどん買ってしまうのだ。

それでどハマりしたのがこの[world]。

もうこれ以外のメーカーでは、物足りない体質になってしまったのだ。


「やっぱりここの柔軟剤は他とは比べ物にならないなぁ。」と、1人で盛り上がっていたら...


「兄さん、朝からうるさい...」

「おぉ!達也起きたか!ちょっといいか?」

「なんだよ?」


こいつは俺の愚t...親愛なる弟の達也(たつや)だ。

兄である俺が言うのもなんだが俺とは違いかなりイケメンだ。

文武両道の精神を重んじていて、手を抜くといったことを全然しない。

そのせいか、んもっちょ〜モッテモテ!

女の子と付き合った回数なんてもう両手じゃ足りない!

くそっ!まだ中三3のくせに!


それに比べて俺は、勉強は平均よりちょっと上くらいで、運動はそこそこ、それに彼女が出来たことも無いし、顔もイケてない。

はぁ...なんか悲しくなってきた。

こいつを目の当たりにして元気が無くなった俺は弟に頼んだ。


「おかしな所ないか見てくれん?」

「何回も確認してるだろ。見る必要なし。」

「ちょっ、おい!」


俺の呼び掛けに反応もせずそのままリビングに行こうとした。

あの野郎、反抗期か?

なら俺にも考えがある...

俺が唯一弟に勝っているところ、


「おいおい、見てくれるくらい別にいいじゃんかよぉ。」

「え、やだけど?」

「いいから見ろって、この...」


それは...


「チビが」

「あ?」


そう、こいつはイケメンで、頭が良くて、運動神経も抜群だ。

けど、身長が結構低い。

俺が172cmに対して、達也は161cmだ。

まぁ結構な差だよね、

それは達也もかなり気にしていて、身長がちっさいのをイジるとすぐにキレる。


「なに?朝から泣かされたいの?」

「バカ言うな。泣くのはお前の方だ達也。」


俺たちは仲がいいとよく勘違いされるが、そんなことはなくめちゃくちゃ仲が悪い。

よくこういうふうに喧嘩をする。(全部修也から喧嘩を吹っ掛けている)

ナレーションうるさい!!!余計なこと言うな!!


そうやって睨み合ってたら、


「あんた達さっきから呼んでるの聞こえなかった?」

「「うるせぇ!」」


俺たちは同時に言いながら声の方を向いた。

そこには鬼の形相をした母、千恵美(ちえみ)がいた。


「へぇ、そんな口を聞くのかい?バカ息子共。」

「あっ、ちょっ、すみません。全部達也が悪いんです。僕は悪くないです。」

「はぁ?!変な嘘つくな!兄さんが煽ってきたんだろ!!母さん騙されないで!兄さんから煽ってきたんだ!」

「バ、バカお前っ!最初からお前が兄である俺の言うことしっかり聞いてれば良かったんだよ!」

「なんだよそれ!僕は兄さんの下僕じゃないんだぞ!」

「バーカ!弟なんて下僕みたいなもんだ!兄の言うことを聞く義務がある。」

「何を勝手なことを言ってんだあんたは!それはあんたが決めたことだろ!」

「お前っ、お兄様に向かってあんたとはなんだあんたとは!」

「なんだよ!」

「やんのか!?」

「ちょっと...」

「「!!!」」


物凄く殺気が込められた声がその場に小さく響いた。

そして母、千恵美の方を向くと...


「「ひいっ!!!」」


言葉に表せないくらい怖い顔をしていた。


「あんた達...」

「「は、はい。」」


生唾を飲み込むと...


「いいがげんにしなぁーーーー!!!!!!」

「「ギャッーーーーーーーー!!!!」」


俺と達也はその日、頭にたんこぶが出来た。

なんかラブコメってよりギャグっぽくなってきました。

なかなか先に進めず申し訳ないです!

けどこっから何とから恋愛方面に進めていくので、のんびりお待ちください。

それと感想募集してます!なにか指摘だったりとか、ここがおもしろかった!とか、こういうの取り入れていいんじゃない?とか、全てが私の力となり、モチベーションアップにもつながります!

是非是非感想をよろしくお願いします!

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