逆流(りんねしゅー)
とある国の森、緑が実に美しい。
そんな事はさておき限界集落に住む老夫婦がいた。
お爺さんは盗撮行為がバレて山にしばかれに、お婆さんは決して誰も近づかない川へ生きるか死ぬか殺すかの選択をしに向かった。
お婆さんが川に着くと、向こう岸から知らない人が手を振っている。
?
これは当然無視をした。
しばらくすると、川の流れに逆らいながら見たこともない大きさのノートパソコンが昇ってくるではないか。
「なんじゃ?」
するとノートパソコンに映った青白い顔の青年が言う。
「僕すか?僕はピー君です」
「ピー君じゃと!?むむ…誰じゃ?」
「僕は人を瞬間移動させるピー君です」
「むむ…」
一方その頃、山で相手方の彼氏とその仲間とお婆さんにあとちょっとで死んじゃうよくらいの勢いでボッコボコにされたお爺さんが倒れている。
「クソジジイが!これは貰ってくぜ!」
124万円もしたまだローンの残った高級時計を奪われてしまった。
「やっぱり1番持ってかれると思ってたやつ持ってかれた!やっぱりあの時計もってかれた!」
その翌日、お爺さんが激痛により目を覚ますとお婆さんの左腕には美しく光る時計がついていた。
これは、日本一意味のない物語と言う名の物語である。