7/101
4/7/'19
世界は冷たい。
僕がどこを歩こうとも、誰も僕を見ないんだ。
線路の上で思うよ。このまま、朝になって電車が来てくれないかなって。
だけどその夢を見る前に、起きちゃうんだ。
Tシャツをまとって出かけよう。誰も知らない僕を探そう。
誰も知らない。僕が、深夜に街を出歩いてること。
誰かと出会うわけでもなく、ただ寝静まった、僕だけの街。
アスファルトに寝転がったら、支配者になった気分だ。
缶コーヒーが美味しい。自動販売機と会話ができそうな気がする。
僕一人だけの世界になったら、気持ちがいいんだろうな。
ねえ、そうだろう?