初出撃
7話目です
投稿がすごい遅れてすいません
仕事など色々忙しくてこちらにくる時間があまりなくて次話もいつ投稿できるかわかりませんが出来る限り早く投稿できるように精進します
それではどうぞ
平凡な毎日、今日は学校の日、そんな平和な日に突如予期せぬ事態が起きる………
【生徒の呼び出しをします、初等科四年四組、アルマさん、シャルティアさん、アメルさん、リリアさん、エレミアさん、ルーシーさん、至急学院長室に来てください繰り返します………】
「あっ!」
「みんな行くよ!」
『うん!』
六人は急いで学院長室に向かった
「学院長先生!お待たせしました!」
「来たようですね」
「そのようだね」
「パパ!?」
「アルマ、緊急事態だ、スレッドシェル北西部に覚醒した異能力犯罪者が出現したらしい」
「異能力レベルは?」
「一人を除いて全員レベル1、2だ」
「あと一人は?」
「レベル3、こいつに関してはアルマが対峙しなさい」
「うん、わかった」
「君達の武器に関しては非殺傷設定にしてあるからやり過ぎないようにね」
『はい!』
「それでは………StrikerS出撃!」
『了解!』
学院長先生の一声で六人はスレッドシェル北西部に出撃していった
「ねぇ、なんで学院長室にアルマのパパが居たの?」
「それはパパがあたし達を手伝ってくれるんだって」
「そうなんだ」
「みんな、そろそろ異能力を発動させて、いきなり襲ってくるかもしれない」
「うん!」
六人は異能力を発動させ、スレッドシェル北西部に着いた
「お前ら、俺達のこと馬鹿にしやがって!」
「俺達の恨みをたっぷり受けてもらうからな!」
「やっ、止めてくれー!だっ、誰かー!?」
「死になぁっ!」
「待ちなさい!」
「なんだ!?てめーら?」
「あんた達を捕まえる人だよ」
「なにぃ?てめーらみたいなガキが俺達を捕まえるだってよ」
「こんなガキが俺達を捕まえられるのかよ」
「パパ…………あいつら全員殺ってもいい?」
[ああ構わないよ、だからって殺しちゃだめだからね?]
「はぁい☆」
「ねぇ………アルマの性格変わってない?」
「そうね………かなり変わってるわね」
他の五人はアルマの性格が全く違うことに驚いていた
「お前達はあたしがたおす!」
「なんだぁ!?てめぇらやっちまえ!」
「おぅ!!」
「投影………ファランクス!」
アルマはファランクスを取り出すと敵に向かって走り出した。
「アルマ!?無茶よ!!」
アルマはリリアの言葉をきいていなかった
そのアルマに大勢の敵が襲いかかってきた
「………フレイムジャベリン!」
アルマのファランクスが焔を纏って迫り来る敵を一掃した
『うわぁぁぁっ!』
「あたしを馬鹿にするからだ」
「くそぅ………!」
「投影…………ブレイバー………」
アルマはファランクスを消し、ブレイバーを取り出した
「さぁ、大人しくあたし達につかまれ」
「誰がおまえ等なんかに捕まるか!」
「ならば、力づくで捕まえるだけだ」
アルマがブレイバーを地面に突き刺したと同時に異能力犯罪者の足元に魔法陣が現れた
「こっ、これは!?拘束魔法!?」
「あたしの拘束魔法からは決して抜けられない」
「なんだと………」
「あっ、アルマっもうやめなって!」
リリアがアルマを止めるように説得した
「あたし達の目的はこいつらを捕まるんじゃなかったの?」
「そ、そうだけど………!」
「なら、いいじゃない」
アルマはそういってリリアの側から離れていった
「あっ、アルマ!!」
「まったく、性格が変わってるから話を聞こうしないわね」
「う、うん、まぁね」
「?どうかしたのリリア?」
「アルマの性格が変わるのは今に始まったわけじゃないの」
「どういうこと?」
「前にもあったらしいのアルマの性格が変わってたの」
「そうなんだ」
「うん」
「きゃぁっ!!」
向こうからアルマの悲鳴が聞こえた
「アルマ!?」
「みんな行くよ!!」
「うん!!」
五人はアルマの元へ向かった
そこにはブレイバーが地面に突き刺さった横にバインドで拘束されているアルマがいた
「アルマ!!大丈夫!?」
「くぅ……っあいつら…卑怯な技であたしを……」
「そう…あとは私にまかせておきなさい」
「……っ、リリア……!!」
「大丈夫よ、あなたの仇はとるから」
リリアは双剣を構えながら歩いていった
「鎚撃の双剣………【ストライクスティンガー】発動………」
「ん?俺とやり合おうてか?」
「あんたなんか相手にならないわ……たったのレベル3じゃね」
「テメェっ……!ざけんじゃねぇっ!」
「リリア!!」
犯罪者はリリアに切りかかろうとした
しかし、犯罪者の攻撃はリリアの双剣によって弾かれた
「なにぃ!?」
「だから無駄って言ったでしょ…レベル3じゃ相手にならないって」
「なんだとっ!」
「……ツインドライブ」
リリアはそう呟くと一瞬で相手に詰め寄り剣戟を加え始めた
「くっ……!」
「さっきの威勢はどうしたのかしら?」
「くそっ!」
「隙あり!!」
その瞬間リリアは相手の剣を弾き飛ばしていた
「くっ……」
「観念しなさい、もう決着はついたわ」
「そこまでだよ、リリア」
そう言い放ったのは拘束魔法を唱えていたアルマだった
「アルマ!?もう大丈夫なの?」
「うん、ただ拘束されていただけだからね」
「おまえらぁ……!!」
「これで終わりよ、おとなしく罪を認めるのね」
「くそぅ……」
とそこに異能力犯罪者取締り班が到着した
「お待たせいたしました!異能力犯罪者取締り班です!」
「お待ちしていました、犯罪者の人たちはあっちで拘束しています」
「わかりました!ご苦労様です!」
「ふー、やっと終わったわね~」
「そうだねー」
『みんな聞こえるかい?』
「あっ、パパ!」
『任務終了早々悪いんだけど、今そっちにお迎えの車を出したからそれに乗って学院まで戻ってきてもらえるかな?』
「あっうんわかったー」
『じゃあ、気をつけて帰って来るんだよ?』
[はいっ!]
「今からお迎えがこっちにくるって」
「そうなんだ、私ちょっと疲れちゃったわ」
「あっ、わたしもー」
通信を終え待つこと数分………
「お待たせいたしました、StrikerSのみなさま任務ご苦労様でした」
「えーと、あなたは………?」
「申し遅れました、これからStrikerSのみなさまのお迎え役を任されましたエミューラと申します、以後お見知りおきを」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
「学院長先生がお待ちです、さぁ、お乗りください」
[はいっ!]
六人はお迎え役のエミューラの車に乗り、ミュールシア魔法学院に戻っていった
「ただいま戻りましたー」
「うむ、ご苦労であった」
「みんなご苦労様」
「あっパパ!」
「アルマ、頑張ったね」
「うん!!」
「あのぅ………私たちを呼んだ理由はなんですか?」
「おっと、そうだったね……では始めよう」
そう言うとアルマのパパは、モニターを出し説明を始めた
「今日のアルマの戦闘を見てわかったと思うけど、みんなには属性が宿っている」
「属性………?」
「そう、属性の中にも色々あってね、六種類に分類される」
「六種類もですか?」
「そう、火・水・雷・風・光・闇の六種類」
「そうなんですか、じゃあ、私たちにも属性が宿っているですか?」
「その通り、六人にも属性が宿っているよ」
「アルマは火のような魔法を使ってたわよね?」
「うん、あたしの属性は火だよねパパ?」
「うん、そうだよ」
「じゃあ、アメルの属性は?」
「そうだね、アメルちゃんの闇かな?」
「闇………」
「沈黙の剣自体が闇の異能力だからね」
「そうなんですか」
「すごいねぇ」
「そうね、この調子で行とシャルは風かしら?」
「確かに相手に攻撃されないように投刀の速度は少し上げてるけど………」
「リリアちゃん正解、シャルティアちゃんの属性は風だよ」
「へぇ~……」
「エレミアの属性は光じゃない?」
「そうかなぁ、そういえば異能力が属性に反映されることはあるんですか?」
「そうだね、異能力が属性に反映することは多いことじゃないけど、その例はあるよ」
「そうなんですか、じゃあエレミアの属性は光だね」
「そうだね、異能力も星光の殲滅鎗だもんね」
「うん!………でもリリアとルーシーの属性はなんだろ?」
「私は水かしら?私とルーシーは異能力は武器に派生するけど属性は反映されないのよね」
「そうなのよね、リリアが水なら私は雷ね」
「二人とも正解、異能力が属性に反映すること稀なんだよ、つまり、属性に反映されないことの方が多いんだよ」
リリアとルーシーは話していたが他の5人は首を傾げていた
「あっ、ごめんなさい、わかりやすく言うとエレミア達みたいに異能力は属性に反映されないのよ」
「そうなんだ」
「属性には弱点属性と得意属性があるんだよ」
「そうなんですか?」
「そう、火属性は水に弱く風に強い」
「じゃあ、水は風に弱く火に強いんですか?」
「そう、ちなみに光と闇はともに反対属性と得意属性が同じなんだよ」
「そうなんだぁ、じゃあ自分の反対属性と得意属性さえ知っていれば戦闘がしやすくなるんですね!」
「そうだね、六人の反対属性と得意属性さえ知っていれば戦闘は有利な方に傾くね」
「よぉし!みんなでがんばろー!!」
「おー!!」
こうしてStrikerSの初出撃は無事に終わった
今回は初出撃でした
かなり遅くなりました
次もいつ投稿できるかわかりませんが気長にお待ち下さい