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チーム結成と模擬訓練

五話目です


話は1ヶ月先の話になります

進級から先の話ですので当然六人は友達になっています


進級から1ヶ月後のとある休日

アルマ、リリア、シャルティア、エレミア、アメル、ルーシーの六人は魔法学校の演習場に来ていた


アルマ「さっ、異能力(ディファーアビリティ)の練習頑張ろ!」

アルマ以外5人「「「うん!」」」

シャル「でもどうやって練習するの?私達以外に異能力者なんていないのに」

アメル「そうだよね、とりあえず個人の異能力を確認しておこうよ」

エレミア「うん、そうだねじゃあ、誰からする?」

シャル「じゃあ、あたしからするよ」


シャルティアが手をあげ、説明を始めた


シャル「私の異能力、投刀(ナイフレイン)は私の意志で刃物形状の武器を形成して頭上から降らせることが出来るんだ、降らせる数も決められるよ、こんな感じにね」


そう言ってシャルはナイフレインを発動させ、シャルの前に日本刀を一本降らせた


ルーシー「わっ!びっくりした」

アルマ「シャルすごいね〜」

アメル「これがナイフレインの能力……距離とかは決められるの?」

シャル「うん、イメージすれば出来ると思うよ………エレミア、そこから動かないでね?みんなはエレミアから離れていて」


他の四人がエレミアから離れたその時、エレミアの周りに円を描くように日本刀が地面に突き刺さっていた


アメル「すごぉ〜い」

リリア「エレミア、大丈夫?」

エレミア「う、うん何……とかね」

シャル「でも、この能力には一つ欠点があるの」

アメル「欠点?」

シャル「この能力を相手にたいして降らせるとその降らせた武器を相手に使われる」

ルーシー「あっ、そうなんだ」

アメル「でもそれを防ぐのは私の異能力なんだよ」

アルマ「そうなの?」

アメル「私の異能力、沈黙の(サイレントブレイド)は相手や異能力源を切るだけで相手の異能力を一時的に封じることが出来るの、例えばこの日本刀、能力はシャルの能力だから切れば、能力が消えるから日本刀も消えるんだよ」

アルマ「へぇ、アメルとシャルのコンビ良さそうだね」

ルーシー「じゃあ、アルマの異能力は?」

アルマ「私の異能力は投影(トレース)、普通の投影と違って召喚獣が召喚できないらしいの」

エレミア「召喚獣が召喚できない?」

アルマ「うん、前に私の異能力が暴走した時に召喚だけできなかったの」

アメル「そうなんだ……」

アルマ「召喚獣が召喚できないおかげで投影できるのは武器だけだけど、私が使用できるのは三種類あるの」

アルマ以外5人「「「「三種類も?」」」」

アルマ「まず一つ目は槍型の武器ファランクス」


アルマはファランクスを手元に出現させた


エレミア「重そう………」

アルマ「エレミア、持ってみる?」


エレミアはアルマの武器ファランクスを持ってみた


エレミア「あれ?重く無い?」

アルマ「そうだよ、これも私の投影の能力、武器の重さを二分の一にするでも私の元から少しの距離でも離れると………」


アルマがエレミアから離れるとエレミアの持っていたファランクスの刃が地面に突き刺さった


エレミア「お、重い!?」

アルマ「そう、私から離れると2倍の重さになるんだ」

ルーシー「一つ疑問なんだけど、アルマが武器を持ってる時の重さは軽いじゃない?武器と武器がぶつかったらアルマが弾き飛ばされるんじゃない?」

アルマ「それも投影のスキルで相手に伝わる重さも2倍になるんだ」

シャル「へぇ、そんなスキルがあるんだ」

アルマ「じゃ、次の武器にいくよ、二つ目はファントムブレード」


次は刀型の武器、ファントムブレードを出現させた


エレミア「今度は刀型かぁ、」

アルマ「ファントムブレードは普通の日本刀と同じ切れ味なんだ」

アメル「へぇ…………次は、何の武器なの?」

アルマ「三つ目は大剣武器ブレイバーだよ」


アルマの手元に大剣の武器ブレイバーが出現した


シャル「わぁ、おっ重そう………」

リリア「これも、投影のスキルで軽くなってるの?」

アルマ「うん、そうだよ」

リリア「私に持たせてよ」

アルマ「うん、いいよ」


リリアはアルマの大剣を持たせてもらった


リリア「そんなに重くないね」

アルマ「そうでしょ?それとこのブレイバーには武器破壊効果があるの」

リリア「武器破壊効果?」

アルマ「そう、相手の武器とぶつかったときに、相手の武器を破壊することが出来るの」

エレミア「そのスキルなら私の異能力(ディファーアビリティ)と同じ効果だよ」


そう言ってエレミアが能力の説明を始めた


エレミア「私の異能力、星光の殲滅鎗(スターライトデストラクション)は主に武器破壊を得意としているの」

シャル「へぇ、そんな異能力があるんだ」

エレミア「うん、それに異能力が武器に派生するからどの武器を使っても武器破壊が出来るんだ」

シャル「そうなんだ」

ルーシー「そう言えば、リリアの異能力って何なの?」

リリア「私の異能力は鎚撃の双剣(ストライクスティンガー)

アメル「鎚撃の双剣……?」

リリア「そう、私の能力も武器に派生するのよ、能力の効果は一撃一撃の攻撃の強さが強力になるの」

シャル「へぇ、そうなんだ」

リリア「だけど、この能力は違う武器だと能力を発揮しないのよ」

アメル「そうなんだ」

ルーシー「私の異能力も違う武器だと能力を発揮しないのよ」

アルマ「ルーシーも?」


ルーシーは銃型の武器を取り出して説明を始めた


ルーシー「私の異能力、無限の弾丸(インフィニティガン)は銃型の武器のみ能力を発揮するの」

アルマ「銃型だけなんだ?」

ルーシー「うん、この能力の効果は銃弾が尽きることなく撃つことができるんだよ」

リリア「だから、無限の弾丸なんだ」

ルーシー「そう、他にも相手のバリアをも打ち砕くこともできるのよ」

アメル「す、すごいね………」

???「君たちの異能力、しっかり見せてもらったよ」

6人[!!!]


六人の背後から声がしたので振り返ると大柄な男の人が立っていた


アメル「が、学院長先生!?どうしてここに!?」


そこに立っていたのはミュールシア魔法学院の学院長先生だった


学院長先生「君たちの異能力を見に来たのだよ」

シャル「そうなんですかぁ」

学院長先生「六人とも異能力レベルが最高クラスの5、君たちはただの異能力者たちでは無さそうだ」

アルマ「!!!……なんで私達の異能力レベルを…?」


アルマが恐る恐る学院長先生に質問した


学院長先生「何故?それは私が、異能力最高クラスの者たちを集めたチームを作ろうとしている者だからだよ!」

シャル「異能力者を……?」

ルーシー「集めたチーム……?」

学院長先生「そうだ、今のところ最高クラスの異能力者は君たちしかいない」

リリア「と言うことは………」

学院長先生「君たちが私のチームに入ってもらう」

6人[えぇぇ〜〜〜〜っ!?]

学院長先生「安心したまえ、君たちのお父さんたちにはこの事は話しておいた」

アルマ「それで、私達のお父さん達は賛成したんですか?」

学院長先生「ああ、賛成したとも」

アルマ「そうですか…………それでそのチームは何をするんですか?」

学院長先生「君はアルマ君といったかな?」

アルマ「はい、アルマ・ファルサナです」

学院長先生「君はもうチームに入ることを決めたのかい?」

アルマ「はい、決めました」

学院長先生「そうか、他のみんなはどうだい?」


アルマ以外の五人は少し戸惑っていた


アメル「そ、そのチームはいったい何をするんですか?」

学院長先生「なら私に付いてきなさい」


そして、学院長先生は六人を初等科の学院長室に連れていった


学院長先生「さぁ、着いたよ」

アメル「ここは……学院長室?」

学院長先生「左様、では先ほどの質問を答えるとこうなる」


学院長先生は六人にある一つの映像を見せた


シャル「これ………異能力?」

学院長先生「そう、この映像は異能力を悪用している映像だ」

リリア「異能力を悪用するなんて許せない!」

学院長先生「そこで、君たちに頼むのが異能力を悪用する者を逮捕すること何だが……?」

アメル「そっ、そんなの無理ですよ!?」


アメルが大きな声で言い放った


アメル「だ、だって異能力を悪用する人って凶悪犯じゃないですか!それをどうやって捕まえるって言うんですか!?」

学院長先生「アメル君落ち着きたまえ」

アメル「これが落ち着いていられますか!?」

学院長先生「異能力といっても異能力レベル1や2の話のことなんだよ、最高クラスの君たちには到底及ばない」

ルーシー「異能力レベル1や2くらいなら私達でもなんとか出来そうだね」

エレミア「うん、そうだね」

リリア「あっ、あんた達本気なの!?」

ルーシー「だって、私達はレベル5よ?レベル1や2とかは異能力に覚醒したばかりで私達が負けるわけないでしょ?」

学院長先生「それはそうだ、君たちは最高レベルの異能力者……わかってくれるね?アメル君」

アメル「…はい、分かりました」

学院長先生「それでは、チームを発足するチーム名は……」

ルーシー「チーム名はStrikerSでいいんじゃないですか?」

シャル「あっいいね、それ」

シャル以外5人「「「「うん」」」」


他の皆も賛成したようだ


学院長先生「それでは、ここにStrikerSを発足する!」

6人[はい!!]


学院長先生「それじゃ早速訓練を始めよう」

アメル「訓練?どうやってやるんですか?」

シャル「模擬訓練だよ」

アルマ「模擬訓練?」

学院長先生「左様、異能力犯罪者を魔法で応用利用し、模擬訓練で使って訓練することじゃよ」

アメル「…母さんとやった事あるよ」

リリア「ほんと?アメル?」

アメル「うん、私の能力を試してみるって……」

リリア「そうなんだ」

学院長先生「それじゃ、はじめようか」

アルマ「その異能力犯罪者まがいは誰が召喚するんですか?」

学院長先生「それは私が召喚しよう」

リリア「学院長が?」

学院長先生「まかせたまえ、私は異能力は持ってないが魔法は扱えるんでな」


そう言うと、学院長の周りに魔法陣が多数現れ、そこから影のような人物が召喚された


シャル「うわぁ、すごい……」

リリア「感心してる場合じゃないでしょ!早く武器を準備して!」

シャル「うっ、うん!」


リリアの一声で全員武器を装備した


学院長先生「それでは、訓練……はじめっ!」


学院長のかけ声で異能力犯罪者まがいはアルマたちに襲いかかってきた


リリア「来るわ!」

アルマ「私、前に出る!」


アルマが敵陣に走っていった

ルーシー「アルマ!」

アルマ「パイクスラスター」


そう発した次の瞬間恐るべき速さで加速した


アルマ「はぁぁぁぁっ!」


ファランクスを降り下ろし敵の一人を切りつけた


「アアァァァァァッ!」

シャル「すごい……!」

リリア「私たちも続くわよ!」

他四人「「「「うん!」」」」


他のメンバーも続くように敵に向かっていった


アメル「沈黙の(サイレントブレイド)発動……」


アメルに敵が一人向かって来た


アメル「アーク……ブレイド!」


敵の前にいたアメルが一瞬にして背後についていた


「アアァァァァァッ!」


そして、犯罪者まがいは倒れていた 一瞬にして切られていたのだった


学院長先生「抜刀の威力を利用したのか……さすがだな」

シャル「投刀(ナイフレイン)……発動……」


シャルティアは静かに投刀を発動させていたそれと同時に敵一人が向かって来ていた


「アアァッ!」

シャル「ハースニール!」


10数本のナイフが敵に放たれ直撃した


「アアァァァァァッ!」


そのうらにはもう一人敵がいた


シャル「うそでしょ?!」

「アアァァッ!」

ルーシー「無限の弾丸(インフィニティガン)!」



無数の弾丸がシャルティアの前の敵に被弾した


ルーシー「危なかったわね、まさかの後ろに居たとは思わなかったわ」

シャル「本当だよぉ〜、びっくりしちゃった」


アルマ「みんな、大丈夫?」


そこにファントムブレードを手にしたアルマが向かって来た


シャル「うん、大丈夫だよ、アルマは大丈夫?」

アルマ「うん、何ともないよ」

ルーシー「そっか、良かった」

アメル「でもリリアとエレミアがいないよ?」

シャル「まだ、戦っているのかも……!」

ルーシー「まずいよ、リリアはともかくエレミアの能力は武器破壊、武器を持ってないやつらに対しては不利だよ……」

アルマ「そんな、急がなくちゃ!」

3人「うん!」


四人は急いでリリアとエレミアの元へ向かった

一方、リリアとエレミアは異能力者まがいと応戦していた


エレミア「はぁぁぁっ!」


エレミアは鎗を敵に向かって振るうが、見切られ避 けられてしまう


「アアァァァッ!」

エレミア「くぅっ………(私の能力が全然通じない……っ!)」


「アアァァァッ!」

エレミア「しまっ……!」


エレミアは異能力者まがいに不意を突かれよろけていた そこに異能力者まがいの攻撃が襲いかかろうとしていた


「アアァァァッ!」

エレミア「きゃっ……!」

アルマ「………はぁぁぁっ!」

「ギャァァァァッ!」


エレミア「…………えっ?」


エレミアが目を開けるとそこには焔を纏ったブレイバーを手にしたアルマが立っていた


エレミア「アっ……アルマ!」

アルマ「大丈夫?エレミア、怪我はない?」

エレミア「うぅっ………アルマァァっ!」

アルマ「わっ?!エレミア?」

エレミア「怖かったよぉぉっ」


エレミアはアルマに抱きつき泣き出してしまった


シャル「……アルマ〜、大丈夫〜?」

アルマ「あっ、シャル!大丈夫、エレミアも大丈夫だよ」

シャル「………えっとぉ、どうしてエレミアはアルマに抱きついているの?」

アルマ「私がエレミアを助けたら、抱きついて泣いちゃったの」

エレミア「ぐすっ……………」

シャル「そっか、」

リリア「……まったく、手こずらせるわね」

アルマ「リリア!……って、わっどうしたのその傷!?」

リリア「ちょっとね、私と戦った異能力者まがいが思ったより、強かったわ」

アメル「待ってて、今治療するから」

リリア「ありがとう、アメル」

アメル「キュアレイ!」


優しい光がリリアを包み傷を修復した

そこに学院長先生がやって来た


学院長先生「いやぁ、お見事だよ!」

アメル「が、学院長先生?!」

学院長先生「いやぁ、実にすばらしい!違う能力同士で補う……すばらしいチームワークだ」

リリア「学院長先生、さっきの異能力犯罪者まがいの中に異能力レベル4が一人居ませんでしたか?」

学院長先生「むっ………」

他5人「「「「「レッレベル4?!」」」」」


リリアがレベル4の異能力者が中にいたことを学院長に告げた


リリア「どうなんですか、学院長先生」

学院長先生「その通りだ、リリア君」

リリア「何故?…そのようなことを?」

学院長先生「それは君達を試したかったのだよ」

アルマ「試した?それでリリアは怪我をしたんですよ!?」


アルマは怒鳴るようにして言い放った


リリア「ちょっと、アルマ!落ち着きなよ」

アルマ「落ち着けるわけないじゃない!」

学院長先生「本当に、すまなかった」

アメル「学院長先生?!」

学院長先生「私のせいでリリア君を怪我させてしまった………本当にすまなかった」

リリア「いいですよ、学院長先生、頭をあげてください、傷の方も大丈夫ですし」

アルマ「リリア!?」

リリア「いいのよ、アルマありがとうね、私の事心配してくれて」

アルマ「えっ?あっ、ううん気にしないで!私とリリアは友達じゃない」


シャル「アルマ〜、私は友達じゃないの?」

アルマ「ううん!シャル達も大切な友達だよ!」

シャル「ほんとー?やったー」


学院長先生「……………この子達なら、今襲い来る災厄から世界を救えるかもしれん」


こうして、異能力者チーム結成と模擬訓練は幕を閉じた

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