ファルサナ家の進級パーティ
第一話です
感想、誤字脱字等ありましたらお願いします
――これは、魔法と異能力が一般化になってきた頃のお話――
ママ「アルマー、朝ごはんだよー」
ママの声だ、
女の子「はぁい、今いくよー」
私、アルマ・ファルサナは魔法学校に通う小学四年生
制服に着替えてから階段を降りて、リビングへと向かう
ママ「おはよう、アルマ」
アルマ「おはよう、ママ」
この人が私のママ
いつも優しい私の自慢のママです
ママ「アルマ、今日は始業式だけでしょ?」
アルマ「うん、そうだよ」
ママ「お母さんも今日は早く帰れるから進級パーティーしよっか?」
アルマ「本当?わーい、楽しみぃ〜」
ママ「だから寄り道しないで帰ってくるんだよ?」
アルマ「はぁい」
そんなこんなで話ながら食事してたら登校の時間になった
アルマ「あっ、そろそろ行かなきゃ」
ママ「行ってらっしゃい、アルマ」
アルマ「行ってきます、ママ」
私の通ってる学校――ミュールシア魔法学院初等科――今日から四年生です クラスはあの子と一緒がいいな――
「アールマっ」
突然の呼び掛けに驚いた
アルマ「ひゃっ…………リリア?」
そこにいたのはリリア・ラタトスク 私と同じ今日から四年生
アルマ「もうっ、びっくりするじゃないっ」
リリア「ごめんごめん、アルマはクラス分け表見た?」
アルマ「ううん、まだだよ」
そしてアルマはクラス分け表を見に行き、自分のクラスを探した
アルマ「えっと、アルマ…………アルマ………あっ、あった……ん?」
アルマは自分のクラスを見つけたが、自分のクラスにある名前を見つけた
アルマ「ねぇ、リリア………私、リリアと同じクラスなんだ?」
リリア「うん、そうだよ?」
アルマ「やったぁっ!」
リリア「そんなに嬉しい?」
アルマ「うん!リリアと話したいことたくさんあるんだもんっ」
リリア「そっか///」
リリアはアルマが言った言葉に頬を赤らめた
アルマ「あ〜、リリア赤くなってる〜」
リリア「う、うるさい!ほら、教室に行くわよ!」
アルマ「あっ、リリア待ってよー」
アルマとリリアは二人で教室に向かった
先生「それでは、一年間よろしくお願いします」
クラス一同「「「よろしくお願いします!」」」
始業式を終えて、先生と挨拶を交わす
先生「では、皆さんには自己紹介をしてもらいます」
えっ!嘘ぉ〜考えてないよ〜
先生「じゃあ、後ろから二番目のメーリングさん」
シャルティア「はっ、はいっ!」
先生に指されて驚いてたけど焦らず答えた
シャルティア「シャ、シャルティア・メーリングです、よろしくお願いします」
パチパチパチパチ……
拍手が起こった
先生「じゃあ、次は一番前のあなた!」
と指されたのが髪の毛にピン止めをしてる女の子だった
アメル「えと、……アメル・ファンロッタです、よろしくお願いします」
パチパチパチパチ……
「……」
先生「じゃあ、次、窓側の赤毛のポニーテールの女の子!」
先生に指されていたのはアルマだった
リリア「ちょっと、アルマ!あんたよ!」
アルマ「えっ!わ、私?」
先生「そうよ、アルマさん」
そう言われて、あわてて自己紹介した
アルマ「あっアルマ・ファルサナです、普通にアルマと呼んでください」
パチパチパチパチ……
った………
他の子が自己紹介して、それなりに進んでいった
それから、1時間後
始業式を終えた、魔法学院では―――
自己紹介が終わり、アルマとリリアは図書館にいた
アルマ「あ、ママからメールだ」
リリア「なんか急ぎの用事?」
アルマ「ううん、早く帰って来るといいことがあるよーだって」
リリア「へぇそうなんだ」
アルマ「ママが私の好きな物買ってきてくれたのかな〜」
リリア「そうだといいわね」
アル「うん、リリアは借りる本決まった?」
リリア「まだよ、早く決めちゃいましょ?」
アルマ「うん!」
本を借りてアルマは自宅に着き、玄関のドアをあけた
アルマ「ただいまー」
ママ「アルマ、おかえり」
アルマ「ママ、ただいまー」
ママ「おやつが出来てるから手洗って着替えてきなさい」
アルマ「はぁい!」
手を洗い、着替えてリビングへと向かう
アルマ「おやつー、おやつー……」
そこに居たのはアルマのパパだった
パパ「おかえり、アルマ」
アルマ「パパ!」
アルマはパパに抱きついた
パパ「おーおー、甘えん坊だなアルマは」
アルマ「えへへ」
そこにママがやってきた
ママ「あら、アルマ、甘えてないでおやつ食べなさい」
アルマ「はぁい!」
アルマはパパから離れ、自分の椅子に座った
そして、おやつを食べ始めた
パパ「アルマ、美味しいかい?」
アルマ「うん!」
ママ「アルマ、ほっぺにクリーム付いてるよ」
アルマ「ほんと?」
ママ「拭いてあげるからじっとして」
アルマ「はぁい」
アルマはママにほっぺに付いたクリームを拭いてもらっていた
アルマ「ん〜、おいし〜」
ママ「あら、本当?」
アルマ「うん、美味しいよ、このシュークリームとか好き!」
ママ「ありがとう、アルマ」
パパ「アルマ、今日はどんな本を借りてきたんだい?」
アルマ「えーと、魔法の本だよ」
パパ「そうか、難しい問題があったら教えてあげるからね」
アルマ「はぁい、ありがとう」
そしておやつを食べ終わっていた
ママ「アルマ、少し勉強するの?」
アルマ「うん、少し宿題もあるし」
ママ「そう、終わったらママのお手伝いしてね」
アルマ「はぁい、ママ」
ママ「それじゃ、頑張ってね」
アルマ「うん!」
アルマは二階に上がっていった
ママ「ねぇ、パパ?アルマの能力の事なんだけど………」
パパ「あぁ、投影の事かい?」
ママ「うん……」
パパ「大丈夫、アルマももうあの能力はコントロールできるようになったんだから心配はいらないよ」
ママ「…そうね、心配いらないわよね」
投影能力……それは異次元から武器や召喚獣を何の儀式も無しに手元等に出現させる能力の事
アルマは異例で武器のみしか出現出来ないのだが、出現させられる武器も三種類と限定されている
パパ「私たちがアルマを信じてあげよう」
ママ「そうね」
パパ「そろそろ食事の準備をしよう、ママ手伝うよ」
ママ「ありがとう、パパ」
パパとママは二人で夕食の準備を始めていた
アルマ「へぇ、魔法にも色々な魔法があるんだ」
アルマは、宿題が終わり借りてきた魔法の本を読んでいた
アルマが本を読んでいると一階から美味しそうな匂いがしてきた
アルマ「ん〜っ、いい匂い〜………お腹空いちゃった」
アルマは本を読むのをやめ一階に下りていった
ママ「アルマ、勉強終わったのかな?」
パパ「終わったんじゃないか」
とそこにアルマが入ってきた
アルマ「お腹すいたぁー」
ママ「もうすぐ出来るから、アルマはテーブルを拭いておいてね」
アルマ「はぁい」
そんなこんなで夕方 アルマの進級パーティーがはじまった
アルマ、パパ、ママ「いただきます」
アルマ「わぁ、これおいしい!」
ママ「そう?良かった、それ私が作ったんだよ」
アルマ「すごいおいしいよ!」
ママ「たくさん食べてね」
アルマ「うんっ!」
パパ「ママ、料理の腕あげたね」
パパがママの料理を食べながら言った
ママ「ありがとう、ちゃんと勉強したんだ」
パパ「へぇ、すごいなママ」
ママ「ほっ褒めすぎだよ、パパ(うぅー照れるよぉ…)」
アルマ「でもママの料理すごいおいしいよ」
ママ「ありがとう、アルマ」
アルマの頭を撫でてあげたそしたら甘えてきた
話ながら食べているとあっという間に食べ終わった
アルマ「ふぅー、お腹いっぱ〜い」
ママ「おいしかった?アルマ」
アルマ「うん!とてもおいしかったよ!」
ママ「ありがとうアルマ」
アルマ「それじゃ、魔法の練習してこようかな〜」
ママ「あ、アルマちょっと待って」
魔法の練習をしようとしたアルマを呼び止めた
ママ「アルマは今日から四年生だよね?」
アルマ「?そーだけど?」
パパ「魔法の基礎もほとんど出来てきた、だからそろそろ投影能力のリミッター外していいんじゃないかな」
アルマ「ほっ本当?」
パパ「実は、今日申請に行ってきたよ」
パパはアルマにリミッターの事を話していた
アルマ「外してみていい?」
パパ「うん、いいよ」
…………
アルマ「あれ?安定してる……」
パパ「そうだよ」
アルマ「私の魔力が強くなったの?」
パパ「そう、強くなったんだよ」
アルマ「良かったぁー!」
パパ「良かったな、アルマ」
アルマ「うん!」
ママ「ねぇ、アルマ?」
アルマ「なぁに?ママ」
ママ「アルマの能力って特別なの」
アルマ「特別?」
ママ「そう、アルマの能力の特徴は召喚獣を出現させることができなくて武器もしようできるのは三種類なの」
アルマ「武器は知ってるよ、私がよく覚えてるから」
ママ「そっか」
アルマ「でも、召喚獣は知らなかったなぁ」
ママ「そうなの?」
アルマ「うん、全然知らなかったよ」
パパ「アルマが強くなれば、投影能力も強くなるからね」
アルマ「うん!ねぇ、今から投影を試していい?」
パパ「あぁ、いいよ」
三人は庭に出てきていた
アルマ「じゃあ、始めるよ」
ママ「うん、頑張ってねアルマ」
パパ「頑張るんだよ」
アルマ「うん!……………ふぅー」
アルマは深呼吸をしてから集中した
アルマ「投影……ファランクス!」
アルマの右手の前にある球体から槍型の武器が形成された
アルマ「よしっ!成功!」
パパ「続けて二つ目の武器にいってみようか」
アルマ「うん!」
すると球体が現れ、ファランクスが消えた
アルマ「すー……はー………投影ファントムブレード!」
今度は刀型の武器が形成された
アルマ「やった!」
ママ「アルマ、大丈夫?」
アルマ「うん、まだ大丈夫だよ」
パパ「じゃあ、最後の武器にいこうか」
アルマ「うん、………はー」
アルマが一度に深呼吸をして投影に備えた
アルマ「投影…………ブレイバー!」
球体から大剣が形成された
アルマ「やったぁー!」
パパ「すごいぞ、アルマ!」
ママ「頑張ったね、アルマ」
アルマ「うん!ありがとう!」
こうしてアルマの進級パーティは幕を閉じた
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