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作者: 霜月満月

雨が私を叩く。

空を見上げると次々と水滴が降ってくる。

ネズミ色をした雲から降ってくる。

私に向かって降ってくる。


この雨は私にとってどんな雨だろう?


気持ちが良い雨?

鬱陶しい雨?

恵みの雨?

天災の雨?

涼しい雨?

蒸し暑い雨?

洗い流してくれる雨?

憂鬱な雨?

涙を隠してくれる雨?

涙を誘う雨?


いくら考えても分からない。

だから私は目を閉じて聞いてみる。

耳を澄まして聞いてみる。

雨の音を聞いてみる。


地面を叩く音。

草木を叩く音。

金属を叩く音。

水溜まりを叩く音。

車を叩く音。

ガラスを叩く音。


私を叩く音。


不意に私を叩く音が止み代わりに別の音が聞こえてきた。

傘を叩く音?


目を開けるとそこには青い色の傘があった。

私が濡れないよう後ろから傘が差してあった。

雨は傘を叩く。

傘は雨に叩かれ音が鳴る。


私は後ろに振り向いた。

傘が差されている方へ。

濡れた瞳を開いて。

真っ直ぐ顔を上げて。

精一杯背伸びして前を見た。









果たしてこの雨は私にとってどんな雨になるのだろう。








雨の日って色々な気分になりますよね。

普段は鬱陶しい気分になりますし、傘を忘れたことに気が付いた時なんて最悪ですね。Σ(ノд<)

でも雨の中走ってたりすると案外雨に濡れることが嫌じゃなかったりします。

そんな時思ったことを書いてみました。


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