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4話
はぁー
めんどくさくなる前にもうこのまま返信しないでおこう!
と風呂で決意した
のだが…
『愛さん?』
『寝ちゃいました?』
『んー寝たにしてはまだ22時ですけど』
『まーなーさーん』
いや、そんなに送られたらなんか申し訳なくなるじゃん
『お風呂入って寝るところなんでまた今度ということで』
これで安心
ブブッ
『りょーかいです!また明日撮影に行った時に会いましょ♡』
わぉ…すごいじゃん
積極的すぎない?
うん、明日は絶対に関わらない
なんか怖くなってきてる
こんなグイグイくる子は初めてかも…
んー?
でも、なんでそんなに私に興味あるんだろ?
32歳独身、見た目はボーイッシュなチビ
良いところなくない?
はぁ…いや、そもそも私に好意を持ってる前提が間違ってる?
だとしたら痛くない?
なんか私、やばいやつじゃん
それでも、睡魔には勝てず最後に見た時計は22時48分だった
アラーム音が鳴り響く
無造作にアラームを止め、改めて朝が来たことを呪う
「今日も仕事かぁー」
寝ぼけながらもベットから降りて仕事の準備を始める