表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

2話

朝隈愛の仕事は至ってシンプル

車の整備士

女性の整備士は今の時代、少なくはないが多くもない

力仕事がメインだし、かなり汚れる

そんな仕事の密着をして何が面白いのだろうか


玲「はい!本日の撮影はここまで!また明日伺います」

えっ?今日だけじゃないの?

ただでさえ忙しいのに疲れる

聖「愛さん」

小さな声で呼ばれた私が振り向くと聖がにこにこしながら

聖「あとで連絡しますね」

といい残してそそくさと帰って行った

部長「朝隈さんおつかれー」

といって私のお気に入りのカフェオレを渡してくる部長

愛「この埋め合わせはしてもらいますからね!あと、1日だけ密着取材じゃないんですか?」

部長「あぁ密着取材は今日だけだよ?明日は店内とかの素材を撮影するらしい!」

愛「あぁなるほど」


なんとなく先に言っとけよと思ったがまぁいいか

愛「私、片付けとかしたら上がりでいいですか?」

部長「いいよ!定時過ぎてるのに逆に申し訳ない」


やっと帰れる

なんか怒涛の1日だったな

蘭「愛!呑み行かない?」

今朝、二日酔いで死んでたのによくもまだ呑みにいけるな

愛「今日はやめとくわ」

そう言って車のエンジンをかけた

蘭「りょーかい!じゃあおつかれー」

愛「おつかれー」


さて、会社から家までは車で15分くらいだが今日は疲れたので一瞬で帰ることにします。

信じられないと思うが私にはいわゆるテレポート的な能力がある

この力を使えば15分の家路を3秒にできる

愛「疲れたー」

ソファに雪崩れ込みながらふと思い出した

あの子、可愛かったな

海堂聖ちゃんだっけ?

どっかで見たことある顔なんだけどあんな背が高くて美人を忘れるわけない


ブブッ


スマホが鳴る

『愛さん!今日はお疲れ様でした!』


嘘でしょ?ほんとに連絡してきたの?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ