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0話

この世界には存在しないものがたくさんある

目には見えないけど存在するものもある


ただその存在を手に入れたくても手に入れられない

そんな世界の話なのかもしれない


この物語には果たして存在意義はあるのか





全ては偶然が引き起こしたあの日から始まる


「ゔぅ…頭痛いわ」

私、朝隈あさくま まなは前日の飲み会にて絶賛二日酔い&寝不足にて体調は最悪

しがない会社員である私は仕事に行く準備をするしかない


仕事の準備を終え車に乗り込む

会社近くのコンビニで砂糖たっぷりのカフェオレを買い会社に向かう

まだ誰も来ていないみたい

真っ暗な会社の喫煙所でカフェオレを飲むのが朝のルーティンである


「おはよー」


そう言って入ってきたのは同僚の斉藤さいとう らん

こいつはとにかくうるさくて喋りまくるお調子者だが今日はとても静かだ

なぜならこいつも昨日の飲み会で二日酔いだからだ


蘭「二日酔いだよね?」

愛「絶賛二日酔い」

蘭「やっぱりね、昨日の飲み方は尋常じゃなかった」


飲み会は会社の新年会だったわけだが蘭が失恋したこともあり飲み過ぎたようだ


蘭「二日酔いなのに会社のPR動画の撮影で来客あるのとかしんどすぎ」

愛「私たちまだ酒臭いと思うよ」

蘭「イケメンが来てくれたらテンション上がるのにな」

愛「それはそう。とりあえずもうすぐ朝礼だから戻ろ」


そう言って2人で事務所に戻る

朝礼が終わる頃

「こんにちわ、今日はよろしくお願いします」

そう言ってPR動画の撮影部隊が続々と入ってくる


「朝隈さん!一緒に対応してくれる?」

そう言って部長は客室に入って行った

えっ?なんで?担当違う子じゃなかったっけ?

蘭「愛?どうしたの?行かないの?」

愛「担当違う子なんだけどなんで呼ばれたのか…」

蘭「部長の気まぐれじゃん?いつもそうじゃん」

そう言われしぶしぶ客室に向かう


コンコンコンッ

「失礼します」

客室には部長の他に3人座っていた

「今日はよろしくお願いします

今回の動画撮影のプロデューサーの立羽たつば れいと申します

今回はこちらの会社のPR動画ということで1日密着取材をさせていただきます

密着する方はこちらの方でよろしいですか?」


そう言いながら私は見る


えっ?どういうこと?

私の密着なの?知らないですけども…

愛「部長!どう言うことですか?私そんな話聞いてませんけど?」

部長「ごめんごめん!言ってなかったっけ?何となく朝隈さんが良いかなと思っちゃって」


と悪びれもなく言ってくる部長に拳が出そうになるがぐっと我慢だ、相手は思いつきとフィーリングで人を振り回す天才であるが一応は部長だ


玲「今回はカメラマンとアシスタントもいますので一応、紹介します

隣に座っているのがアシスタントの七瀬ななせ しょうです」

翔「よろしくお願いします!」

七瀬くんはとても元気だな、二日酔いの頭に響く

玲「それでその隣のそっぽ向いてるのがカメラマンの海堂かいどう せいです」


海堂はそう言って紹介されたのにも関わらず頭すこし下げるだけで挨拶を済ました


いや、態度悪すぎでしょ、一応相手もいるんだしよろしくお願いしますくらい言えっての

と少し嫌な印象を持った


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