熊神町の呪い【旧作】
MAPLE PROJECTに伴うアカウント再編により、みっぷる先生から名義変更し、再投稿した作品になります。
本作品は、13話で構成されていた旧作を短編小説として一冊にまとめたものになります。
内容については、変更はありません。
本作品は某マイクラ鯖で展開したイベント「熊神町の呪い」を、一部ストーリを変更して小説にしたものです。
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...
「元の居場所に...」
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...なさい」
...起きなさい」
「はよ起きやがれ!」
...非常に悪い目覚めだ。
もう少し落ち着いて起こしてもらえないものか...
文句を口にする幼馴染を横目に、私は重い体を起こす。
時間は...まだ15分もあるじゃねーか。あと10分は寝れるだろ。
とはいえ、もう一度寝たら次は何されるかわからないし。
そう思いながら、眠い目をこすり支度をする。
...にしても、よくわからん夢だったな。
「お、やっと来たようだね。」
「あぁ、まだ眠いけどな。」
「あんだけ寝ててまだ眠いとか、ほんと信じられない!」
「まぁまぁ、いつものことじゃんかぁ」
「せっかく早く来てくれたんだし、早く行こうよ。遅れちゃうよ。」
「早く来たって..こいつが起こしに来ただけだろ...」
「はぁ!?あんた今日なんの日だと思ってるの?」
...
...そうじゃん。完全に忘れてた。
この町には、古くからの言い伝えがある。
詳しいことはよくわからないのだが、
昔、この町では大災害がたびたび起きていてそのたびに人々は困っていたらしい。
その災害を鎮めるために、なんかよくわからん神様に拝んで
その結果、災害がなくなった。
みたいな感じらしい。
そして、その神様にお礼の気持ちとこれからの繁栄を祈って毎年、熊神高校の生徒がお供え物をしに行くことになってる。
なぜかはわからないけど、大人たちはこの日のために盛大に準備をしていて、
そんな日に遅刻なんてしたら、先生がなんていうか...想像もしたくない。
だから、みんな今日はいつも以上に早く行こうとしているのか...
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絶望的に暇すぎる。
誰が好んでよくわからんおっさんがよくわからん言葉をよくわからん神に言っている姿を永遠と見せられなきゃならねーんだ。
早く帰って寝たい...
寝たい...
ねた..い
そういえば、さっきの夢変だったな...
よく覚えていないけど...
「もとのいばしょに...?」
とか言ってたっけ...
誰が言ってたのかもわからないし...
なんだ?あの夢は。
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「ねぇ、肝試ししない?」
「突然だな。急にどしたん?」
「いやさ、熊神様の言い伝えでさ、熊神高校にも熊神様に関する話がいっぱいあってね、」
...あの神、熊神様っていうんだ...だから熊神町で、あそこは熊神神社なのか...
「...だからさ、行ってみない?」
「まぁ、楽しそうじゃない。」
「確かに、この夏あんま夏らしいことで来てないし、いいかもねぇ」
「でしょ!じゃ、今度の週末ね。あ、アイク、学校のカギよろしく☆」
「えぇ、また俺かよ...ったく人使いが荒いんだからマイは...ほんとに」
「いいでしょ、別に。それに一番そういうの得意でしょ?」
「まぁな。」
...いつの間に肝試しに行くことになってるし。まあ、たまにはいっか。
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...また、始まるのかよ。
...いい加減何回やらせれば気が済むのよ....
「お、全員そろったな」
「今日はルナの方が遅かったな」
「なによ...なんか文句でもあんの?」
「べっつに~」
「ぐぬぬ...ま、いいわ。一番遅かったのに変わりはないし。」
「ま、別に遅刻したわけじゃないしな」
「そうやねぇ。じゃ、いこっか。」
今日はついに肝試しの日。
夜の学校って、なかなか行くことができない貴重な機会だから、少しわくわくしてる。
肝試しって言っても別にそんな怖いことはないだろう。
今回は何も仕込みはしてないだろうし...してたら普通に先生にばれてるだろうしな。
「よし、じゃあ学校の中に入ろうか。えっと、鍵かぎ~学校のカギはどこだっけ~」
...
「えっと確かこのポケットに...ってあれ?」
...
「鍵、ない...」
「はぁ!?」
「あんたなにしてんの?」
「ポンコツなのは知ってたけどまさかここまでとは」
「あ~あ、やらかしたね、アイク。」
「まぁ、そんなこともあると思いまして、裏口をさがしておきました!」
「おぉ!」
「さすがマイ!」
「やっぱ持つべきものはマイだな」
「どっかのポンコツさんとは大違いわね」
「...ぴえん。」
まぁ無事学校に入れるようだけど...今更だけど、普通に考えたらさ
これ、見つかったらやばくね?
ということで、ここからいろんな意味でびくびくする肝試しの始まりはじまり~
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「まぁ、まずは私たちのクラスからよね~」
「いや、教室入るためのカギないんだからまずは職員室いかなきゃじゃね?」
「あ、たしかに!どっかの誰かさんのせいで余計な手間が増えたわね~」
「...ぱおん」
「さすがにこの時間なら先生たちもいないだろうし、急いでかっさらってこう!」
ちなみにうちの学校、鍵を全部職員室で管理しているくせに、夜の間職員室の鍵閉めないっていう謎の風習があるらしい。
泥棒とか入ったらどうするんだよ...てか、入られてるよたった今。泥棒じゃないけど...
「どこ行くか決まってないし、マスターキーの方がいいよ」
「そうやなぁ」
ということで
==我々一行は、熊神高校のマスターキーを手に入れた!==
「じゃ、今度こそ私たちのクラスでも行ってみるか。」
「そうやなぁ」
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<熊神高校 2-2>
「まぁ、流石に私たちの教室だし特に変わったものは...なんだこれ」
「んーなんかの雑誌のかけらかなぁ」
「うわ、なんか怖そう...」
「都市伝説系の雑誌なのかなぁ」
「ま、誰かの忘れものかゴミだろう」
「いやいや、もしかすると魔物とかがおいていったのかもよ。とりあえずもっとこう☆」
==アイクは、雑誌のかけらを手に入れた!==
「んじゃ、次どこ行く~」
「やっぱ肝試しと言ったら理科準備室とか美術準備室?」
「どっちも四階だし、四階を順番に回っていくか」
「さんせ~い」
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<四階 廊下>
「ねぇ、あそことかよくない?」
「あぁ、四階雑庫?」
「確かに、何かありそうだよね」
「もしかして、今度のテストとかあったり...ってそれは教科準備室の方が可能性高いか...」
「そもそも先生たち、まだ作ってないでしょ...一か月も先だよ?」
「確かになぁ...」
「よし、じゃあ入るか」
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<四階 雑庫>
「ん、何かでっかい機械があるなぁ」
「ほんとだ、どんな機械なんだろ」
「ここ、何か書いてある」
「えっと...」
[����́A�N�}�J�~�T�}�̗͂�g���ĉߋ��̂�̂���߂��@�B�ł��B�g���ɂ̓Z�C���C�m�n�`�~�c���K�v�ł��B]
「んーなんて書いてあるかわかんなぁい」
「試しにさ、さっきの雑誌のかけらでも入れてみない?」
「まぁ、何も起こんないだろうけどな」
==アイクは機械に雑誌のかけらを入れて、スイッチを押した==
ギギ--ゴーゴ----ガーゴ
ギギ--ゴーゴ----ガーゴ
辭顔・樊ァ倥?蜉帙r菴ソ逕ィ縺励∪縺吶?
==アイクは、都市伝説の雑誌を手に入れた!==
「え?」
「なに...これ...」
「まじか...」
「さっきの雑誌のかけらが...復元された?」
「いやいや、普通にありえんし...雑誌の自販機とかじゃないのか?かけらとお金間違えたみたいな...」
「ちょっと読んでみるか...」
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熊神町でおこる謎の現象...[熊神町の呪い]とは?
最近、この町の住民が姿を消しているらしい。ここに残る住人は数少ないらしい。
この町で何か起こっているのか、我々の調査班も向かってみたのだが、調査班は一人残らず消えてしまったのだった。
///この先は復元されませんでした///
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「復元されませんでした?やっぱり、復元されたのかな...」
「てか、熊神町って...ここじゃん」
「でも、こんな事件聞いたことないし、町の人もたくさんいる...」
「昔の話なのかな...」
「でも、この町の歴史にもこんな事件はなかったはず...」
「じゃあ、なんなんだろう...」
謎の機械と、謎の雑誌...
何故この学校にこんなものがあるのか...
アイクが言ったように...ほんとに魔物とかが用意したものなの...
いやいや、現実的に考えてありえないし...
でも、実際に起こっている...
多分、これは夢なんだよ。ちょっと長い、悪い夢。
多分そう。てか、きっとそう...
==謎の鈴の音が聞こえた...==
そうよ。これは悪い夢。でも、本当は夢じゃないかもしれないわね。
【後書き】
本作品は某マイクラ鯖で展開したイベント「熊神町の呪い」を、一部ストーリを変更して小説にしたものです。
【いいね】
-件
------------------------- エピソード3開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
3話:肝試しの夜 後編
【本文】
【熊神高校 p.m. 10:30】
<四階 雑庫>
「とりあえず...ほかのところも行ってみる?」
「そうだな。」
「じゃあ、美術準備室とかどうかしら?」
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<四階 美術準備室>
「ここが、例の噂の舞台かぁ」
「あの噂が本当なら...これがその絵画よね。」
「...本当に見てみるのか?」
熊神高校に関する都市伝説はたくさんある。
その中でも特に有名なのが「美術準備室の絵画」の話だ。
美術準備室の奥にある、たくさんの絵画が積まれた机。
そこに不自然に立てかけられたその絵画は、昔熊神高校の生徒が描いた絵らしい。
基本的に、生徒が描いた絵は生徒に返されるのだがその絵だけはなぜか学校に残ったままらしい。
しかも、学校の備品情報の中にその絵画に関する情報がなく、いったい誰が描いたのかも、なぜここにあるのかもわかっていない。
一部の生徒がその絵画を見ようと頑張ったらしいが、成功したものは誰一人いなかった。
美術準備室の鍵は、いま私たちが持っているマスターキー、もしくは美術の先生が持っている特別な"赤い"鍵しか開けられないのだ。
マスターキーはもちろん、その鍵も生徒が持ってはいけないものとされている。
美術準備室は、美術部の生徒でも入ったことがない部屋なのだ。
「あぁ、ここまで来たんだから。」
「うぅ...怖いけど...見てみたいかも。」
普段強気なマイがおびえるレベルの絵画。
それもそのはず、この都市伝説は一部の人の間でこんな見解が示されている。
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【---"熊神町"に関する--情報 No. 96 - ----------------- - ランク 1 】
熊神町が栄える前。 (---------"-----"------)
---------------ユイは、心身を病み狂ってしまった。その結果、自身の血で絵を描いていた。
ユイが彼女の友人によって見つかったとき、彼女は絵を完成させた。
彼女は友人に「今までで一番の絵がかけた」という趣旨の発言をした後、その命を絶った。
なお、その絵画の管理は一時的に熊神警察が行っていたが、その後--------回収され、現在は熊神高校美術準備室にて-------------管理されている。
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「じゃあ...」
アイクは絵画に手をかけた。
すると、絵画は消滅した。
「え...」
「まじで...」
「もうやだ...なんなのよこの学校は...」
「もう帰ろうよ...」
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立て続けに不可解な現象に巻き込まれた私たちは、帰ることにした。
一体なぜ、こんなことになってしまったのか。
それは誰にもわからない。わかるはずもない。
過去のものを復元できる機械、存在しないはずの絵画。
一体、この町には何が隠されているんだ?
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通信ログ No.9635
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現在、対象の五名を目視した。
これより、追跡を開始する。
なお、既に現実への干渉が確認されている模様。
状況に応じて、*************を開始する。
...通信が傍受されている可能性があるため、以降の連絡はカナよりユイに送信される。
________________________________________
対象は既に、管理物A及び機密情報に触れた可能性がある。
各マチへの被害もサポーターより確認されている。
早急に対処すべき事案と考えられる。
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Adimin No.222へ 本部より
対象をマチ No.9へ輸送せよ。
手段は問わない。
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了解...
全職員へ告げる、
これより、戦闘パターン9を宣言する...
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<熊神高校 職員室>
「...これでカギは元の場所に戻った...さあ、急いで帰ろう!」
誰も反応しない...
それだけ恐怖でいっぱいなのだろうか...
「...?」
「あそこ、人が...いない?」
「もうやめてよ...急いで帰ろうよ...」
...
...
ん?
何かゆれ...
「地震だ!」
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2022年 07月 23日 午後10時22分
熊神町を震源とする地震が発生する。
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<熊神町>
「いてて...あれ?」
「ここ、どこだ?」
「確か私たち...学校で肝試しして..」
「それで...帰ろうとしたら地震に...」
目が覚めたこの場所がどこかわからないが、少なくともいえるのが
私たちが住んでいた町ではない...
「ん、ここ町の名前が書いてある...えっと...く、ま、が、み、ま、ち...熊神町...」
どうやら熊神町ってところに飛ばされたらしいな...って
「熊神町って私たちの町と同じ名前...でもこんな町...知らない...」
一体、どうなっているのか...
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【後書き】
本作品は某マイクラ鯖で展開したイベント「熊神町の呪い」を、一部ストーリを変更して小説にしたものです。
【いいね】
-件
------------------------- エピソード5開始 -------------------------
【第2章】
2章:熊神町 No.9 (旧熊神町)
【エピソードタイトル】
5話:謎の町と謎の屋敷
【本文】
一体、ここはどこなんだ。
初めて見る建物、初めて見る道...
でも、名前は「熊神町」
昔の...熊神町...なのか?
「早く、元の町に戻らないと...」
「でも、どうやって?」
「こんな時間だからかもだけど、人の気配がしないんだよね...誰かに聞くこともできなさそうだし...」
「あの屋敷、怪しいな...」
「何か、ヒントがあるかもしれないし、行ってみようよ!」
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<屋敷【蜃ェ逵溷、「】>
「誰かいませんかー?」
...
...
...
「誰もいない...のかな?」
「んじゃ、おじゃましまーす!」
こういう時のアイクの行動力はすさまじいものがあるな。
「にしてもかなりおおきな屋敷だね。」
「もしかして、お宝があったり...って今はそれどころじゃなかったね。」
そうそう。私たちは今、もとの町にもどる方法を探していたんだ...
「ねぇ、この本、何かヒントがありそうじゃない?」
「確かに...名前は読めないけど...」
「ちょっと見てみよう。」
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【先祖からの言い伝え】
ア ノ モ リ ニ ハ チ カ ヅ イ テ ハ イ ケ ナ イ
チ カ ヅ イ タ ラ ラ サ イ ゴ
ヒ ト デ ハ ナ ク ナ ル ダ ロ ウ
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「いや、怖いな。」
「あの森...どの森なんだろう。」
「ん?なんか紙が挟まっている...」
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熊神高校 第三学年 第二回定期テスト
教科:数学
点数:0....
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「なんとなく察するわ。」
「この世界にも熊神高校があるのか」
「もしかすると、そっちの方は何かがあるかも!」
「よし、行ってみよう!」
<熊神町 NO.9 熊神高校>
「ここがこの町の熊神高校かぁ」
木造2階建て、古びれたその校舎はなんだか異様な空気を発していた。
何故かわからないが、ここに何かがありそうな気がする。
「で、どうやって入るの?」
「実は、さっきこんなの拾ったんだよね。」
マイは何かの鍵を取り出した。
鍵には「クマカミコウコウのカギ」と書かれていた。
「おー!」
「流石マイ!」
「多分これを使えばはいれるんじゃないかな?」
「よし、やってみよう!」
「クマカミコウコウのカギ」の鍵穴にさした。
鍵が開いた音がした。
「お!」
「やった!」
「よし、行ってみよう!」
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<熊神町 NO.9 熊神高校_一階>
「私たちの校舎とは全然違うね...」
「ここが職員室っぽいね。」
「何かあるかもしれない!見てみよう!」
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<熊神町 No.9 熊神高校_職員室>
「ん?何か紙が落ちてきたよ。」
「熊神高校改修工事に関するお知らせ...はぇー校舎建て替えるんだ。」
「...この時代で改修しただけだからね...」
「...よし、読んでみよう。」
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【熊神高校改修工事に関するお知らせ】
現在の熊神高校は、老朽化が進み場所によっては崩壊が始まっているところもあり、非常に危険である。
また、先月起こった例の事件によって生徒のみならず、生徒の保護者や教員からも建て替えを希望する声が多い。
これは、校舎を一新するいい機会だと思う。
...ついでに、生徒立ち入り禁止の二階に眠るあいつも、完全に封印してしまおう...
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「あいつ...? 二階に何かあるのか?」
「確かに、さっきちらっと見えたけど二階の階段、封鎖されてたよね」
「一体、何があるのかしら。」
「行ってみる?」
行くしかないだろう。
<熊神町 No.9 熊神高校 階段>
「ここが二階への入り口か...」
「でも、どうやって入るの?」
「うーん...」
「ちょっとヒントになりそうなものがないか探してみようか...」
「じゃあ、みんなでばらばらに探すか。」
ということで、今私は一人。
二階へ入る方法を探せって話らしいけど...そんなものあるか?
まぁ、こういう時は適当に歩いて何もなかったわぁっていうのがベストだよなぁ。
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<熊神町 No.9 熊神高校 校長室>
ここは...校長室かな?ちょっと豪華だし。
あれ?でも学校で一番豪華なのは応接室だっけ?まぁどこでもいいや。
さすがに誰かにばったり会って何もしてないのばれたらいやだし、
ちょっと探すふりでもしとくかぁ。
...
...
えーっと...
なんか怪しい書類の束を見つけてしまったんですが...
「??カ*--*.9*_*ログ =222= 」
ちょっと読んでみるかぁ...読めるかわからないけど
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【熊神駅に関する噂話】
熊神駅には、時々ダイヤに載っていない列車が来ることがあるらしい。
そういえば、この前の少女の失踪事件の時も、謎の列車の目撃情報があったらしい...
クマカミサマ...んなわけないか...
あれは空想の物語だし...
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【**年度 熊神町を震源とする地震に関するデータ】
**年度 7/23 22:22
熊神町を震源とする地震が発生した模様。
市街地の方には特に目立った被害はなかったが、森林部は重大な被害を受けたようだ...
...あの森にも被害がおきたのなら、かなりまずい状況かもしれないな...
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【クマカミサマに関する書物】
クマガミサマ(仮称)には、時間を操る能力があるとされている。
また、その力を使えば過去の現象をなかったことに、あるいは架空の現象を作り出すことも可能とされている。
が、ただの空想にすぎないだろう。
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【管理ログ -222】
今日は定期管理の日。
例の絵画、そろそろ移動しないといけないわね。
あとは、二階のあいつ。
そろそろ次の町に移しちゃおうかなぁ...
そろそろNo.9にも人が入るだろうし。
次移すなら...No.**かなぁ
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長かったけど、結論は二階に行くより駅に向かうべきって感じなのかなぁ...
てかさ。
みんな、どこ行った?
みんな...どこに行ったの?
さっきまで一緒にいたはずなのに...
やっぱ、別々に行動するべきじゃなかったんだ...
とりあえず、探さなきゃ!
でも、どこを探せばいいの?
何かヒント.....
...もしかして。
私はあのことを思い出した。
その記憶が確かなのであれば私が向かうべき場所は、
「熊神駅」
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<熊神町 No.9 熊神駅>
やっぱり。
謎の電車、来ていたんだ。
「熊神町には、古い言い伝えがある。
昔、この町は何度も大災害に見舞われた。
町の人々は、この災害から町を守るために
熊神神社に祀られている神様、クマガミサマにお供えをした。
クマガミサマにお供えをした翌日、四角い何かが森からやってきて、
それ以来、災害に見舞われることもなく町は発展していった。」
その、四角い何かがこの電車ってことだろう。
ここまでひらめけたことに自分でも驚いている。
仲間のことになると馬鹿力が出せるのはいつでも同じだな。
私は、その謎の電車に乗った。
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<謎の電車>
ん?
何かが落ちている。
これは...アルバム?
どこかの卒業アルバム...とかかな?
ちょっと、見てみよう。
っと、さっそく手紙が挟まっていた。
読んでみるか。
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私は、孤独。
一人寂しく、相手が来るのを待つ。
私が消えれば、物語も終わる。
私が、物語のエンディングを決める。
でも、こんな生き方望んでない。
物語の結末を決めるんじゃなくて、
物語を続ける、続けさせる生き方がよかった。
そうだったら、愛しの人を殺める必要もなかった。
そうだったら...よかったのに...
あなたがいない物語なんて、私にとってはつまらない。
でも、あなたの存在は物語に関係ない。
ここで私が消えれば、何もかもが終わってしまう。
私は、どうすればいいの?
誰か...教えてよ。
(手紙と一緒に、抱き合う二人の写真が入っていた。)
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私は、アルバムのページをめくる。
そこには写真と、文字が書かれた付箋があった。
_________________________________________
【付箋1】
真波さん
海軍基地前で出会った海軍の方。
彼から教えてもらったうどん屋は、今でも通ってしまうほどおいしかった。
(戦艦の前でポーズを撮る二人の写真)
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【付箋2】
"二人"のドラゴン
ドラゴンと人間のハーフ的な存在らしい。
今も元気に過ごしているといいんだけどなぁ...
(東屋?のような場所で写真を撮る三人の写真)
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【付箋3】
牛嶋さん
"この町"に来たときに、親切にしてくださった方
茶色いパーカーの日と赤いパーカーの日があって、印象的だった。
(大きな桜の木の前で写真を撮る二人の写真)
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【付箋4】
陽菜さん
"この町"で出会った女の子
私よりも機械に詳しくかった...もっと私も勉強しないとなぁ
(果ての公園でポーズをとる二人の写真)
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【付箋5】
浦崎さん
建築デザイナーの方
彼の作った建築物は、どれもおしゃれで住んでみたかったなぁ。
(古びた屋敷の前にいる二人の写真)
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【付箋6】
環さん
私と誕生日が一緒の方
性格もちょっと似ていたかな?
(大樹の前で写真を撮る、二人の写真)
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【付箋7】
手塚さん
鉱石や宝石の趣味を持つ方
彼のコレクションはどれも素晴らしかった。
(真っ黒の部屋の前にいる二人の写真)
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【付箋8】
和嶋さん
この町で一番のお金持ちの方
でもとても気さくな方で、話していてとても楽しかった
(大きなお店の前で写真を撮る、二人の写真)
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【付箋9】
凪さん
いろんな方から人気がある方
あまりお話できなかったけど、とても可愛らしい方だった
(商店街で写真を撮る、二人の写真)
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【付箋10】
南野さん
いろいろな場面で助けてくださった方
本当に、お世話になった方
(熱帯魚の水槽の前にいる二人の写真)
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私は、アルバムのページをめくる。
そこには、何かのスクリーンショットのようなものと付箋があった。
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【付箋 -】
私の思い出の場所。
"熊さん"が作ったこの世界。
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私は、アルバムのページをめくる。
そこには、殴り書きで文字が書かれていた。
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この町を...守繧後↑縺九▲た。
私縺ョ螟ァ蛻?↑縲∵?昴>蜃コ縺瑚ゥー縺セったこの町を...
生き残ったの縺ッ縲∫ァ√□け。
ねぇ縲∝屁郎。
君だ縺代?縲√◎縺ー縺ォ縺?※...縺上lるよね?
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私は、アルバムのページをめくる。
アルバムは、終わりだが裏表紙に何か貼られていた。
____________________________________________
熊神町 No.9の処分に関する報告書
対象は、既に[***黒塗り***]によって占拠された模様。
よって、現時刻をもって熊神町 No.9を凍結する。
対象に存在するシステム[RAGI]も、凍結する。
対象にいる構成員およびAdminは、速やかに退避せよ。
なお、今後の監視はシステム[GORO]によって行われる。
____________________________________________
「やっと、たどり着いたのね。」
「でも、もう遅いわ。」
「あなたが、壊したのだから。」
==============================================
電車が、止まった。
ドアが、開いた。
私は、恐る恐る電車から出た。そこには、”見慣れた”熊神駅があった。
私達がいた町の熊神駅は、最近建て替え工事があった。その工事によって今までの古臭い駅舎が、都会の街にあるようなおしゃれな駅舎に変わったのだった。この駅の建て替え工事を筆頭に駅周辺の再開発を行って、熊神町をリニューアルしよう!としているらしい。
しかし、今私の目の前にあるのは幼少期からたくさん見て、たくさん使ってきたかつての駅舎だった。
私は、「何故古い駅舎なのか」という疑問を頭に抱えながら改札を通る。
...私が抱えている疑問は、他にもたくさんあるけれど。
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<熊神町 No.?? 熊神駅前>
うーん...見たことあるような、見たことないような...
今いる町が、私達が居た町と言われればまぁそうかも知れないけど、
にしては知らない建物が多いような...
例えば、今目の前にある駅前公園、これは私達の居た町にもあった。
でも、その横に立っているビル...これは見たことない。
一体、ここは何なんだ?過去とも言えないし、かといって未来とは思えない。
こんな、カオスな世界に何故、連れてこられたのだろう?
てか、みんなはどこにいるの?
てっきり、あの電車でみんながいる場所に連れて行ってもらえると思ったのに。
やっぱり、うまく行くわけなかったか。
私は、この町について調べるために目の前のビルから探索を始めることにした。
<熊神町 No.?? ATビル>
っと早速何かが落ちている...
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【**年度 熊神町を震源とする地震に関するデータ】
**年度 7/23 22:22
熊神町を震源とする地震が発生した模様。
市街地の方には特に目立った被害はなかったが、森林部は重大な被害を受けたようだ...
...あの森にも被害がおきたのなら、かなりまずい状況かもしれないな...
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あの森...ねぇ。
熊神町にある森といえば、熊神神社の奥にある森くらいしかないよね。
あの立ち入り禁止になっているところ。
昔からあそこ、怪しいと思ってたんだよ。
この辺の探索が終わったら、行ってみるか。
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【通信ログ No.963】
久しぶりに来たわね、もう来ないかと思っていたのに。
やっぱり、あれが原因なのかもしれないわね...
早めに対処するべきなのに、なんで上のやつらは...
【後書き】
本作品は某マイクラ鯖で展開したイベント「熊神町の呪い」を、一部ストーリを変更して小説にしたものです。
【いいね】
-件
------------------------- エピソード10開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
10話「熊神神社の奥に潜む、謎の森」
【本文】
一通り探索は済んだようね。
でも、結局手がかりは何もなかった...
わかったのはこの町には色々なのデザイナーによって設計された家がたくさんある...ということくらい。
特にこの町について、なにかわかるような情報は一つも見つからなかった...
じゃあ...行ってみるか。あの森に。
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<熊神町No.-- - - - -ノ - ->
熊神神社の奥にある森には、様々な噂がある。
最も有名な噂に、あの不気味な絵画を描いた少女がこの森によく立ち入っていたというものがある。その少女は、この森に狂ったように通っていてその結果、精神を病んだのではないかというのが、最近の通説である。
そのことから、あの森には近づいては行けないと言われている。
その森に、いまから行くのよ♪
っと、考えているうちに着いちゃった。
夜というのもあるだろうが、この神社...というか森は物々しい雰囲気を漂わせている。
一体、ここで何があったのだろうか。
すると、後ろから声がした...
「ねぇ...ここで何してるの?」
11話 カノジョから見たこのマチ...
【本文】
久しぶりだなぁ...このマチ...
もう来ることはないと思っていたのに...
でもまたこれて良かった...
だって、もう一度やり直せるかもしれないんだもん。
「対象はGoro - System Type-Trainによって熊神町No.21に移動中です。
...またやるんですか?」
まぁ、そうなるだろうね。
でもいいきっかけじゃない?
この町を取り戻す、きっかけになり得るんだからさ。
「はぁ...そこまでこの町に思い入れがあるんですか...
あきちゃんに嫉妬されちゃいますよ。」
…たしかに、まぁ大丈夫でしょ。
「これだから能天気さんは...」
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<熊神町 NO.21 -熊神駅- >
[Goro-System-logs][Admin-No.222] >>> 対象を発見。追跡を開始
[Goro-System-logs] Aki_ch >>>了解。こちらから対策本部に伝えておきます。
[Goro-System-logs][Admin-No.222] >>> 了解。感謝する。
「...あまり長文をかけないとはいえ、流石に素っ気なさすぎません?」
そうか?
そんなことより、そろそろそのビルに入っていく頃かな?
「また話そらされた...
まぁ確かに、対象はまだ気づいていなからねぇこの事実に」
あぁそうだな。
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<熊神町No.21 -セイメイノモリ->
[Goro-System-logs][Admin-No.222] >>> 対象は管理地”セイメイノモリ”への侵入を開始。
[Goro-System-logs] Aki_ch >>> 了解。対策本部からの司令を送信します。
[Goro-System-logs] ファイル”Operations: KtW.txt”が登録されました。
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Operations: KtW.txt
対象を捕獲、もしくはワールド”現実”に転送せよ。
手段は問わない。
ただし、オペレーション開始前に開始宣言及び戦闘パターン1への移行宣言を行うこと。
留意点:時空乱流の発生が警戒されている。可及的速やかな対応を。
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この時空乱流は...あの時と一緒だよね?カナ
「そうみたいですね。恐らく。」
んじゃぁ...宣言しちゃいますか。
[Goro-System-logs][Admin-No.222]>>>
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Admin No.222より本部、並びに全職員へ通達
ただいまよりoperation KtWの開始を宣言する。
よって、戦闘パターン1へ移行。
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じゃあ、会いに行きますか...
「ねぇ...ここで何してるの?」
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後ろを向くとそこには一人の少女が立っていた。怪しい雰囲気の。
フードの付いた緑のパーカーに、ジーパン。そして腰辺りまである長い髪。
ここまでは普通の女の子の特徴だ。
しかし、たった一つだけで怪しさが異常なまでに増加する物があった。
それは...狐のお面をつけていることだ。
日常生活で見たことあるか?
例えば、スクランブル交差点ですれ違った人が狐のお面をつけてるとか...
転校生が狐のお面をつけているとか...
見たことがない。
まだハロウィンとかならいるかも知れないが、今はなんでも無いただの7月。
怪しすぎる。
そんな印象が顔に現れていたようで...
「突然話しかけてごめんなさいね。怪しいものではないわ。」
…いや怪しいです。
「まぁともかく、あなたはなんでここにいるのかしら?」
「友達を探しているだけよ。あなたには関係ないでしょ。」
「いやいや、関係あるよ。この森に近づこうとしているんだから。」
この森には、近づいてはいけない。そう言われているでしょ?」
「そんなの、ただの迷信でしょ?」
「ふふ、どうかな?
やっぱり似ているなぁ。」
「似ているって?」
「その目、その考え方。今までこの森で助けて来た人とね。」
助けてきた...人?
「この森の噂は本当だよ。まぁ、あの噂ほんの一部分にしか過ぎないけれどね。」
「気になるなら、見せてあげようか?」
「”クマカミサマ”の力を使えば、できるのよ♪」
そう言うと、彼女ははちみつ?のようなものが入った瓶を取り出した。
そして、そのはちみつを...舐めた。
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すると、私は”古い”熊神町に戻っていた。
「これがクマカミサマの力よ。」
「教えてあげるわ。あの森で何があったのか、そして私が誰なのか。」
「そして、あなたの友達が、今どこにいるのか。」
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[Goro-System-logs] Admin No.222との接続が途切れました。
「先輩...何があったの?
また、無茶してるんじゃないよね。
また...居なくならないよね...」
[Goro-System-logs] aki_ch >>> open Ragi-System
[Goro-System-logs] Ragi-Systemを起動します
[Ragi-System] シーケンス”Help No:222”を実行します。
[Ragi-System] Type-Coreを射出しました。
ここは、ある年の熊神高校。
歴史ある校舎と知識豊かな先生たち、そして仲の良い友達。
幸せな時間が流れている...はずだった。
あの事件が起こるまでは。
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【クマガミサマに関する書物】 【閲覧権限 Lv.5】
クマガミサマ(仮称)には、時間を操る能力があるとされている。
クマガミサマの力を使えば、過去や未来に行くことができ、
また過去の出来事をなかったことに、あるいは新たに作り出したり
できるとされている。
しかし、クマガミサマの力を使うためには「セイメイノハチミツ」が必要だ。
セイメイノハチミツの作り方は現在調査中であるが
噂によると熊神町No.9で起きた事件及び、言い伝えが関係しているとされている。
また、クマガミサマの力を使える人間は現在 Admin No.222、そして
HdW最高司令官であるNo.963のみとされている。
同時に、セイメイノハチミツを持つのもその二人だけということだ。
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【熊神町に残る言い伝え】
コノマチハノロワレテイタ
ミズノカミ、ヒノカミ、ツチノカミノイカリヲカッテシマッタ
ソンナトキ、アノモリ二イッピキノクマガアラワレタ
ソノクマハ、ハチミツトマチイチバンノビショウジョヲツレテクレバ
カミノイカリヲシズメテヤルトイッタ
ワタシタチハソノトリヒキニノリ、ハチミツトビショウジョヲワタシタ
スルト、マチノノロイハトケ、ヒトビトハシアワセニクラセタ
ワタシタチハ、コノクマ二カンシャノキモチをコメテ、
マチヲスクッタコノクマをクマガミサマトアガメ
クマガミサマガアラワレタモリヲセイメイノモリ、
セイメイノモリノマエ二クマカミジンジャヲタテタ
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「ねぇなんでユイはあの森にいっつもいるの?」
「んーあの森が好きだから?w」
「じゃあなんで好きなの?」
「んーいっつもいるから?w」
「それ答えになってないよw」
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「ユイ!ここにいたのね...」
「やっと...描けた...私がかける最高傑作...」
「...」
「行かなきゃ...そろそろ」
「待って。どこに行くの?」
「モリに行かなきゃ...」
鈍い音がなった。
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私は彼女を救えなかった。
近くに居たのに、気づいてあげれなかった...
…なんで私は生きているんだろう。
彼女が居ないのに。
彼女のこと、わかってあげられなかったのに...
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「世界の平和...?」
「あぁ、そうだ。私達は、この世界...いや存在するすべての”セカイ”を平和にする。
君も、私達のことを手伝わないか?
君の大切な友達も、助けてあげられるよ。」
「ユイのことは助けたい。でも、私合わせる顔が無いよ...」
「なら、君は彼女とともに行動してもらおう。
彼女は[***Admin No.222***]。私と一緒にこのセカイを守っている。
君は、彼女のサポートとして頑張って欲しい。」
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「...でも、サポートなら肉体は必要ないな。
必要なのは、意識と...
君の生き血だ。」
鈍い音と悲鳴が鳴り響いた。
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【カコノキオク】
熊神町の言い伝えは、悲惨な現実を産んだ。
未曾有の災害に襲われた町人たちは、クマカミサマに縋った。
そのために、町一番の美少女を捧げる必要があった。
セイメイノハチミツには美少女の血が必要なのだ。
過去の言い伝えで、クマカミサマは森に現れたとされている。
ならば、その森に美少女とはちみつを捧げればいずれクマカミサマが現れ、
この町を救ってくれると。
しかし、森にそのまま少女を放置していると逃げられるかもしれない。
そう考えた町の人々は、少女を生き埋めにした。
彼女は、最後の最後まで美しい笑顔だったそうだ。
しかし、その笑顔も虚しく、災害は収まらなかった。
町の人々は、災害が収まらない理由を彼女が原因とし、怒りの矛先を彼女に向けた。
その後、一時的に熊神町が地図から消える程の大地震が起こった。
今の熊神町に過去のものが無いのは、そのせいだとされている。
しかし、地震が起きてもそのまま残り続けた熊神神社とセイメイノモリ、
そして、熊神町の言い伝えはいつしか都市伝説として噂されるようになった。
“セイメイノモリは、亡くなった少女の亡霊が漂う場所。”
“あのモリに近づけば、呪われ、少女と同じ運命を辿る。”と...
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「いろいろ見てもらったわね。
でも、あなたが見たいのはこれかしら?」
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<熊神町 No.9 熊神高校 二階>
そこには、謎の祭壇があった。
そこに...一人の子が磔になっていた。
「この子、誰だと思う...?」
そう言われて、ハッとした。
その子の隣には”赤い”絵がおいてあった。
…それも不気味な。
「この子は、ユイ...?」
「そう。ユイ。そして今はYui-Support」
「なんで、磔にされているの?」
「ん-司令の趣味?とかかなぁ?」
「えぇ...」
「だって...わざわざここに保存しておく必要がないんだよ。」
「私の肉体なんて、普通に捨てられましたしね。」
「...そっか。あなたも...」
「そうよ。自分が殺されているのを見るのはなかなかえげつないわね。」
「ごめんて...」
「そういえば、二階に眠るあいつをどこかに輸送するみたいなのをどっかで見た気がするんだけど...?」
「あぁ、あれは当時ここの校長...っていう設定の司令がここの校舎を改築するときに、どこかに移転しないとバレちゃうから別の場所に移動しようとしただけよ。
当時は、ここに魔物が眠っているって都市伝説が広まっていたから司令がいたずらでこう書いたらしいわw。」
「へぇ...」
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「そういえば、あなたたちは結局、なんなの?」
「...それも説明してあげてなかったわね。」
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私達は、すべての世界の平和を維持するための組織”HdW”
正式名称は Hüterin der Welt
この世界はいくつもの世界が複雑に絡み合って存在している。
その世界同士の調和を保つのが目的。
世界には二種類ある。
一つは、”ワールド”と呼ばれるもの。
もう一つは、”マチ”と呼ばれるもの。
その二種類ある世界の調和が崩れると、すべての世界が危険になる。
一つでも欠ければ、すべてがなくなる。
それを防ぐために、私達がいるのよ。
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「ちょっと難しい話だったかしら?」
「まぁ...ちょっとは...」
「どちらにせよ、あなた達とはもう関わることも無いと思うわ。
また、問題が起こらなければの話だけど...」
「...つまりお別れってこと?」
「あぁそうね。そろそろ”ノイズ”もひどくなってきたし、
カナ、ワールド”現実”への転送の準備を始めて。」
「了解しました。」
「今から、あなたを元の世界に戻してあげる。
その先の世界で、お友達とも会えるはずよ。」
「転送準備完了しました。」
「それじゃ、また会う日まで。」
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「元の居場所へ」
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目覚めるとそこは、自分の部屋だった。
夢...だったのかな?
夢にしてはリアルだったような...?
ん...? この感覚、前にもあったような..?
< 終:|| >
熊神町の呪い、最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
作者のみっぷる先生です。
初めて小説という形式で文章を書いてみました。
自分の欠点が見つかるいい経験になったと思います。
この小説は、ごろごろ鯖で展開したイベント「熊神町の呪い」をたくさんの方に見てもらいたく作成いたしました。
もともとが参加者との双方向性のあるものだったのを、小説という一方向の媒体に置き換えるのは自分には難しく、難解な部分が多々あったと思います。
自分の実力不足です。本当に申し訳ないです。
小説の悔いは小説でしか果たせないと思うので、また別の作品でリベンジしたいと思います。
今度は、全部オリジナルで作りたいなぁ...
さて、この小説を投稿するにあたってご協力頂いた方々に感謝を申し上げたいと思います。
まず、この小説を作るきっかけになったイベント「熊神町の呪い」の舞台になったマインクラフトサーバー「ごろごろ鯖」の鯖主様と運営様、並びにイベントに参加していただいた鯖民の皆様、本当にありがとうございました。イベント外でもお世話になりました。これからもよろしくおねがいします。
続いて、様々な場面でたくさんサポートしていただいた鰺株のみんな!ほんとサンキューです!小説に勝手に登場させてすみませんでした!w 今度みんなで人狼やりましょ♪
そして、私がごろ鯖で活動するきっかけを作ってくれた白ちゃん。普段はなかなか伝えられないけどいつも感謝しています。ありがとね。
みっぷる先生として活動するに当たってアイコンを描いてくれたり、様々な視点からアドバイスをくれたへべけれママ、いつもありがとうです!いつかお礼します!w
最後に、この小説を見ていただいたすべての方に感謝を。
これからもみっぷるの作品を楽しみにしていただけると嬉しいです。
2022.12.6 - みっぷる先生
MAPLE PROJECTに伴うアカウント再編により、みっぷる先生から名義変更し、再投稿した作品になります。
本作品は、13話で構成されていた旧作を短編小説として一冊にまとめたものになります。
内容については、変更はありません。




