2,キャアアア シャベッタアアア!!?
って誰?!と声がした方を見ると、
金色のサンダルが宙に浮いていた。
本日二度目の思考停止・・・・・・・・・・・・
いや、サンダルがしゃべる訳ないよね。浮いているのも何かで吊られてるだけだよね。
うん、そうに違いない。
他に誰かがしゃべっているに違いない。もしくは自分の幻聴か。むしろそうであってほしい(願望)
「私が喋っているのですが」
あーあー聞こえないったら聞こえない。
「私の話を聞いてくだ」
最近寝不足気味だったからなぁ。頭がイカれ始めてるなぁ。
「少しでいいから聞」
とりあえずもう一回素数唱えるかぁ。
「聞けって言ってんだろうが、こんちくしょう!!少しぐらい現実と向き合え!!」
パコーン
サンダルに叩かれた。痛い。
考えたくなかったけど、これってこのサンダルが喋っているのか?
「最初っからそう言ってるだろうが」
「キャアアア シャベッタアアア!!!!!」
パコーン
また叩かれた。痛い。
これは本当にこのサンダルが喋っているっぽいな。
意思疎通は出来そうだな。
ここが何処なのかサンダルに聞くしかないのか?
サンダルに話しかける中年男性とかキチガイっぽくて嫌なんだけどなぁ。
「その点は心配しなくていいぞ、此処には俺とお前とソイツしかいないからな、誰かに見られることは無いぞ」
そういう問題じゃないんだけど・・・・というかさっきから自分心読まれてません?
「そりゃあ俺は神器だからな、人間の心を読むなんて造作もないさ」
と言って得意そうなサンダル。何故サンダルの感情がわかるのかは自分でも謎だ。というか神器って?
「おっと、これ以上は俺の主人から聞いてくれ」
主人?主人って何処にいるの?
「あー、わからないかぁ まあ仕方無いか
そこで土下座してる幼女が俺の主人だぞ」
・・・・えぇぇぇ!?
読んでいただいた方はコメントしていただけると幸いです。