1,白い部屋
初投稿の作品です。
投稿は不定期になると思います。
暖かい目で読んでいただけると幸いです。
目が覚めると一面真っ白だった。
いや、雪景色を見ているわけでも目が不自由なわけでも無い。
比喩では無く本当に全てが真っ白なんだ。
前後左右が無限に続いているようにも見えるし、すぐそこに壁があるようにも見える。
しかも自分自身は立っていると感じているが、地面を踏んでいる感覚が無い。
地面はあるのだろうか?と、ふと下を見てみると、
幼女が土下座をしていた。
思考が止まる•••••少し経って再起動し始めた。
えっ?!何故?何故自分は幼女に土下座されている?というかこの幼女誰だ?それはそうとしてこの状況不味く無いか?
見知らぬ幼女に土下座される成人男性(35歳)
駄目だ事案にしか見えない。
こんなところが誰かに見られたら反論の余地無く有罪だ。
どこかのクマくんみたいにパンダ色の車のお世話になってしまう。
とりあえず落ち着け自分。こういう時は素数を数えると良いと聞いたことがあるぞ。
えっと1,2,3,5,7,11,13,17,19・・・・後なんだっけ。
「続きは23,29,31,37以下略です。」
そうだそうだ、そうだった。じゃあ23,29,3・・・・って誰?!