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爆縮と体温の機知(4)

仲間

仲間という言葉を

簡単に使ったのだ

誰かの時間で浮かび上がった物語を

大切だと思ったなら

自分の時間が足りないことに

気がついてしまったからだ

それは知らない人と同じであり

でも同じ場所に居るという

確かな明かりを元にしている

ただ、それだけでありながら

誰かの救いになれば良いという

他力本願の中で

静かに燃えている

青いなどと

言ってはくれるな

年齢も性別も関係無く

いがみ合いも関係無く

それだけに注力出来る明かりだ

それを平和と言えないならば

その言葉の連なりには棘があるのだ


へどろを固めた壁を

重量のまま引きずりながら

どでかい物が裏側にあろうと

ポスターにも近い

お手軽感覚の配信が

無重力に映るように

そこに置かれていたとしても

無駄の権化を

神様みたいに崇めながら

いつか明かりが差すと思っていようと

知らぬまに打ち上がった

他人の力の波に乗っていようと

地盤だけを固めた

絶対派に彩られようと

関係無いのだ

真に関係無いのだ

それだけでは言い表せぬ

ただ単純な「仲間」という単語に

命を持たねばならない

いや、持てなければならない


朝が来て夜になるように

人が来て人が居なくなるような

単純な循環の中で

その上に立って言う意味に

力強さに

何かを思えなければ

言葉に何かを継ぎ足しても

きっと、記号になってしまう

優しさの生温さと

厳しさの冷たさを

用いるのは構わないが

そんな動きの外側にある

馬鹿みたいにある青さを

信用してはいけないのだろうか

上に立つなら立てば良い

真ん中で自由にしたいのなら

その通りにすれば良い

下の方で自らの色を

訴えれば良いし

誰の目に止まらなくとも

書けば良い

成し遂げたことより

今、していることを見れば

それを持って呼べば良い

誰一人として

無くなる事は無いのだ

戯言、狂言

らしいで終わるならば

考えは、そこで終わる

知らない、知っている

それも関係無い

一歩、踏み込んで言えば良い

馬鹿みたいに綺麗な青さで





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