表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/51

最高についている日



 美味しいサンドイッチの作り方。


 レタスを綺麗に水洗いします。そしてペーパーナプキンで水気を切っておきます。

サンドイッチ用のパンとハムと卵も用意しておきます。卵は殻をむきボールに入れ、砂糖、塩、マヨネーズで味を整えます。パンに柔らかく常温に出しておいたバターを塗ります。

 表面にレタス、次にハム、卵サラダをのっけて挟みサンドさせます。まな板の上で綺麗に切ります。お皿に三角に切ったミックスサンドを並べます。端っこにフルーツも乗っけます。完成です。


「いただきます」

口いっぱいにサンドイッチをリョウたんはモクモグと食べている。

「おい」

 アキラは顔をしかめている。

「何しにきたんだ?」

悪びれもせずにモゴモゴと答える。

「決まってるだろ?モーニングを食べにきたんだよ」

「基本的にモーニングはやってません。しかもまだ開店してないんだが?」

「まぁまぁ、そう言わずに。おつりはいらないぜ!!」

 リョウたんはテーブルに五百円玉をススッーと滑らせる。

「なぁ、なんでサンドイッチ?トーストでもいいだろう。めんどくさい」

「しょうがないんだ。俺はリカちゃんに火曜の朝ごはんはサンドイッチにするって約束したからな」

リョウたんはお代わりを催促する。

「リカちゃん?」 

 また出たよ、新しい女性の名前が。

 アキラは渋い顔をする。

「リカちゃんはいい奴なんだ。俺の話を最後まで聞いてくれた」

「マジか?」


 リョウたんの短くても三時間はかかる失恋ストーリを黙って全て聞いたというのか?リカちゃんはよほど広い心の持ち主か、もしくは無職か???




 そんな事を考えていると、追加注文が入る。

「アメリカンもくれ」

「おい……」

 すると、さらに追加注文が入る。

「僕にもモーニング一つ。コーヒーはブレンドで」

 キラキラという効果音付きで。

「おい、お前はなぜ優雅にカウンターに座っているんだ?」

 いたのかインテリメガネ。

「残念、今日店長はお休みさ」

 殴りたいな、この笑顔。


 俺はしぶしぶコーヒーを淹れることにした。

 ペーパーフィルターをひいて、お湯をくるくるまわしいれる。コーヒーの粉がプツプツ音を立てる。

「リョウたん、ところでマジで何しにきた?」

 すると、リョウたんが静かになる。

「あっ~、それそれ。前に腕のこと霊的な心配ないっていったけど、今朝からちょっと寒気がしてさ」

「えっ?」

 ドキリと心臓が高鳴る。

「それって、また増えてないか?」

「俺は悪意というか、寒気を感じる。霊でないと思うが何か強い怨念。生霊の類のような気がして、ちょっとお前の様子を見にきたんだよ」

「マジかよ」 

コーヒー入れる手が止まり、危機感を感じた。

 

「おっと、憑いてますね、アキラくん」

 空気の読めないインテリメガネがキラリとポーズをつけて俺にウインクしてくる。

 

 


 殴りたいこの笑顔。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ