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冒険者になろう

お互いに少し話し合ったところで、街に向けて歩き始める。


「そういえば名前を聞いてなかったな、俺はひびきっていうんだけど」


まぁ名前だけでいいだろう


「私の名前は、ラーナよ。ご主人様」


自己紹介もおわりとぼとぼと歩いていると街の門が見えてきた。

門番の近くまで行くと門番に話しかけられる


「街に入りたいのか?なら税金を払ってもらわなければ入れないぞ」


お金がいるのかあいにくと俺はびた一文さえもってない


「ラーナお金とかもってないよな?」


たぶん無いとは思うがとりあえず聞いてみる


「持ってるわけ無いじゃない、私、奴隷なのよ?」


予想通りの答えが帰ってきた

どうしようかと思いながらとりあえずいくらか聞いてみる。


「話を聞いたがそっちの子は奴隷なんだったら税金はかからないから、お前だけだな200リーンでいいぞ」


聞いたことの無い単位だな

お金がないとなにも始まらないなと、お金の子とを考えているとまた、手が光始める

手を開けてみると何枚かの銀貨が出てきていた

ヒカリガ消えると同時に体の力がいきなり抜け立っていられなくなる。


「おいおい、大丈夫か?」


門番が声をかけてくる。ラーナの肩をかり立ち上がって出てきたお金を門番に渡す。


「こんなにも要らない、あとは返す」


そういって門番は2枚の銀貨をポケットにしまい返してくる。


「この水晶に手を当ててくれ」


言われた通り手をかざす。


「よし、感染はしていないようだな通っていいぞ

次はその奴隷の子だ」


ラーナが言われた通り水晶に手をかざす

その時、嫌そうな顔をしていた。


「おいおい、こいつ悪魔の子供じゃねーか

変な疫病神を連れてくんじゃねーよ」


ラーナの正体がわかると門番の態度が豹変し怒鳴り付ける。


「急にどうしたんだ?悪魔の子だったらなにか問題あるのか?」


急に切れる意味がわからないので訪ねてみる


「は?覚えてねーのか?5年ぐらい前俺ら人間は悪魔達のせいで人工の3分の1が殺されたんだぞ、俺の友人もだそいつらの子供なんだろ,憎んでいるやつなんて俺以外にも大勢いるぞ」


あぁそういうことだったのかそれは怒鳴るかもしれないが・・・


「ラーナは関係ないだろ、俺たちに怒鳴って何になるんだ」


「は?関係ないだと?こいつの親父もそこにいたかもしれないだろ悪魔なんて皆同じだよ、そいつも大人になって強くなったら人間を滅ぼしにくるかもな」


「お父さんはそんなことしないわよ、他の悪魔とも仲が悪かったんだから、そのせいでお父さんは・・・」


はじめは強い口調で反論していたラーナだったが、途中でぽろぽろと涙をこぼし何かを思い出してしまったようだった。


「まぁまだ信用したわけじゃないが、奴隷なら反乱することもないか、通っていいぞ、ただ忠告しておく宗教関係のやつには気を付けろよ、俺より嫌っているやつがいて過激なやつも中にはいる、ばれないようにしろよ」


門番はとりあえず納得したみたいだった。


「忠告感謝します」


一言言い残し門をあとにする


「言ったでしょ嫌な思いをするわよって、やっぱりおいていった方が・・・」


ラーナは俺の袖をつかみうつむきながら話す。


「なにいってんだ、あんなの気にしない、あとお父さんだが探しに行くか?」


「ありがとう、でもいいわ。もう、この世にはいないし」


「すまない、じゃあ俺がお父さん見たいに思ってくれそしたら迷惑とか気にしないだろ?」


元気がなさそうなので少しおどけてみせる。


「ばっかじゃないの」


ラーナの横顔が少し笑顔になった気がした。

さて、これからどうするかまずお金を稼がなくてはいけないな。


「なぁ、どうやってお金を稼げばいいと思う?」


とりあえずラーナに訪ねてみる


「さっきから思ってたんだけど、どうしてお金を持っていないの?お金がないのに私を買ったの?」


痛いところをつかれる特になにも考え無しに引き取ってしまったが早くなんとかしないといけないだろう。


「すまん、なんにも言い返せない」


「あーぁ、私のご主人様は甲斐性なし見たい

冒険者になれば稼げるわよ、一様私も魔法が使えるし

ね」


そうか、冒険者かそれもいいかもしれないどうせ商人とか農民なんてなれないしな

近くにいた人にギルドの場所を聞き

冒険者になるための手続きを済ませるとギルドカードが発行された。

ギルドカードにはスキル欄があった

クリエイト、剣術lv1、アイテムボックス

書かれているのはこの3つ剣術は前に剣道をやっていたからだろう。アイテムボックスとクリエイトはよくわからないが、アイテムボックスはそのままの意味だろう


一方ラーナはというと

闇魔法lv3、火魔法lv2、水魔法lv1、雷魔法lv1とあった


「すごいでしょ、苦労したんだから」


ラーナは自慢げに胸をそらせている


「ご主人様のは見たこと無いスキルね、さっきのお金はクリエイトってスキルで出したの?」


水魔法もなかったし、クリエイトスキルだろう


「たぶんそうだと思う、アイテムボックスでは無いと・・・」


アイテムボックスと言ったところ目の前にアイテム一覧が出てくる。


・銅の剣

・一般市民の服

・乾パン


アイテム持ってるじゃねーか、しかも乾パンってなんだよ、1つだけおかしいだろと突っ込みをいれつつ乾パンという文字を触ってみると乾パンが出てくる


「おぉー便利だなこれ。食べるか?」


出てきた乾パンのふたを開けラーナに渡す


「食べていいの?ご主人様のでしょ?」


ラーナは受け取った乾パンを返そうとつきだしてくる


「いいよ、食べてお腹減ってるでだろ?」


「うん、ありがとう」


たまにきつい言葉を行ってくるけどいい子だな

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