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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

親子丼

作者: 暑い夏は大嫌い

あの家には、悪霊がいると聞いて、はるばるやって来た。


門扉と玄関の扉は、得意技ですぐ開いた。夏に閉め切った家は、暑くて堪らん。とりあえず、一階の窓は全開、すぐに二階に上がる。二階の窓も全開にしようとすると、すぐに悪霊が襲って来た。先ず、母親、美味しそうな匂いを撒き散らして襲って来るが、下半身から喰らい、頭までの上半身を喰らい尽くす。既に肉体は、失われた悪霊だが、悪霊としてのエネルギーが我が輩の大好物。特に女の悪霊は堪らん。次に、変な鳴き声をする幼児、いっぺんに呑み込む、幼児は柔らかくてとろける美味だ。


母と子の悪霊だったが、悪霊を食べる妖怪の我が輩にとっては、最高の親子丼、美味しくいただきました。これで、不動産屋から謝礼金は貰えるし、美味しい悪霊は喰えるし、まさに一石二鳥だ。今日は、7月29日、土用の丑の日、鰻ならぬ悪霊を喰えて満足満足。暑いから、次回は井戸の中の悪霊でもいただきましょうかね。涎が垂れるのは、早いかな(笑)。

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