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光る道を捉まえて  作者: 相上園
9/17

7 ★

 

     ★

 

 白くて大きな建物の、白くて小さな部屋から、その願いは聞こえた。

 だから、ぼくはやって来た。

 その願いの持ち主は、ぼくを見ても驚きも怪しみもしなかった。

 ただ大きな眼でじっとぼくを見ていた。

 求めていた。

 そして、ぼくは言った。

 君の願いを叶えに来た、と。

 すると、その願いの持ち主は、すごく喜んだ。

 まだ願いは叶っていないのに、とても喜んだ。

 それから、笑顔で、ありがとう、と言った。

 何度も、ありがとう、と言った。

 なんだか、ぼくまで嬉しくなった。

 ぼくは、笑った。

 

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