表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Real Role Playing  作者: Unknown
第1章:文化祭
2/13

謎の少女

あの夢を見てから数日が経過していた。

あの少年は学校にいた。

彼の名前は秋山(あきやま) 海斗(かいと)。地元の公立高校に通う高校1年生だ。


「海斗! 面白そうな企画見つけたから見に行こうぜ!」


海斗の友人が話しかけてきた。

彼の名前は鈴木(すずき) 和也(かずや)。海斗とは小学校のときからの友人である。


「......ああ、いいよ」


「どうしたんだ? 文化祭だというのに元気がないぞ。悪い夢でも見たか?」


「まあな」


「どんな夢かは知らないけど、所詮夢だ。気にするな」


「別に気にしてないけど......」


(どうもあのときの電波時計の時間が気になる)


「とりあえず行こうぜ」


「うん」


そして2人は教室を出た。


「で? その面白そうな企画とは?」


歩きながら海斗が和也に聞く。


「ああ、高校(うち)のOBでゲームクリエイターになった人がいて、その人の話が聞けるらしい」


「マジで! 楽しみだな!」


「ゲーム好きのお前ならそういうと思った」


「お前だってゲーム好きだろう!」


そんな会話をしながらしばらく廊下を歩いていた。


お化け屋敷、双六、射的、迷路......各クラスが様々な思考を重ね作り上げた学級企画が所狭しと並んでいる。

そして教室の前では生徒が各々の学級企画を宣伝している。


そんな中、キーホルダーを売っている女子生徒が海斗に声をかけた。


「秋山君。キーホルダーはいかが?」


海斗はドキッとした。

そしてその少女の顔を見た。


(......誰だ? この人? なんで俺の名前がわかったんだ? ......もしかして制服のどこかに名前があるとか......)


そして海斗は自分の体を見回した。しかし、名前は見つからなかった。


すると


「買う買う! 1個ちょうだい! 海斗ももちろん買うよな?」


和也が言った。


「うん......俺にも1つ」


「150円になります」


2人はそれぞれお金を払った。


「はい、どうぞ」


そして少女はキーホルダーを2人に手渡した。


「ありがとうございました」


「あ、あの......なんで俺の名前がわかったの?」


海斗が少女に聞いた。


「私のこと覚えてない?」


「えっと......」


考え込む海斗。


「おい海斗! 時間ないから早く行くぞ!」


和也が言った。


「ああ、わかった」


海斗はうなずきながら言った。


「って事でごめん。また今度」


海斗はそう少女に言うと和也と一緒に走り出した。


そして数分後......


「着いた。あの教室だ」


「君たち、先輩の話を聞きに来たのかい?」


教室から1人の男子生徒が出てきた。


「はい、そうです」


和也が答える。


「では、中に入ってくれ。座席は特に決まってないから適当に好きな席に座ってくれ」


そして2人は中に入った。


中は暗かったが、普段の教室と変わりなかった。

ゲームクリエイターの人の話が聞けるという割には人が少なすぎだ。

海斗達を含めて6人しかいなかった。


「先輩が来るまでもう少し待っててくれ」


そして男子生徒は教室を出た。




(さっきの女子......誰なんだ?)


海斗はあれからずっと考えていた。

すると、どこからともなく声が聞こえた


(Her name is Ami Sakuraba)


(サクラバ アミ? そんな人、俺の知り合いにいたっけ? というか何で英語なんだ?)


「なあ? 今、変な英語聞こえなかったか?」


海斗が和也に聞く。


「いや、俺は聞こえなかったぞ」


「そう......ただの空耳か」


「そういえば海斗。お前桜庭さんと知り合いなのか?」


「お前......今何て?」


「だから、お前さっきの女子と知り合いなのかって聞いてるの」


「その子の下の名前って"アミ"?」


海斗は恐る恐る和也に聞いた。


「ああ、彼女の名前は桜庭(さくらば) 愛美(あみ)だぞ。やっぱ知り合いなのか?」


「いや、知らない......そんな人」


海斗は震えながら言った。


(何なんだ......一体?)


「やあ、待たせたね」


教室に声が響いた。


「僕が高校(ココ)のOBの笹川(ささがわ) (みつる)だ。よろしく頼む」


OBと思われる人がさっきの男子生徒と一緒に教室に入ってきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ